さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

屋宜家(やぎや)

ども、さんぺいです。

沖縄そばの楽しみというと、食事はもちろんですがロケーションや、沖縄らしい雰囲気を味わうというのもその一つですよね。

特に観光や、ドライブの際に寄るなら、店舗の魅力も重要。

今回は、そんな方へお薦めの沖縄そば専門店を紹介したいと思います。



沖縄本島南部の八重瀬町大頓にある『屋宜家〈やぎや)』です。

どうですかこの立派な瓦。

これぞ琉球建築といった建物です。




bunka.nii.ac.jp

なんと、お店として使われている古民家は、国の有形文化財に指定されているんです。

これだけ立派な建物が現存しているのは貴重で。

沖縄の文化を感じながら、沖縄そばがいただけるんです。



店舗前に、広めに駐車場が確保されています。
遠方からの訪問も安心。

お店は、集落内にあって周囲は民家ですので運転はお気をつけて。


とにかく景観が素敵なお店なので、普段よりも写真を多めに掲載しますね。
店頭のブーゲンビリアが鮮やかです。




屋根のシーサー。



のれんの紅型も素敵。




昔の家屋を改装し、お店として活用しています。
落ち着いた雰囲気で、沖縄そばを楽しむことができます。



『屋宜家』のメニューです。
1番人気は、海藻のアーサ(あおさ)が入った、アーサそば。
麺にもアーサを練り込んでいる貴重な一品。



アーサそばにゆし豆腐を合わせた贅沢なそばも。
ガッツリいきたいなら本ソーキそば。




オーソドックスな沖縄そばといえば三枚肉そば。
もちろんサイドメニューには定番のじゅーしーもあります。
ほか、もずく酢と、じーまみ豆腐が味わえるセットがあるのでお薦めです。



今回は、三枚肉と本ソーキ両方がいただける「やーじそば」890円と、ジューシーをいただきました。

美味しそうですね。



鰹節、豚骨、鶏ガラ、野菜から出汁を取っているというスープは優しい味わい。

魚介系の出汁が効いていて、じんわりと旨味が伝わってくる美味しいスープです。

味付けは控えめなので、出汁の美味しさがすごく感じられる。

後味はスッキリしているので、最後まで美味しく飲み干すことができます。



麺は、細麺ストレート。

ツルっとした喉越しの良い麺で、繊細なスープと良く合っていました。



本ソーキ、三枚肉とも控えめに味付けされていて、上品な仕上がり。

特に厚めの三枚肉は、脂の感じもよくて絶品です。
めちゃくちゃ美味しい三枚肉でお薦め。


かまぼこも凄く美味しい。

普段見過ごしがちなかまぼこですが、細部まで美味しいのが良いお店だなと思います。



端正な沖縄そばで、優しい味付けのスープに出汁が効いた一杯。

控えめな味付けが上品で好みでした。

昔ながらの家屋は、なんだか、時間もゆっくりと流れているようでとても気持ちがよく。沖縄そばがいっそう美味しく感じました。

観光にもお薦めの沖縄そば屋さんです。




具沢山のじゅーしー。こちらも好みです、まーさん。



八重瀬町沖縄そば一覧】

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