さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

桜食堂

ども、さんぺいです。

皆さん、週末はリラックスして過ごせたでしょうか。
私は土曜日、どうにも疲れてしまって家でゴロゴロしてしまいました。

日曜日はあエネルギーを充填しようと思い、午前中から行ってきましたよ「肉野菜そば」食べに。




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「肉野菜そば」とは、店によって「野菜そば」「肉そば」とも表記される沖縄そばの1つのジャンルです。

ソーキそばや三枚肉そばが有名だと思うのですが、沖縄そばは、乗せる具材で名前が変わるため、「トッピング名 + そば」で呼ぶことが多い。
天ぷら蕎麦や、月見そば、みたいな感じでしょうか。

「肉野菜そば」は名前のとおり、ベースの沖縄そばに、肉野菜炒めを乗せた料理なのですが、他とはまた違った魅力があります。

料理の特性上、ソーキや三枚肉と違い、肉野菜炒めの汁がスープに溶け出すので、スープ、麺との一体感が凄い。

ジャンクではありますが、その美味しさ故に、沖縄でもファンが多いジャンルなんです。



今回訪問したのは、糸満市糸満にある『桜食堂』。
以前から噂は聞いていてずっと行きたかった食堂です。

「肉野菜そば」は、肉野菜炒め(野菜ちゃんぷるー)が乗るという特性上、熟練の食堂に美味しいお店が多いんです。

『桜食堂』は10時30分オープンで、早めの時間から入店出来るのも嬉しい。

今回は、絶対に「肉野菜そば」を食べたかったので、ポールポジションを取ることが出来、スムーズにいただくことができました。



コンパクトな店内は、テーブルが4つに、座敷席が1つ。

オープンキッチンになっていて、厨房が目の前です。

町の食堂といった雰囲気で、地元の常連さんがフラッと入ってくる感じ。
地元に絶対に一つはほしいお店です。


『桜食堂』のメニューです。

沖縄そばは、ソーキそば、肉そば、野菜そばがあります。

郷土料理の、ちゃんぷるーやみそ汁、ちゃんぽんはもちろん。
カツ丼、焼き飯、カツカレーと食堂の定番が並びます。

メニューを眺めているだけでご飯があ3杯ぐらい食べられそうなラインナップ。
最高ですね。



今回は、訪問前から決めていた「肉そば」600円をいただきました。

他のメニューも含めて、コスパの良さが光っています。
今時、この価格で食べられる沖縄の食堂は少ないかも。

「肉そば」は期待通りのルックス。

初訪問でしたが、出てきた瞬間にこれは間違いないと思いました。




スープはしっかりとコクがあって、しっかりとした味付け。
肉野菜炒めのインパクトに負けてません。



麺は細めの平打ち麺で、しっかり歯応えもあるタイプ。

手もみ麺で細かく捻じれが入っていてよくスープにも絡む。
啜った時も特徴があって美味しい麺です。

中細なので、肉野菜と合わせてもヘビーになりすぎず、無理なく食べられるのも好みでした。



『桜食堂』の「肉そば」は、お肉にしっかりと下味が付いているのが特徴。

味クーター(味濃いめ)のお肉のお陰で、麺がめっちゃ進む。
さらに後半は、お肉の味もスープに溶け出し、よりパンチのある味わいに。

野菜も盛り盛りで、葉野菜、にんじん、玉ねぎ、もやし、そして珍しいピーマンも。

それぞれ違った食感があるので、沖縄そばの麺と合わせて食べてみれば、そこはもうカオス。



写真からも伝わってくる、「肉そば」の湯気。

熱々の肉、野菜、麺、そしてスープを、むさぼるように喰いました。

「肉野菜そば」に理屈はいらない。
ただ啜り、ただ喰らうのみ。

『桜そば』の「肉そば」は、お肉にしっかり味が付いていることもあって、後半のスープのグルーヴ感が個人的にはたまらなかったです。
スープに油っぽさは無いので、もちろん最後まで美味しく完飲、完食。

今日は、朝から「肉野菜そば」が食べたくて、そわそわしていたのですが満足な日曜日のスタートがきれました。



糸満市沖縄そば一覧】
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