ども、さんぺいです。
前回に引き続き、粟国村で沖縄そばが食べられるお店を巡りました。
人口は約800人の島ですので飲食店の数は限られており、しかもコロナ禍で複数のお店が、一部のテイクアウトを除き長らく休んでいたのです。
今回の訪問で、再開している店が増えてきたのを確認し、本格的にコロナが明けたことを実感しています。
当たり前に飲食店を訪問できて、食べて、笑えて、そんな「日常」のありがたみをあらてめて感じます。
粟国島は、沖縄県の離島で粟国村にあり、那覇市から北西約60kmに位置し、大きさは、7.63平方メートルほど、人口は約800人の島です。
島へ行く方法は、船と飛行機があります。
船だと、那覇市の泊港から2時間ほど。
ダイナミックな地形で、豊かな自然に囲まれた島です。
手つかずの自然がたくさん残されていて、景観がどこも綺麗。
ひとりでゆっくり過ごす旅先としてもお薦めです。
『丸三飯店』も『なびぃー』同様にすっと行きたかった店。
コロナ禍で長らくお店を休まれていたんです。
粟国島には3年間通っているのですが、訪問できたのは初めて。
店は、集落の中にあります。
粟国島の中では珍しく、駐車場も広めに確保されていてありがたい。
今の飲食店の中ではキャパも大きめです。
『丸三飯店』の店内。
簡潔で、清潔感があります。
沖縄では定番のオリオンビールのポスターが良いな。
余計な装飾がないので落ち着く。
席は、厨房回りのカウンター席があるほか、座敷席が多数あります。
『丸三飯店』のメニューです。
『飯店』との店名から中華料理の店かと思いきや、沖縄の郷土料理や、食堂の定番が揃っています。
みそ汁、ポーク玉子、ちゃんぽん、ちゃんぷるーなどの沖縄料理がラインナップ。
炒飯、麻婆豆腐があるあたりは、中華らしいですね。
沖縄そばは、ノーマルの沖縄そばを基本に、ソーキそば、てびちそば、野菜そば、肉そばが揃っていて食堂としては充実しています。離島の食堂でこれは凄い。
今回は、ソーキそば800円をいただきました。
ルックスも美しいソーキそば。
玉子焼きの黄色が鮮やか。
そして何と言っても、本ソーキの大きさ。
こんなに厚い、大ぶりの本ソーキは見たことがないレベル。
見た目からもう美味しい本ソーキそばです。
薄っすらと白濁したスープは、動物系の出汁が効いています。
コクがあって、ひと口ひと口飲み応えがあるスープ。
味つけは塩でシンプルに。
甘みがあってふくよか、旨味がすごくあるんだけど尖ったところがなくて円やかです。
麺は中太でほぼストレートの麺。
もちっとしていて、食べ応えもあります。
ツルっとしていて口当たりも良い。
玉子焼きは、彩を加えるとともに、良い口休めに。
さらに、スープを吸わせた玉子焼きも美味しいのです。
印象的だった本ソーキ。
大ぶりの本ソーキは、今まで食べてきたソーキの中でも最大級。
味つけは控えめで、濃すぎない。
優しいスープの味付けとのバランスの良いです。
骨付きの本ソーキにかぶりつくのが最高に幸せ。
豚肉は、硬さの具合も、味つけも、めちゃくちゃ好み。
こんなソーキに、粟国島で出会えるとは。
途中で、コーレーグースーも投入。
唐辛子が効いていて、良い出来。
芯は強いんだけど主張が強すぎることがないので飽きのこないスープ。
最高級な本ソーキ。
人口わずか、800人の島ですが、どこも沖縄そばはハイレベル。
粟国島は沖縄そばともゆかりのある島で、それが島の沖縄そばのレベルの高さに繋がっているのかもしれません。
大満足な一杯でした。