もう何回も当ブログで推しているのですが。
沖縄そばには、「野菜そば」「肉そば」「肉野菜そば」と呼ばれるジャンルがありまして。
スープと、沖縄そばの麺、プラス豚肉(三枚肉など)、ネギ、かもぼこと言った、シンプルな沖縄そばとは違い、肉野菜炒めをどーんと沖縄そばに乗せた豪快な料理です。
もう一つの沖縄そばとも呼びたいぐらい、「肉野菜そば」の魅力は、プレーンな沖縄そばとは別物でして。
野菜炒めの汁が溶け出したスープと、大盛の肉野菜をわしわしと食べる快感は、「肉野菜そば」でしか味わえないものがあります。
今回は、そんな「肉野菜そば」食べ歩きをご紹介。
那覇市首里鳥堀町にある隠れ家的な名店『ゆくい処 くぇぶぅ』です。
首里の閑静な住宅街にひっそりと佇むお店。
小ぢんまりとしたお店ですが、すごく落ち着く、私はすごく雰囲気の沖縄そば屋さん。
何より丁寧なつくりの沖縄そばが素晴らしい。
詳細は、前回『くぇぶぅ』を訪問した際の記事を参照ください。
実は、前回『くぇぶぅ』訪問の際、気になっていたメニューがあったんですよね。
それが「黒こしょうもやしそば」。
ロース肉の乗った「くぇぶぅそば」がすごく上品な味わいの沖縄そばだったので、そんな沖縄そば専門店が作る「もやしそば」に興味がありました。
しかも、1日限定5食。
「黒こしょうもやしそば」(大)700円を勇んで注文。
わくわくしながら、沖縄そばを待ちます。
出てきたのが、こちら。
圧巻のもやし、もやし、もやし。
もやしの沖縄そばです。
ちなみに、こちらがノーマルな「くぇぶぅそば」。
印象がだいぶ違いますね。
まずは、シャキシャキのもやしを豪快に食べていきます。
コショウのアクセントも効いていて、美味しい。
ただ『前田食堂』のような強いパンチではなく、あくまで沖縄そばと調和のとれた優しい味付け。
<『前田食堂』の過去記事>
https://nagominiikou.ti-da.net/e3514356.html
続けて、スープを啜り。
沖縄そばの麺ともやしを合わせながら食べていきます。
ノーマルに沖縄そばの麺をいただくのも好きですが、野菜やもやしと合わせて食べることで、食感も楽しめ、また豊かな一杯になります。
「肉野菜そば」と一口に言っても、沖縄そば専門店や食堂、そらぞれでスタイルも様々。
具材も、調理方法も、味つけも個性があります。
『くぇぶぅ』の「黒こしょうもやしそば」も、まさにそんな一杯でした。
基本の沖縄そばの繊細なスープの味わいや、細麺の魅力を損なうことなく、もやしと合わせたそばです。
野菜炒めの汁が、スープと多く交わることもなく、しっかりと出汁の美味しさも感じることができる、上品な「もやしそば」でした。
お店によって、全然違った表情をみせるのも「肉野菜そば」の面白さですね」。
新しい発見に、奥深い「肉野菜そば」の魅力を感じます。
沖縄そばじょーぐーなら、『くぇぶぅ』の雰囲気やそばにきっとハマると思うので、未本門の方は、是非、訪ねてほしいです。
ジューシーも同様に、優しい味付け。まーさん。
<肉野菜そばの記事一覧>