ども、さんぺいです。
今回は、那覇市若狭にある『高良食堂』を訪問しました。
『高良食堂』に初めて行ったのは20年前、社会人1年目に先輩に連れていってもらったのがこの店でした。
その時、何を食べたのかは覚えていないけど、店に連れていってもらったのは嬉しかったな。
沖縄の人にとって沖縄そば屋は、人生の場面、場面で必ず出てくる存在で。
思い出の店が、現役で残ってるってほんとありがたいなと思います。
高良食堂は、沖縄が日本に復帰した1972年の創業。
那覇市の食堂の中でも老舗の食堂です。
初代は、米軍施設内のレストラン」「シーメンズクラブ」の元コックだったとか。
場所は、「若狭大通り」から一本中に入った通りにあります。
店舗前に駐車場が用意されています。
超人気店のため、お昼時は混み合うので注意。
この日も11時の時点で、超満杯でした。
店内はもう、「ザ・沖縄食堂」といった雰囲気。
昔ながらの飾らず、シンプルな内装。
ぎゅうぎゅうに詰まったお客さんと、次々と品を出していく厨房とホールの勢いが凄くて、活気に溢れる店内。
ガンガン注文が入り、それに負けない速さでどんどん料理が出てきます。
この喧噪もまた、『高良食堂』の魅力です。
客層も多様で、地元の常連客もいれば、作業着姿の方もいたり、観光客も。
まさに、ちゃんぷるーな感じ。
注文は食券制です。
ステーキそばセットや、冷やし沖縄そばを注文している方が多くいました。
スペアリブバーべQは、昔からの人気メニュー。
昔ながらの黄色いカレーもファンが多いです。
沖縄そばは、ノーマルから、野菜そば、ソーキそば、てびちそば、牛肉そば、豚キムチそば、ゆし豆腐そばなど幅広く揃っています。
セット物も充実していて、沖縄そばを付けることが可能。
今回は肉そば850円をいただきました。
事前に予習してこなかったので、どんなメニューか分からなかったのですが。
なんと豚肉がてんこ盛りの沖縄そばでした。
予想以上の肉のボリューム。
三枚肉をはじめ、脂身のついた肉塊が器一面に載っています。
スープは、昔の食堂を思い出すような飾らないスープ。
旨みを前面に出した、パンチあるタイプです。
豚のコクと、油が効いていて、荒々しい感じもまた良し。
今時の「繊細な」沖縄そばとは逆ベクトルの野生味溢れる力強いスープでした。
味付けも濃いめで、味クーター(味の濃い)な沖縄そば。
麺は、安定の中細ストレートの平打ち麺。
細めの麺なので、無理なくいけます。
啜り心地の良い麺でした。
主役は肉と言っても過言ではない「肉そば」。
食べても食べてもなくならない肉量。
歯応えを残した昔ながらの三枚肉を、がっつくように食べました。
味付けは塩中心にされていて、お肉の方は濃すぎない味付け。
肉、肉、肉・・・・・エンドレスで続く豚肉。
凄いボリュームでした。
力強い、味クーターな昔ながらの沖縄そば。
そう言えば「昔食べてた沖縄そばってこうだったかも」と思いながら食べました。
どこかホッとする感じもあって、伝統の一杯を堪能しました。
歴史ある食堂が、今も沢山のお客さんを集め、活気とエネルギーに溢れてるのが嬉しい。
末永く続いてほしい、沖縄を代表する食堂です。