さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

番所亭(ばんじゅてい)


ども、さんぺいです。

今日の沖縄は、ほんと良い陽気でした。
胸がすくような快晴。

思わず遠出したくなり、前から行きたかった読谷村の『番所亭(ばんじゅてい)』へドライブもかねて出かけました。



お店の近くには、読谷村の史跡「喜納番所(きなばんじょ)」があります。

番所」とは、琉球王国時代に現在の市町村にあたる各「間切り」を統治するために設置された役所のこと。

現在の施設は、番所跡に建物を再現したもので、観光案内所にもなっています。



今回のお目当ては、こちら『番所亭』。

先ほどの「喜納番所」から名前が取られています。

場所は、沖縄の幹線道路国道58号線からすぐの場所にあり、南部から北部へ観光へ行く際に立ち寄るのにもお薦め。

2000年創業のお店で、外観も素敵ですね。



お店の前に駐車スペースが確保されています。

車での訪問も安心です。



読谷の地で長く地元から愛されてきた店。

この日も開店と同時に常連さんで席が埋まっていき、地域での人気を感じました。



店内は、昔ながらの沖縄そば屋さんといった雰囲気。

親しみやすくて、なんだかホッとします。

天井も高く開放感がある空間。



席は、テーブル席と座敷、カウンター席があります。

子ども連れでも利用しやすいのが良いですね。



もちろん、ひとり客でも入りやすい雰囲気。



昔からのそば屋といった雰囲気の店内ですが、意外にもシステムはハイテク。

注文は、タッチパネル式の食券機から行います。



発券と同時に、厨房にオーダーが通っているので、券はそのまま持っておきます。

パネルに番号が表示されるので、自分の番号が出たらカウンターへ受け取りに。

まるでマックのよう。意外に進化している沖縄そば屋が凄い。




番所亭』のメニューです。

基本は、「すば」(三枚肉そば)、ソーキそば、てびちそば。

全種のお肉が食べられる「フェーレーそば」や、三枚肉とソーキが食べられる「番所そば」が人気です。

「フェーレー」は山賊の意味ですね。



番所亭』で有名なのが、読谷の名物「紅イモ」を使った麺。

鮮やかな色の麺を、つけ麺方式でいただくことができます。

 

 

サイドメニューに、定番のジューシーのほか、ソーキ丼、三枚肉丼も揃っています。



今回は、本ソーキと三枚肉が味わえる「番所そば」(中)880円をいただきました。

ネギと刻み生姜が別で出てくる丁寧さ。

期待に胸が高鳴ります。




まず、すごくスッキリとしたスープに驚き。

鰹節を効かせた魚介ベースで、あっさりとした後味。
スープを飲んだ時にふわっと香る出汁が堪りません。

味付けは、しっかり目で旨味もはっきりとしたスープ。

出汁の風味を味わいながら、最後まで美味しく飲み干せます。

 




飲みやすいスープなので、もう、どんどん飲み進めてしまう。




麺が個性的で、自家製の生麺。
中細で縮れがあり、ウコンが練りこまれているんだそう。

この縮れが、独特の啜り心地を生み出します。

生麺ですが、コシの強さを前面に出した固めの麺ではなく、もちっとした食感が印象的でした。

繊細なスープとの相性もばっちりです。



さすがキャリアのある沖縄そば屋といった感じの、厚みのある三枚肉。

この三枚肉をがガブっといくのが喜び。

味付けは濃すぎず上品で、スープとのバランスも良かったです。



骨からホロッとほぐせる本ソーキ。

良く味が染みていて、キングオブ豚肉の風格。

満足感がありました。



スッキリとしたスープで、出汁の美味しさを堪能できる沖縄そば
自家製麺も特徴的で、他ではちょっと味わうこのとできない沖縄そばの麺になっています。

飽きのこない味わいで、明日もまた食べたくなるような一杯。
だから常連のお客さんが日々訪れるんでしょうね。

近隣には、史跡のほか、焼物の工房など観光スポットがたくさんあります。

読谷村の観光とセットで訪問してみてはいかがでしょうか。



出汁が効いていて、椎茸、しめじ、エリンギなどが入った具沢山のジューシー。
まーさん。




読谷村沖縄そば一覧】

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