さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

メンガテー

ども、さんぺいです。

石垣島麺活の旅の続きです(1日目)。

先ほどの川平湾にある『公園茶屋』で八重山そばを食べた後、天気が良かったのでさらに北上することにしました。

島の最北端、平久保崎を目指します。
原付で、風を感じながら景色を楽しむのは最高に楽しい。



平久保埼の景色です。

1時間以上かかりましたが、なんだか充実感。
無心でバイクに乗り続けましたが、これも醍醐味ですよね。



再び市街地へ戻り、美崎町へ。

石垣市最大の夜の繁華街で、居酒屋や飲食店が並んでいます。



目当ては、こちらのお店『メンガテー』。

名前もインパクトのある、先代から40年続くおでんの有名店です。



路地を入っていくとお店があります。

お酒をいただくお店なので営業は17時から。
この日は開店に合わせて、入店しました。



ちょっと勇気を出して、扉を開けると、そこはワンダーランド。



この趣きがある雰囲気が大好きなんです。
年季がそのまま、店の味になってますよね。



どれだけの人が、この店で、酒を飲み語り合ったのか。



席は、カウンター席と、座敷があります。



おでんが有名なお店なのですが、この日は八重山そばのみをいただきました。



メニューは、お酒類と、おでん、そして八重山そばのみです。



 

念願の『メンガテー』の八重山そばです。

薄っすらと白濁したスープ。
豚出汁が効いていますが、驚くほど円やかで尖ったところが全くないのが凄い。

しっかりとコクがあって、甘みも感じます。
シンプルな八重山そばですが、良質な油の感じもあって、飲み応えが抜群。

味付けは、思った以上にきつくなく、穏やかです。
飲んだ後に、このスープを飲んだら堪らないだろうな・・・。



麺は、八重山そば定番の中細ストレートの丸麺。

旅行中、何度もこのタイプの麺を口にしましたが、優しい口当たり、適度なライト感、喉越しにハマりました。
沖縄本島の麺とも違うんですよね。

この食べやすさは、深夜の時間帯でもペロッと胃に収まるはず。

締めの料理としても最適です。

 

 


通常は、細切りの豚肉ちカマボコというスタイルが多いですが、『メンガテー』ではそのまま三枚肉を乗せるスタイル。

穏やかなスープとは対象的に、三枚肉はしっかり濃いめの味付けでバランスを取っていて、麺が進みます。

歯応えはしっかり目のオールドスタイル。

何気にカマボコが美味しいのは、名産地の石垣ならではでしょうか。



豚の円やかな出汁に包まれるような一杯。

地元で熱烈に愛され続けている八重山そばです。
次回は是非、おでんと泡盛もいただきながら、締めで八重山そばをいただきたい。

お店の年輪がそのまま魅力になっていて、もう文化遺産に登録したいレベル。

店に行けただけでも幸運でした。


 

石垣市沖縄そば一覧】

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