ども、さんぺいです。
今回は、那覇市松尾の『そば処~Hiro~ヒロ』を訪問しました。
名前を聞いてピンときた方は、かなりの沖縄そば通だと思います。
2023年10月まで、浦添市牧港にあるボウリング場内で営業されていたお店です。
現在は、喫茶店の『キッチンカノン』と一体的に営業されています。
『キッチンカノン』はお姉様が、『そば処ヒロ』を妹さんが別々で営まれていたそうですが、お姉様の都合もあり浦添の『ヒロ』を移転する形で一緒にお店をやることになったんだそう。
昨年11月に『ヒロ』が那覇市へ移り、ダブルネームでお店を営んでいます。
姉妹でお店をやるなんて素敵ですね。
この日も、姉妹揃って笑顔でお仕事されていました。
場所は、那覇市の浮島通り。
国際通り、公設市場や壺屋やちむん通りなどからも近く、古くからのアーケード街が周辺に連なっています。
場所柄、駐車場はないので、車の際にはコインパーキング利用になります。
レトロな喫茶店といった雰囲気の店内。
決して派手ではないお店で、市場の賑わいからも離れ穏やかな時間が流れています。
インテリアには、美術品も飾られていて素敵。
落ち着いた大人の店ですね。
ゆっくりとお茶を飲むのにも良いと思います。
席は、カウンター席にテーブル席、ソファや、小上がりの席もあります。
ひとりでフラッと訪れても良いし、会食での利用も。
注文は食券制です。
『そば処ヒロ』のメニューは、ノーマルの沖縄そばを基本に、三枚肉そば、本ソーキそば、軟骨ソーキそば、てびちそば、ゆし豆腐そばと定番のそばが揃っています。
正直言って、この規模のお店で、このラインナップは驚きでした。
ゆし豆腐と軟骨ソーキ両方が味わえる「ゆし軟骨そば」や、全部載せ的な「ヒロそば特盛」もあります。
サイドメニューには、定番のジューシーや軟骨丼も。
今回は、三枚肉そば850円をいただきました。
大きくて厚い豚の三枚肉が2枚、器を覆うように載っています。
盛り付けも美しい沖縄そば。
沖縄そば食べ歩きをしていると、どうしても評判に敏感になり事前情報が入ってくるので、先入観が避けられないのですが。
今回はほぼノーマークというか、情報ゼロに近かったのでパイルドライバーを落とされたような衝撃でした。
旨い・・・
ひと口啜っただけで、惚れてしまったスープ。
澄んだ見た目のとおり、クリアで雑味がないスープ。
スッキリとした後味ですが、深い出汁。
香りも豊かで、余韻がすごいスープなんです。
豚、鰹、昆布など基本的な沖縄そばの出汁をベースにていると思うのですが、後を引くような美味しさがあって、もうひと口と飲みたくなります。
味付けも塩を中心に控えめなので、無理なく最後まで飲み干すことができます。
シンプルなんだけど過不足がない、めちゃくちゃ好みのスープでした。
麺は、照喜名製麺所。
照喜名ウェーブとも呼ばれる中太の縮れ麺で、この形状が啜ったときに強烈なアクセントになっています。
モチプリ感もある力強い麺。
インパクトありますよね。
三枚肉は、極厚な仕様。
見た目に驚きますが、味付けは抑え目に上品。
しつこくないので、この量でもペロッといけます。
柔らかく奥までしっかり味が染みていて、噛みしめるほど美味しい三枚肉でした。
事前情報がなかった分、お店とのギャップ感に驚きの沖縄そばでした。
一気に本命入りです。
沖縄そばの面白さは、有名無名に関わらずいきなり最高な一杯に出会うところ。
まだそれほど知られていないと思うので、沖縄そばじょーぐー(沖縄そば好き)の方には是非訪問してほしいお店です。
もっと知られてほしいけど、少し勿体ない気持ちもあって、観光客にはまだ知られてほしくないような。
ちなみに、個人的なお薦めとして、初回は具材多めよりもシンプルな沖縄そばが良いと思います。
まずは純粋に、この沖縄そばが持つポテンシャルを感じてほしいです。
ジューシーは、昔ながらのオーソドックスなタイプ。
具はシンプルに、派手じゃないんだけど味が良く染みていて、これまた好み。
まーさん。
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