さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

来夏世(くなつゆ)

f:id:sanpei808:20211028135221j:plainども、さんぺいです。

前回の宮古島市から引き続き、そのまま石垣島へ移動です。
宮古島から石垣島へは、飛行機で約30分ほど。

石垣島へもここ最近は行く機会が得られず。
ブログをはじめてからは、初訪問になりました。



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観光地としても有名になった石垣島

沖縄県の最高峰、於茂登岳(おもとだけ)があるなど、雄大な自然が魅力の島です。

また八重山地方には、世界遺産に登録された西表島があるなど、大小、様々な個性的な島があるのも特徴となっています。



f:id:sanpei808:20211028135640j:plain急ぎ足でしたが、お昼に訪れた「底地(すくじ)ビーチ」。

どこまでも続く砂浜が美しいビーチで、コーヒータイム。

心地よい風の中、海を眺める至福の時間でした。



f:id:sanpei808:20211028135716j:plain今回の目当ては、八重山そばを代表するお店、石垣市石垣にある『来夏世(くなつゆ)』。

創業約20年になる八重山そば店。

沖縄そば沖縄県内どの地域にもありますが、特に個性的なのが、宮古地方の「宮古そば」と、八重山地方の「八重山そば」。
島ごとに、独自の発展をしているのが、沖縄そばの面白いところです。

本場で、そんな「八重山そば」を食べてみたい、というのが当ブログを始めた時からの夢でした。

okinawasoba.hatenablog.com




f:id:sanpei808:20211028135735j:plain開放的な店内は、風が気持ちいい。

石垣小学校近くにあり、周囲は住宅街なので、落ち着いた雰囲気です。
テーブル席に、掘りごたつの席があり。



f:id:sanpei808:20211028135800j:plainメニューは、シンプル。
八重山そばに、サイドメニューのじゅーしーと、赤米があります。



f:id:sanpei808:20211028135823j:plainもちろん、八重山そばと言えば、独特の香辛料「ピパーチ」。

沖縄本島では、ほとんど食べる機会がないですが、八重山そばでは定番です。
味そのものと言うよりも、香りづけの要素が大きい気がします。

私は、シナモンに近い印象があって、「八重山そば」に独特の風味が加わっていっそう美味しく感じます。




f:id:sanpei808:20211028135843j:plain今回は、八重山そばセット650円をいただきました。

念願だったこともあって、テンションマックスです。

どうですか、この美しい八重山そばの麺。



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八重山そば」の特徴を簡単に言うと。

①平打ち麺ではなく、丸麺を使用。麺はやや柔らかめ。
②具材は、かまぼこ、豚肉を細切りにして乗せる。
③香辛料として、八重山独特の、「ピパーチ」を用いる。



『来夏世(くなつゆ)』の麺も、丸麺で口当たりが良く、特徴的な麺でした。

丸麺ストレートで、中麺。
麺自体がしっかり美味しい。



スープは、スープは動物系、豚骨をベースに鰹節の出汁。

上品な味で、あっさりしているけど、出汁の旨みがすーっと伝わってくる
絶妙なスープです。
味つけは最小限だけど、奥行きが凄い。



具材は、八重山そば定番の、豚肉とかまぼこの細切りで。
八重山だからか、かまぼこが美味しかった。




f:id:sanpei808:20211028135928j:plain具材は、豚肉とかまぼこの細切り、ネギのみ。

シンプルな構成なのに満足感が凄いのは、やっぱり麺とスープに存在感があるから。

伝統的な八重山そばを、さらに洗練したような一杯でした。



この八重山そばを、いつでも食べられる石垣の方が羨ましい。

遠いけど、いつも、ふと食べたくなるですよね。

派手じゃないけど、滋味があって、飽きがこず、またすぐ食べたくなる、沖縄そば理想形の一杯だと思います。



f:id:sanpei808:20211028135944j:plainピパーチを使った『来夏世』のじゅーしー。まーさん。




石垣市沖縄そば一覧】

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