ども、さんぺいです。
最近、沖縄では桜が咲き始めたとのニュースを目にします。
全国的には、春の風物詩ですが、沖縄では1月中旬頃から咲き始めるんですよね。
私なんかも、桜のニュースを聞くと、いよいよ今年も本格的にスタートしたなと感じます。
今度、桜を見に行きながら、本島北部の沖縄そば屋さん巡りもしたいですね。
今回訪問したのは、2021年9月にオープンした『すばやー上間本店』です。
インパクトのある『すばやー』は、沖縄で言うところの「沖縄そば屋」という意味。
牛丼を出すお店なら「牛丼屋」、ラーメンを出すお店なら「ラーメン屋」と、看板を出すような感じ。
名前で勝負しないところは、自信すら感じさせます。
ただ、上間の店舗は、昨年オープンになりますが、『すばやー』自身は、那覇市の繁華街松山で20年以上お店を経営されている、キャリアある店舗なんですよね。
最近行く機会があまりないのですが、私も松山で飲んだ帰りにお世話になあった記憶があります。
『すばやー 上間本店』は、南風原高校近くにあります。
駐車場も余裕があるので安心。
外観、インテリアとも、洗練されたデザインが印象的。
一見、沖縄そば屋とは思えないほどで、友人や家族との会食にもとても喜ばれそうな雰囲気です。
カウンター席、テーブル席、座敷があり、座席数も余裕があります。
内装が本当に素敵で、居心地が良く、待っている時間も楽しく過ごせます。
『すばやー』のメニュー構成。
基本となる沖縄そばがあって、ソーキそば、ミックスそば、名物のシブイを用いたそばなどがあり。
定番のゆし豆腐そばや、アーサそばなども押さえています。
今回は、名物のシブイソーキそば800円をいただきました。
盛り付けも美味しそうな沖縄そば。
「シブイ=とうがん」は、聞きなれない方もいると思いますが、沖縄県内ではメジャーな野菜です。
汁物や煮物で食べることが多く、味の染みた柔らかな食感が魅力。
沖縄そばに用いるは大変珍しいため、とても楽しみ。
サービスのフーチバー。
しっかりとした動物系のスープに、重量感のあるソーキそばだったので、フーチバーの苦みが良いアクセントになりました。
フーチーバーは早めに入れた方が、クタッとして美味しいですよ。
旨味がしっかりと伝わってくる重厚感のあるスープ。
丁寧に作られている印象でした。
飲み応えのあるスープですが、飽きのこない、どんどん飲み進めたくなるような美味しさがあります。
中央に鎮座したソーキも、見た目どおりの存在感で、豚肉の旨みを十分に楽しむことができます。
味つけも、沖縄そばとのバランスが取れていて嬉しい。
気になっていた「シブイ」ですが、想像以上に沖縄そばにフィットしていて、好印象でした。
「シブイ」の持っている独特の食感と、汁物と良く合う特性が、すごく良いアクセントになっていました。
沖縄そばの具材には野菜系統が少ないので、「シブイ」が、こらからの沖縄そば具材の主役になるかもしれませんね。
個人的にめちゃくちゃ、ありだと思います。
『すばやー』でもう一つ印象的だったのが、この自家製麺。
中細の細かく縮れが入った麺は、風味とコシがあって美味しい。
スープ自体に力があるのと、ソーキや「シブイ」で存在感が薄くなりそうな麺ですが、しっかりと主張がありました。
やっぱり、スープと麺のバランスって大事ですね。
すごく拘りも感じました。
沖縄そばでは珍しい「シブイ」を用いた一杯。
具材だけでなく、スープも麺も意欲的な試みの沖縄そばだと思います。
沖縄そば好きは、是非、足を運んでみてください。