さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

八重山そば 平良商店

ども、さんぺいです。

先日、石垣島へ麺活の旅で出かけました。

これまで出張などで、何度も石垣島へ行ったことがあるのですが、沖縄そばメインの旅行は初めて。

石垣島と言えば、「八重山そば」が有名で、その派生とも言える「牛そば」も盛り上がっています。
沖縄本島とは違う食文化を持つ石垣への訪問に、数日前からワクワクしていました。



出発は、早朝。
まだ月明りのある時間帯に家を出ます。



那覇空港から石垣空港へ。
飛行機から石垣島は見えた瞬間、胸の高まりがさらに。



石垣島に到着し1軒目、石垣市登野城にある『平良商店(たいらしょうてん)』を訪問しました。

石垣の市街地にあるお店で、幹線道路の390号線沿いにあります。

目立つお店なのですぐに分かるはず。
看板のサーフボードも素敵です。



開店直後に入店。

驚いたのが店のお洒落さ。
清潔感があって、一つ一つの小物も凝ったインテリア。
沖縄そば屋さんというよりもカフェのようで、スタイリッシュです。

席は、入口近くのカウンター席と、テーブル席が複数あります。

旅行客も多く、初めてでも入りやすい雰囲気。


『平良商店』のメニューです。

多彩な八重山そばがあるのが特徴で、基本の八重山そばはもちろん、軟骨ソーキ、三枚肉のおそばがあり、辛味噌野菜そば、牛汁そばが揃っています。

八重山そばは、2017年の八重山そば選手権でグランプリに選ばれるほどの本格派。

ほかにも定食類も充実しているのが嬉しいですよね。




石垣島へ行ったら食べてみたかったのが牛そば。

通常の沖縄そばは豚と鰹で出汁を取ることが多いのですが(八重山そばも)、牛そばは牛をベースとした珍しいそばなんです。

石垣島では伝統的に牛が食べられていて、正月など祝いの席では牛汁が食べられていたんだそう。

最近では、観光的にも牛そばをプッシュしてるようです。

 

 

 

牛汁そば(牛そば)1100円をいただきました。

うわっ、めっちゃ美味しそう。

ゴロゴロと入った牛肉が印象的です。



牛汁をベースにしているので、通常の沖縄そば八重山そば)とは全然、別のアプローチ。

牛を出汁にしたスープが力強い。
これは、豚にはない味わいです。

意外だったのが、コクが凄いのに、牛独特のくどさや、しつこい感じが全然ない点。

動物系のスープが苦手という方もいけると思います。



スープの味付けも濃すぎず、重厚感はありますが、あと味は見た目ほどコッテリという感じではありません。

ペロリといけます。



スープと共に、通常の沖縄そばとの違いが、この牛肉。

大きなにサイコロ状のお肉が、これでもかと入っています。

牛肉はほぼ赤身なので、それほど重たい感じはなく、もうどんどん食べられる。
脂身部分も美味です。

肉は大ぶりですが、驚くほど柔らか。
この牛肉を汁と一緒にいただくのが最高に美味しい。



麺は、八重山そば特有の中細のストレート麺。

細めの麺なのでライト、牛汁と合わせても重たくなり過ぎないのが良いなと。
沖縄本島の麺だともっとヘビーになりそう。。

牛汁のスープ、牛肉、そして八重山そば麺の一体感がもう旨すぎる。



牛そばは、ピパーチも良いけど一味も良く合います。
ベースが強いスープなので、辛さにも全然負けません。


 

今回発見だったのは、ニラの美味しさ。

過去にフーチバーを入れるお店はあったけど、ニラは初めて。

牛そばにニラはほんと良く合います。
フーチバーも良いけど、ニラはより食欲を増進させる感じ。

レバニラの例にもあるように、パンチのある肉料理とニラは相性良いんでしょうね。




牛そばは、牛汁のコク、牛肉のボリュームを味わう、沖縄本島沖縄そばとはまた違ったベクトルの料理でした。

これもまた凄い発明ですよね。

多様に広がっていく沖縄そばの世界にまた衝撃を受けました。

『平良商店』の牛そば、クセがなくて食べやすく、牛肉の美味しさを堪能できるお薦めの一杯です。
柔らかな牛肉にきっと驚くはず。



貧乏旅行なので石垣島での移動は、レンタルバイク。
原付は1日2800円。
これで充分なのです。



島の景色を楽しみながら、この日はさらに北へ向かいました。




石垣市沖縄そば一覧】

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