ども、さんぺいです。
前回の宮古島市から引き続き、そのまま石垣島へ移動です。
宮古島から石垣島へは、飛行機で約30分ほど。
石垣島へもここ最近は行く機会が得られず。
ブログをはじめてからは、初訪問になりました。
観光地としても有名になった石垣島。
沖縄県の最高峰、於茂登岳(おもとだけ)があるなど、雄大な自然が魅力の島です。
また八重山地方には、世界遺産に登録された西表島があるなど、大小、様々な個性的な島があるのも特徴となっています。
急ぎ足でしたが、お昼に訪れた「底地(すくじ)ビーチ」。
どこまでも続く砂浜が美しいビーチで、コーヒータイム。
心地よい風の中、海を眺める至福の時間でした。
今回の目当ては、八重山そばを代表するお店、石垣市石垣にある『来夏世(くなつゆ)』。
創業約20年になる八重山そば店。
沖縄そば、沖縄県内どの地域にもありますが、特に個性的なのが、宮古地方の「宮古そば」と、八重山地方の「八重山そば」。
島ごとに、独自の発展をしているのが、沖縄そばの面白いところです。
本場で、そんな「八重山そば」を食べてみたい、というのが当ブログを始めた時からの夢でした。
開放的な店内は、風が気持ちいい。
石垣小学校近くにあり、周囲は住宅街なので、落ち着いた雰囲気です。
テーブル席に、掘りごたつの席があり。
メニューは、シンプル。
八重山そばに、サイドメニューのじゅーしーと、赤米があります。
もちろん、八重山そばと言えば、独特の香辛料「ピパーチ」。
沖縄本島では、ほとんど食べる機会がないですが、八重山そばでは定番です。
味そのものと言うよりも、香りづけの要素が大きい気がします。
私は、シナモンに近い印象があって、「八重山そば」に独特の風味が加わっていっそう美味しく感じます。
今回は、八重山そばセット650円をいただきました。
念願だったこともあって、テンションマックスです。
どうですか、この美しい八重山そばの麺。
「八重山そば」の特徴を簡単に言うと。
①平打ち麺ではなく、丸麺を使用。麺はやや柔らかめ。
②具材は、かまぼこ、豚肉を細切りにして乗せる。
③香辛料として、八重山独特の、「ピパーチ」を用いる。
『来夏世(くなつゆ)』の麺も、丸麺で口当たりが良く、特徴的な麺でした。
丸麺ストレートで、中麺。
麺自体がしっかり美味しい。
スープは、スープは動物系、豚骨をベースに鰹節の出汁。
上品な味で、あっさりしているけど、出汁の旨みがすーっと伝わってくる
絶妙なスープです。
味つけは最小限だけど、奥行きが凄い。
具材は、八重山そば定番の、豚肉とかまぼこの細切りで。
八重山だからか、かまぼこが美味しかった。
具材は、豚肉とかまぼこの細切り、ネギのみ。
シンプルな構成なのに満足感が凄いのは、やっぱり麺とスープに存在感があるから。
伝統的な八重山そばを、さらに洗練したような一杯でした。
この八重山そばを、いつでも食べられる石垣の方が羨ましい。
遠いけど、いつも、ふと食べたくなるですよね。
派手じゃないけど、滋味があって、飽きがこず、またすぐ食べたくなる、沖縄そば理想形の一杯だと思います。
ピパーチを使った『来夏世』のじゅーしー。まーさん。