このテーマ【沖縄そばと本】では、私が出会った沖縄そばに関する本を紹介していきたいと思います。
これを読んでくれて、こんな情報もあるよ!とアドバイスをいただけたら、凄く嬉しいです。
マニアックな企画ですが、沖縄そばの世界を読者の皆さんと一緒に探訪できたら嬉しいです。お付き合いください。
【沖縄そばと本】、5回目は、沖縄そばのガイドブック、それも宮古島のそば屋を扱った本です。
沖縄県は、47の有人島からなる島嶼県で、沖縄本島以外にも、宮古島、石垣島、西表島など様々な島から構成されています。
沖縄そばは、多くの島、地域で作られていて、宮古島も、沖縄そばで有名な地域の一つ。
宮古島の沖縄そばは、麺やスープに特徴があり、「宮古そば」として、本島の沖縄そばとは区別されています。
私自身は、沖縄本島在住のため、なかなか「宮古そば」を食べる機会がないのですが、この本『んまむぬガイド』を眺めながら、宮古旅行気分を楽しんでいます。
ガイドブックの楽しみ方は、行きたい店を探すだけじゃなくて、いつか行きたい地域の店を想像しながら読む楽しみ方もあると思うんですよね。
『宮古そば んまむぬガイド』は、2012年発刊、株式会社あどびず発行。
地元宮古島市の会社が作られているガイドブックで、コンパクトながら濃い内容になっています。
宮古島の40の「宮古そば」屋が紹介されており、まず店の多さに驚き。
島にこれだけの数があるとは。
紹介方法は、店の歴史から、麺、スープ、量の説明もされていて丁寧。
もちろん写真入りで、味のイメージも伝わってきます。
分類で、そば、ソーキそば、海鮮そば、野菜そばなどと分けて紹介しているのも、ありがたいです。
製麺所の紹介として、『古謝製麺所』、『久松製麺所』まで取り上げているのは、マニア的には堪らないです。
「宮古そば」と言えば、やっぱりあの特徴的な麺ですからね。
『んまむぬガイド』で、嬉しかったのは、何本か掲載されているコラム。
「宮古そば」のルーツや、コーレーグースの歴史などが書かれており。
中でも出色だったのが、「宮古そば」の具が麺の下に隠れている理由。
「宮古そば」は、かまぼこなどの具材を麺の下にいれて提供する習わしがあります。
理由は、諸説あって、はっきりしていないのですが。
この本では、「宮古そば」の老舗、『古謝食堂本店』の二代目おかみさんに話を聞いており、かなり信憑性の高い情報になっています。
これは収穫でした。
まだ行ったことのない土地でも、ガイドブックで、いつか食べたい沖縄そばの味を想像することができます。
『んまむぬガイド』お薦めです。
私が食べたことがある「宮古そば」は数が少ないのですが。
以前に訪れた『古謝そば屋』。
美味しかった。
〈『古謝そば屋』過去記事〉
〈『島おでん たから』過去記事〉
宮古島また行きたいなあ。