いやだああああああああ。
連日、好き放題だったゴールデンウィークが終わる。
現実に戻らなければなりません。
仕事や勉強、日々やらないといけないことと向き合わないといけない現実。
耐えられそうにありません。
私も明日から、朝起きて出勤という日常がはじまります。
そんな私に似たあなたにお薦めしたいのが、沖縄そばの「肉野菜そば」。
順をおって説明しますね。
1.肉野菜そばってなんだ?
2.肉野菜そばの魅力
3.肉野菜そばお薦めのお店
4.最後に
1.肉野菜そばってなんだ?
「肉野菜そば」とは、「野菜そば」、「肉そば」とも表記される、沖縄そばの1ジャンルです。
通常の沖縄そばに、肉野菜炒めをオンするというもの。
多くの沖縄そば専門店や、食堂の定番メニューとなっています。
まるで沖縄そばの「二郎系」とも呼びたくなるそのルックス。
特徴は、もやしを中心として野菜をモリモリで乗せるという点。
ニンニクを効かせるお店も多く、ノーマルな沖縄そばにはないジャンクな味わいが魅力です。
その歴史は古く、沖縄では食堂や家庭で広く食べられているメニューですが。
沖縄そば好きの中ではどうしてもプレーン(ノーマル)のスープや麺が評価される傾向があり、正しく評価されてこなかったように感じます。
でも、でも、大きな声で言いたい。
「肉野菜そば」美味しいから食べてみて!
2.肉野菜そばの魅力
「肉野菜そば」の魅力は、インスタ映えするルックスのインパクトやボリューム、ジャンクな味わい、意外なヘルシーさ、など色々とありますが・・・。
やっぱり1番のポイントは、肉、野菜、そば、スープが混然となった美味しさだと思います。
野菜炒めを、沖縄そばにオンするという料理の特性上、野菜炒めの汁が徐々にスープに混ざっていくんです。
これを嫌がる人も中にはいるのですが、これが本当に旨い。
スープに溶け出した、野菜炒めの汁が、より濃厚なスープの旨味を生み出します。
最初のひと口と、中盤、終盤でどんどん変化していくスープ。
それに合わせて啜る沖縄そばの麺。
沖縄そば単体では出せない魅力が、「肉野菜そば」にはあります。
3.肉野菜そばお薦めのお店
説明のとおり、「肉野菜そば」の魅力は、肉野菜炒めと沖縄そばの一体感にあります。
なので「肉野菜そば」が美味しい店は、実は基本の野菜ちゃんぷるー(野菜炒め)が美味しい食堂に多い。
スープと麺が美味しいだけじゃなくて、野菜炒めの美味しさやボリュームが大事なんだと思います。
そんな、「肉野菜そば」に特化して美味しい、お気に入りの店を紹介したいと思います。
沖縄の食堂を代表する人気店、那覇市首里にある『あやぐ食堂』。
私の大好きな食堂でもあります。
メニュー豊富な『あやぐ食堂』の中でも、店名を冠した「あやぐそば」は、葉野菜に、にんじん、もやし、ネギ、さらに豚肉が入った一杯。
沖縄料理の「ちゃんぷるー」を、数多く扱っている食堂の名店だけに、野菜炒めはお手のもの、味つけ、炒め方など完璧です。
肉野菜そばと言うと、ジャンクな一面がありますが、『あやぐ食堂』は、味付けが濃すぎず、油っこさもなく、優しい味わい。
肉と野菜炒めの旨みが合わさったスープは、普段の鰹出汁のスッキリとしたものから、さらに美味しさを増しています。
この、スープ、麺、肉野菜炒めの、渾然となった旨さが最大の魅力。
40年以上続く歴史ある浦添市にある『はつみ食堂』。
その優しい味わいに、まず驚き。
スープは、野菜の甘味が染みて滋味のある味わいながら、油濃くなく、味つけもすごく優しい。
野菜炒めは、にんじん、もやし、葉野菜とシャキシャキした食感で、味付けがほど良い。
一口サイズで食べやすく、控えめな味付けの豚肉は、もういくらでも食べられる。
この野菜炒めに豚肉と合わせてそばを啜れば、至高の時間。
徐々に肉と野菜の旨味が染み込んでいったスープは、尖ったところがなくて、とにかく優しい味わいで。
「肉野菜そば」と言うと、パンチ、ボリュームと思いがちですが、また違った魅力を発見しました。
毎日でも食べたい肉そばです。
沖縄食堂の中でも創業50年を超えるレジェンド『みどり屋食堂』。
宜野湾市にあります。
『みどり屋食堂』の「肉そば」は、期待にたがわず、山盛りの一杯。
予想はしていましたが、想像以上の山盛りに思わず緊張感が走りました。
たっぷりの野菜が、「肉野菜そば」の魅力。
シャキシャキのキャベツにもやし、玉ねぎ、にんじんなど、野菜の美味しさが存分に味わえます。
肉そばと言うだけあって『みどり屋食堂』は豚肉多めの仕様。
細かく切られており、食べやすいサイズ感。
食べても食べてもなくならない豚肉は、ボリュームあります。
野菜炒めの汁が溶けだしたスープは、茶褐色となり、たまらない旨さに。
味は濃いめになりますが、脂のくどさはなく、さらっとしたスープです。
ちなみに『みどり屋食堂』では薄い玉子焼きも入っていて、「肉野菜そば」の中では珍しい。スープが染みた玉子焼きもまた美味です。
okinawasoba.hatenablog.com名護市の『さくら食堂』も「スタミナもやしそば」が有名な食堂です。
自分が沖縄そばを食べ歩いてきた中でも最大級の盛りですね。
ニンニクが効いており、豆板醤の辛さもしっかりあるのが特徴。
味つけは振り切っていてパンチのある一杯に仕上がっています。
食べても食べても減らない肉野菜炒めに歓喜。
厚みもあって、力強い麺は、さらにテンションを上げてくれます。
まさに食べ応えのある一杯。
麺と合わせて、肉野菜を食べる事で、いっそうの美味しさが。
スープは、沖縄そば定番の豚と鰹の出汁だと思いますが、肉野菜炒めの汁が混ざり合うことによって、こちらもよりパンチのある味わいに。
特にさくら食堂の「スタミナもやしそば」は、辛さもしっかりあるのでスープもガツンときます。
汗だくになりながら完飲、完食しました。
最後は沖縄そば専門店の「野菜そば」。
宜野湾市にあるお店です。
ルックスも美しい「野菜そば」。個人的に三枚肉をトッピングしています。
キャベツにニンジン、もやし、ネギ、とにかく野菜が乗りに乗った一杯。
野菜炒め自体は優しい味付けで、どんどんいけます。
スープの方は、少し白濁した豚骨主体のスープ。
野菜炒めが乗っても、しっかりスープ自体の美味しさを損なわないしっかりとした存在感。
麺は人気の照喜名製麺。
特徴のある細かい縮れがはいった力強い麺は、「野菜そば」にも良く合います。
硬めな食感は、野菜や他の具材と合わせても、負けない美味しさ。
後半は、野菜炒めと、スープ、麺の混然一体のジャンクでカオスな美味しさを堪能。
4.最後に
ご覧いただいて分かるように「肉野菜そば」は、まさに完全食。
これで心も身体も栄養補給は完璧にできます。
ゴールデンウィーク明けのテンションが上がらない月曜日。
明日のお昼は「肉野菜そば」を食べて乗り切りましょう。
私も今からどの店に行こうか思案しています。
<ブログで取り上げた肉野菜そばの一覧です>