国際通りのど真ん中にある老舗の沖縄そば屋『そば街角』を訪問しました。
国際通りと言えば、沖縄県民はもちろん、全国的にも知名度が高い、沖縄のメインストリートです。
観光で沖縄を訪れた際、国際通りも行ったよという方も多いのではないでしょうか。
最近では、修学旅行や、外国からの観光客も大勢いらっしゃいます。
国際通りの特徴として良く言われるのが、その「タフ」さです。
戦後、商店街などから発展し、県民向けの商業地から、県外客向けの観光地として形を変えながら生き残ってきました。
地元の私から見ても、幼少期、青年期から現在まで、その時々で大きく印象が変わる通りです。
このエネルギーが、国際通りの一つの魅力になっていると思います。
そんな国際通りで、昭和36年から営業している沖縄そば屋が『街角』。
ドンキ横、平和通り入口近くのこの場所は、国際通りの中でも、まさにど真ん中と言える場所で、この立地で飲食店を継続して営業されていることに、ただただ感嘆します。
特に入れ替わりの早い、国際通りの地で・・・。すごいなあ。
店は、テーブルが6つ。
テーブルと椅子のデザインが昔ながらの食堂ぽくて、落ち着く雰囲気。
メニューは、沖縄そばを中心に、一部ちゃんぷるーなどもあり。
そばの種類は、ノーマルな沖縄そばほか、ソーキそば、三枚肉そば、野菜そばがあります。
今回は、お薦めだと言う、三枚肉そば750円をいただきました。
三枚肉、かまぼこ、ネギが乗った、王道の沖縄そば。
沖縄県民がイメージする、沖縄そば、そのものの味と言うんでしょうか。
本当にオーソドックスな味わいの沖縄そばでした。
スープは、豚と鰹の旨味が感じられる、後味がすっきりとしたもの。
麺は中太のもっちりとした、定番の麺。
三枚肉も濃すぎない味付けで、美味しかった。
1995年発刊の沖縄そばの冊子『すばやー物語』では、『そば街角』について、「変に気取ってなくて、別段特別な主張はないのだけど、これが沖縄そばの等身大の姿なのではないでしょうか。うまい、のです」と紹介されていて。
ホント、その通りだと思います。
やっぱり長く愛されるものは、シンプルで、てらいがないものなんだろうな。
自分自身の国際通りの思い出を振り返りながら、今日は沖縄そばを食べました。
激しく移り変わっていく街を、変わらず眺めてきた沖縄そば屋『そば街角』。