さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

あらかわ食堂

ども、さんぺいです。

石垣島麺活の旅、2日目に入り5軒目の訪問です。

石垣島へ行って驚いたのは、牛そばを扱う店が多いこと。
以前から『一休食堂』や『あんぶれら』の存在は知っていたのですが、ここ数年ですごく増えた印象があります。

石垣島在住の知人に聞いたら、昔から正月は牛汁を食べる習慣があったそうで、牛に馴染みが在る地域なんですね。
本島南部の私の感覚だと、祝い事で食べるのは豚が中心で、その辺の違いも面白いなと思いました。

石垣島では、観光的にも牛そばをプッシュしている事もあり、今後もさらに盛り上がっていきそうです。



食べ歩きの合間に訪れた石垣市八重山博物館。

八重山地域の、歴史、文化、民俗を知ることができる貴重な展示が揃っています。

内容も充実しているのお薦め。




石垣島5店舗目は、『あらかわ食堂』。
マックスバリュ新川店近くにあるお店です。

こちらも牛そばを扱う人気店で、開店直後からお客さんがどんどん入店し、一気に店は満席になっていました。

凄い人気ですね。


こちらも「八重山そば選手権」でグランプリを受賞した実力店なんです。




店舗横の道を入ると、すぐに駐車場が用意されています。
車での訪問も安心です。




常連さんが多いようで、ひとりで利用のお客さんも結構いらっしゃいます。

「牛そば中に、ライス追加」

「唐揚げ定食の牛そばをサイズ(中)に変更」

「牛汁で、フーチバー抜き」
などお客さんが自由にカスタムしている様子が印象的でした。

注文に慣れていて、石垣島では牛そばが文化になっている証拠だと思います。
かなり地域に根付いているんですね。



席は、小上がりの席と、テーブル席、そしてカウンター席があります。
とても活気のある店内。



『あらかわ食堂』のメニューです。

名物は、牛汁と牛そば。
もちろん八重山そばも扱っています。




牛汁以外の定食類が充実しているのも特徴。

タコライスや、カレー、唐揚定食なども。
定食にはミニそばが付きます。

ジューシーや、ミニカレーなどサイドメニューがあるのも嬉しい。



もう一つ、驚いたのが香辛料、調味料のラインナップ。

ニンニクや紅生姜、胡椒などはもちろん、そばや牛汁、定食向けの調味料が超充実しています。
客としては、これはありがたい。

好きにカスタムできるのは、ポイント高いですよね。




今回は、牛そば(小)800円を注文。
(小)でこのボリュームって凄くないですか。

ブロック状の大きな牛肉が、ゴロゴロと入っています。



これまでの2店舗は、脂身が多く柔らかい牛肉だったのですが、『あらかわ食堂』はかわって赤身のお肉で、しっかりとした歯ごたえ。

肉喰ってるな、と実感します。

赤身なので、これだけボリュームがあってもどんどんいける美味しさ。

牛汁のスープと合わせて食べると、ほんと最高です。

 

 

 

印象的だったのが、スープの美味しさ。

個人的に、今回の旅で一番美味しいスープでした。

ひと口飲んだ時に、うわっと感じる旨み。
塩味は控えめで、牛のコク、美味しさが前に出ながらも嫌味がなくて、重層的な美味しさがあります。

玉ねぎなども入っていて、甘みも感じられるふくよかなスープ。

牛そばと言うと、パンチのある濃いスープをイメージするのですが、多様な味が感じららえる強さだけじゃない魅力があります。

これはもうずっと飲んでいたい。




八重山そばの特徴的な、丸麺の中細ストレートの麺。
口当たりがソフトで、歯応えが良く、喉越しも最高。

結論として、牛そばには八重山そばの麺がめちゃくちゃ合う。
沖縄本島の麺を想像すると、やっぱり牛汁には重たくなりすぎると思うのです。

この組み合わせがベストマッチ。



石垣島に来てからハマったニンニク。
牛そばにこんなにニンニクが合うとは。

とにかくベースがしっかりしていてパンチ力のある牛汁がベースなので、味が壊れることがないんですよね。
むしろ、旨味が増進して、食欲が倍増する魔法の調味料。

ニンニクがあれば、牛そばがいくらでも食べられる気がする。



具の牛肉、スープ、麺どれも旨い、満足感のある一杯でした。

石垣島で食べた牛そばは、どの店もオリジナルなスタイルがあって多様でした。

もう石垣島の麺料理のジャンルとして確立している感じですよね。
沖縄本島では食べれるお店が少ないので、羨ましい。

石垣島へ行ったら、絶対に一回は食べてほしい、「石垣グルメ」の逸品です。




石垣市沖縄そば一覧】

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