さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

くろしお 貴重なイラブ―そばが食べられるお店

ども、さんぺいです。

皆さん「イラブ―」料理って食べたことありますか?

 

ja.wikipedia.org

「イラブ―」は、ウミヘビ(エラブウミヘビ)のことで、琉球王国時代から宮廷料理の具材として用いられてきた、伝統的な食材なんです。

私は沖縄生まれながら、今までイラブ―料理を食べたことがなくて、いつか食べたいなと思っていました。

先日、イラブ―を使った沖縄そばを食べられるお店があると聞き、さっそく訪問してみました。



宜野湾市愛知にある『くろしお』。

生のイラブ―を用いて出汁を取り、沖縄そばとして仕上げた「イラブ―そば」が食べられるお店です。

沖縄の幹線道路国道330号線を、宜野湾市の長田交差点から琉大向けに入っていき。
住宅街の中に店があります。
初めての方はナビの使用をお勧めします。



店の横に駐車場が用意されています。




お店は、アットホームな雰囲気で、街の沖縄そば屋さんといった感じ。

地元の常連さんが多く、この日も開店直後からどんどんお客さんが入ってきました。



紅型や、三線などインテリアも素敵です。



席は、テーブル席で、複数テーブルがあります。



『くろしお』のメニューです。

メインは、イラブ―を用いた「イラブ―そば」。
(大)(中)(小)とサイズを選べ、小鉢も3品付いてきます。

ジューシーがお好きな方は、ジューシーセットがお得です。

イラブ―出汁のアーサ汁もあるんですね。



お昼時には、ランチメニューもあって、この日はチキン南蛮や、まぐろ丼など。

イラブ―そばのイメージが強いのですが、街の食堂的な感じもあって、お客さんは思い思いにメニューを選んでいましたよ。



今回は、イラブ―そば(中)1000円と、単品でジューシー200円をいただきました。

そばには、小鉢3品にデザートも付いてくるのでお得です。



少しドキドキしながらいただいたイラブ―のスープ。

薄っすらと白濁したスープは、すごく上品な味。

想像していたよりも全然クセがなく、円やかで穏やかなスープです。
鰹のような酸味もなく、尖った感じがなくて、コクが深い印象。




イラブ―は薬用効果があるといわれ、滋養料理としても人気があります。
なるほどこれは身体に良さそう。

控えめに塩で味付けていて、すごく優しい味わいのスープ。

まさに「沁みる」という表現がぴったりです。



麺は、中細でストレートの麺。

ツルっとした食感で口当たりの良い。

コシのしっかりある麺でした。



三枚肉は、大ぶりで厚め。

こちらも上品に薄味に味付けされていて、スープとのバランスもとても良かったです。



刻み生姜も良いアクセントになっていました。

イラブ―のスープ自体は、全然クセを感じなかったので、生姜無しでも問題はなさそう。



フーチバーがサービスなのも個人的に嬉しいポイント。



丁寧に取られたスープを、慈しむように大事に飲みました。
穏やかな味付けで、身体の芯から健康になれそうなスープでした。

イラブ―を食べたことが無いという方に入門に最適なのはもちろん。

沖縄そば単体として見ても、優しいスープで魅力的な一杯だと思います。



スープと合わせて食べるといっそう美味しいジューシー。



小鉢が充実してます。
パパイヤの和え物。口直しにも良かったです。



白和えも美味しい。
どれも健康になりそうな料理。



大好きサーターアンダギー。



ラストは、ジーマミ豆腐まで。
ちょっとした沖縄料理のコースのようで、観光客にも喜ばれそうですね。

小鉢まで充実のイラブ―そば、是非、訪問してみてください。

 



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