ども、さんぺいです。
石垣島麺活の旅、2日目に入り6軒目の訪問です。
6軒目は、これまでの八重山そば専門店などとはまた違うパターンで、石垣島で昔から親しまれているステーキと定食の店を訪れました。
沖縄県民はとにかく沖縄そばが大好きで、専門店はもちろん、家庭でも食べるし、弁当屋でも食べるし、コンビニでも食べます。
沖縄そばを提供する店は、専門店に限らず、食堂やレストラン、喫茶店まで幅が広い。
そんな、生活の隅々まで行きわたっているのが沖縄そばの面白いところですよね。
石垣島、最大の繁華街美崎町の入口近くに店はあります。
ステーキとお食事の店『ゴードン』。
ド派手な看板なので、すぐに気づくはず。
存在感が凄いですね。
繁華街には、居酒屋や飲食店などが並んでいて、特に夕方以降は賑わいます。
『ゴードン』は、1995年創業。
深夜まで営業しているため、ランチタイムはもちろん、飲んだ後の〆としても使われたり、石垣市民の憩いの場となっているのです。
専門店とはまた違いますが、この店の八重山そばのファンも多い。
時間帯を問わず利用できるのも魅力です。
お店を訪問したかった理由の一つが店の雰囲気。
年季の入った店が醸し出す、独特の味。
昔ながらの喫茶店の雰囲気もあり、お洒落なダイナーのようでもある。
沖縄本島にも、これだけ味のある店は、なかなか無いはず。
石垣島で、出会えるなんて。
雰囲気は抜群で、この日は16時の訪問でしたが、皆さん思い思いにくつろいでいました。
席は、カウンター席もあるので、一人での利用も安心です。
軽食&喫茶の店だけど、人気メニューがステーキセット。
飲んだ後の〆でステーキを食べる文化が、沖縄にはあるのです。
とにかく幅が広いメニュー。
沖縄定番のちゃんぷるー系や、揚げ物系の定食、カレーにピラフなど思いつくものはなんでもあります。
沖縄そばは、オーソドックスな八重山そば、ソーキそば、野菜そばに、牛そばまで食べることができます。
ハンバーグにパスタも。
喫茶なので、サンドイッチとドリンクで、休憩するのにもお薦めです。
石垣島のラスト1杯は、『喫茶ゴードン』の八重山そば605円。
八重山そばは具材がシンプルな分、お手頃で、サッと食べられるのが良いですよね。
最近の沖縄そばは、ゴージャスになる傾向がありますが、昔はきっとこうだったんじゃないのかな。
豚をベースにしたスープで、しっかりとコクがあります。
味付けは塩でしっかり目。
動物系ですが、くどい感じは全然なくて、満足感のあるスープ。
繊細な洒落た八重山そばという感じとはまた違って、「普段着」のそばとでも言うんでしょうか。
でもそれが良いんですよね。
麺は、八重山そば定番の中細ストレートの丸麺。
優しい口当たりで、滑らか。
プツンと切れるような歯応えがあって。
スッと胃に落ちていく。
どんなシチュエーションでも食べやすい。
このライトな所も八重山そばの麺の魅力かなと思います。
豚肉はやや大きめ、カマボコは無しのスタイル。
八重山そばと言っても、店によってちょっとずつ形が違うのも面白いですよね。
みんなオリジナルなそばになっていく。
あと、通常八重山そばでは紅生姜は入れないようですが『喫茶ゴードン』は、紅生姜オンスタイルでした。
(そう言えば、他の店でも紅生姜見かけませんでした)。
ピパーチは、もちろん在ります。
八重山そばとの組み合わせは、鉄板の味変アイテム。
今回良く分かりましたが、八重山そばは本島や宮古地域と比べて、豚出汁がしっかりしている店が多い。
そのため、胡椒の一種であるピパーチの香りや刺激が入ってもブレないスープなんだと思います。
ピパートが好まれる必然性があるような気がしました。
普段食べるならこんな、八重山そばが良い。
値段も含めて、納得感が高い一杯。
店の雰囲気も味があって、めっちゃ好みでした。
いつか、美崎町で飲んで、締めの八重山そばを食べにきたいな。