浦添市伊祖に、昨年10月オープンした新店、『縁そば』へ行ってきました。
飲食業にとって大変厳しい状況が続いていますが。
そんな最中でも、新しい沖縄そばの店が開業していることは凄い。
逆風に負けずに、沖縄そばが盛り上がっていったら良いなあ。
『縁そば』は、浦添市伊祖。
浦添商業高校などがある「学園通り」沿いにあります。
「パイプライン通り」から、「学園通り」へ入り、少し走ってすぐ右手に目立つ黄色の看板があります。
店舗前には、駐車場もありますよ。
『縁そば』の特徴が、沖縄そばと、まぜ麺の二枚看板で勝負している所。
まぜ麺と言うと、ラーメン屋さんのイメージが強いのですが。
このボーダレスな感じが、今風というか、新世代な感じがします。
沖縄内でも、そんな店は増えてきていて。若い人には違和感なく受け入れられているでしょうね。
メニューは、沖縄そばと、まぜ麺がメイン。
沖縄そばは、軟骨ソーキそば、三枚肉そば、全部乗せ的な「縁そば」があります。
じゅーしぃは50円ですし、沖縄そばには充実した小鉢が付くので、価格は定食分だと思った方が良いです。
今回は、全部乗せ的な、「縁そば」850円をいただきました。
運ばれてきた沖縄そばは、第一印象が具材が豪華。
様々な具材が乗っています。
メインの三枚肉にソーキ。
刻んだ昆布に、かまぼこ、薄焼の玉子焼きに、もやし、ネギ。
沖縄そばの具材には、店によって様々で、『浜屋』の玉子焼きとか、『大城そば』のレタスとか、特徴的なものもあります。
だけど『縁そば』の具材は、本当にバラエティ豊か。
三枚肉とソーキは、しっかりと味付けされていて、煮込み方もちょうど良く、そばに合います。
かまぼこや、玉子焼き、昆布は、それぞれ違った味わいがあって、最後まで飽きさせない。
食感や味にバラエティがあって、凄く満足感がある沖縄そばになっています。
さらに肝心の麺とスープですが。
全粒粉を用いた生麺は、細麺でかなり縮れていて、独特の食感を生み出しています。
細麺で、これだけ力強い麺は珍しい。
鰹節、昆布、豚骨で取っているというスープは、魚介系の旨味を感じました。
後味はスッキリとした印象ですが、出汁の旨味は十分です。
沖縄そばに付いてくる小鉢。
今回は、三点でした。
ゆし豆腐が好きなので、嬉しすぎる。お得です。
満足感ある一杯でした。
良かったのが、これだけ具材を詰め込むと、まとまりが無くなりそうですが、一杯の沖縄そばとして上品に仕上げている所。
それぞれがちゃんと沖縄そばに合っています。
発想が新しいなと感じる沖縄そば。
既成概念に囚われず、柔軟な発想の沖縄そばが、これからもどんどん出てくるんでしょうね。
ちなみに、店の割り箸入れには、手書きのメッセージ。
細やかな気遣いが、沖縄そばにも現れていると思います。