さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

ひらまつ 久米島の年季の入った食堂で中味そば

ども、さんぺいです。

沖縄はようやく梅雨が明けましたね。
例年よりも少し遅い梅雨明け。

今日は晴れ間が広がっていて、いよいよ本格的な夏到来といった感じです。

陽射しはきついですが、ギラギラの太陽に、どこまでも広がる海、やっぱり1番好きな季節です。



今回は、久米島の老舗の食堂『ひらまつ』で中味そばをいただいてきました。

訪問時はまだ梅雨で大雨が降ってたんだっけ。

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『ひらまつ』は当ブログでも何度か紹介している久米島にある食堂です。

久米島町役場のすぐ近くにあり、アクセスも便利。

沖縄そば以外も食べられる、年季に入った味のある大好きな食堂です。




カウンター席がちょっとしたスナック風になっているのが良い感じ。

空いている時間帯は、店員さんとお喋りしながら料理を待つのが楽しみの一つ。

なんだか島にはゆったりとした時間が流れているような気がする。



『ひらまつ』のメニューです。

基本の沖縄そばは、「久米島そば(三枚肉)」。
ほかに「野菜そば」や「焼きそば」があります。

「ソーキそば」と「山羊汁そば」は売り切れかな。



今回は、はじめての「中味汁そば」1500円をいただきました。

なかなかのお値段ですが、『ひらまつ』の「中身汁」なら一度は食べておかないとと思い、奮発しました。

期待通り、かなりのボリュームの「中味そば」です。



www.maff.go.jp

「中味汁」とは、「中身汁」「中味汁」とも表記される沖縄の伝統的な料理です。

豚の内臓(ホルモン)を用いた料理ですが、他の肉料理と違って、あっさりとしたスープで仕上げているのが特徴で、独特の食感と味わいの深さが魅力です。

豚料理の中でも特徴的で、自分も大好物。



『ひらまつ』の「中味そば」は、そんな「中味汁」に沖縄そばの麺を合わせたもの。

「中味汁」も沖縄そば麺も、どっちも美味しいから、合わない訳がないですよね。

『ひらまつ』は「中味(ホルモン)」のボリュームがとにかく凄くて、麺が見えないほど。
器からはみ出しそうな量で、これは食べ応えがある。



「中味汁」の薬味として定番なのが生姜。

「山羊汁」や「中味汁」によく使われます。

「臭み」や「クセ」を食べやすくするためのものですが、『ひらまつ』の「中味」は生姜が必要ないぐらい、「クセ」がありませんでした。

「中味」の調理は、下処理がとても大切と言われていて、丁寧に処理されているのが良く分かります。



麺は、久米島で作られている麺。

麺は、中細で、平打麺、ゆるく縮れの入ったタイプです。
硬さは、やや柔らかく仕上げている感じ。

「中味」に合わせても沖縄そばの麺はやっぱり美味しい。



「中味(ホルモン)」をコンニャクや、椎茸と一緒に煮込んでつくる「中味汁」。

旨みの詰まったスープもまた美味です。

味付けは最小限なので、見た目はパンチ力ありますが、飲んだ印象は本当に優しい感じ。
ホッとするような味つけです。



山盛りの「中味」はボリューム抜群。

様々な部位が入っていて、それぞれに違う食感が楽しめます。

この他の食べ物では表現できない「中味」の食感が最高。



昼ご飯としては奮発しましが、ボリューム的に大満足な「中味そば」でした。

とにかく「中味(ホルモン)」好きには堪らない一杯なんじゃないでしょうか。

細かい事は言わず、「中味」が好きなだけ食べられる。

年季が入った食堂なんで、郷土料理がやっぱり美味しいですね。

麺が好きなら「中味汁そば」、ご飯でいきたければ「中味汁」。
好みでどうぞ。




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