さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

にいまそば 宮古そばの旅①

ども、さんぺいです。

皆さん、お正月いかがお過ごしでしょうか。
お仕事の方もいるかと思います。
少しでものんびりでいると良いのですが。

私は年末にお酒を飲み過ぎたので、お正月は静かにお家で過ごそうかなと思っています。



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さて、先月、宮古島を訪問し、憧れの宮古そばを食べることができたのでその様子を報告しますね。

同じ沖縄そばでも、地域によって違いがあり、特に宮古地方は「宮古そば」と呼ばれる独特のそば文化があるのです。

沖縄本島で生まれ育った私は、「宮古そば」の経験があまりなく、今回の旅をとても楽しみにしていました。



沖縄そばハンターとしては、沖縄本島だけでなく離島の沖縄そばも食べてみたい。

那覇空港から宮古島まで、約1時間ほどで移動することができます。

ワクワクが止まらない。



島内の移動は原付をレンタルしました。

雨などのリスクはあるのですが、景色や風を感じられる原付が好きなんです。

ひとりでの食べ歩きならこれでも十分。



宮古そばの旅、1軒目は、池間島の近く狩俣集落にある『にいまそば』です。

宮古島へ行く前から、宮古の知人に、あそこは美味しいと特にお薦めされていた店。

絶対に行くと決めていました。



場所は、宮古島の最北端あたり。

宮古島の中心地、平良からひたすら北上し、230号線を走っていると右手に小さな看板が。

周辺は小さな集落で、目立つお店ではないので注意しながら探してください。



看板を右折すると、お店の駐車場が見えてきます。

駐車場は広めなので、スペースには困らないはず。

ただ、宮古島でも屈指の人気店で、待つのは覚悟。
売り切れ次第終了なので、早めの訪問がお薦めです。



民家を改装して店舗として使われていて、親戚のお家を訪ねるようなホッとした気持になります。



整頓されたお店は、すごく綺麗。

開店直後に訪問しましたが、すでに満席で、少し待ってからの入店になりました。

お客さんも地元の方から、観光客まで幅広く、有名店なんだなと感じます。



注文は食券制です。

『にいまそば』は、ごく厳選されたメニュー。
基本のそばは、軟骨ソーキそばと三枚肉そばの2種類。

サイズは、大中小から選択できます。

サイドメニューとして、定番のジューシーもあります。



麺が選べるのがあ特徴になっていて、店自家製の「ちぢれ麺」と、沖縄本島の「ちょーでーぐぁ」から取り寄せている「細麺」をチョイスできます。

どちらも生麺。

宮古のおそばというと、細麺ストレートの茹で麺をイメージしていたので珍しいですね。


今回は、看板メニューの軟骨ソーキそば、縮れ麺をチョイスしました、700円。

透明なスープが印象的な宮古そば。

軟骨ソーキと、刻み生姜、ネギの盛り付けも綺麗で、テンション上がります。




スープを一口飲むと、思わず旨味の強さに圧倒されます。

魚介系の出汁が効いていて、鰹以外も入っているんでしょうか、苦みも感じるようなすごく厚みのあるスープ。
動物系のコクもしっかりあります。

重層的な出汁ですが、混乱してる感じは全然なくて、雑味のないスッキリとした後味。



塩味は穏やかなのですが、輪郭のはっきりとした味付けで、めっちゃ好み。

出汁の美味しいさがクリアに味わえるスープです。

ほんと、来てよかったー。



 

こちらも特徴がある自家製麺の生麺。

喜多方ラーメンのような、多加水の平打麺で、幅が広く薄めです。
縮れが入っていて、これが独特の食感を生み出しています。

スープとの絡みもよく、啜り心地は抜群。

プリプリ感、ツルツル感が凄いです。

啜るのが楽しくなるような麺でした。



軟骨ソーキは大ぶりなものが中央に乗っています。

薄味で、上品な味付け。
柔らかくて口の中でホロっと崩れていくようなソーキ。

繊細なスープ、麺とのバランスもとても良かったです。



シンプルに、麺とスープの美味しさを味わえる、繊細で直球な宮古そば。

上質なスープが印象的でした。

自家製で麺を製造するなど、宮古のおそばもどんどん進化してるんですね。

もう、ほんと美味しいので宮古島を訪問した際には、並んででも食べていただきたい一杯です。

 



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