さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

【第12回スタンプラリー】守良屋(すろーやー) 自家製手打ち麺が美味しい沖縄そば

ども、さんぺいです。

2022年10月にはじまった「第12回沖縄そばスタンプラリー」もいよいよフィナーレ、27店舗目の訪問です。

期間は2023年2月までだったのですが、ブログの更新の関係で、この時期の紹介になってしまいました。



沖縄そばスタンプラリー』は、一般社団法人沖縄そば発展継承の会が主催する沖縄そばに関する企画です。
対象の沖縄そば店を巡り、スタンプを獲得していくという企画で、今回でなんと12回目。

沖縄県民の年中行事となったスタンプラリー。

今回もなんとか完走することができました。


 

そんなこんなで、ラスト1店舗、名護市許田にある『守良屋(すろーやー)』を訪問しました。

場所は、沖縄自動車道許田インター近くなので、アクセスはしやすいはず。
「許田」は、沖縄最北端のインターチェンジになります。

注意点として、店へ行くには集落の小路を通る必要があるため、運転はゆっくりとという点でしょうか。

集落を奥に進んでいくとお店の看板が見えます。

『守良屋』は聞きなれない言葉ですが、沖縄では良く使われる「屋号」ですよね。



店舗横に駐車場が。

駐車場は余裕があるので、安心して利用できます。



店は沖縄の古い家屋を用いていて、雰囲気は最高。

自然に囲まれた落ち着いた雰囲気の中、風を感じながら沖縄そばをいただくことができます。

席は、厨房前のカウンター席と、テーブル、座敷があります。



沖縄の古い家屋って風通しが良くて涼しいんですよね。



カウンターに並ぶ泡盛



みかんが美味しそう。



『守良屋』のメニューはシンプル。
厳選されたメニューは、沖縄そば専門店のこだわりを感じます。

基本の沖縄そばに、ソーキそば、守良屋そば、てびちそば、以上。
サイドメニューはジューシーのみ。



今回はてびちそば800円をいただきました。

第12回沖縄そばスタンプラリーのラストを飾る沖縄そばが着丼。
豪華な内容となりました。

繊細な沖縄そばなので、沖縄そばと具材のてびちは別皿での提供です。



シンプルに沖縄そばを味わいます。

スープを飲むとその奥行きにびっくり。
ごくごく優しい味わいで尖ったところがなく、パンチが強いスープとは真逆なんだけど、出汁の旨みが凄い。

飲み進めるたびに印象が変わっていくような、複雑な味わい。

美味しくて、飲むのが止まらなくなる。

味つけも最小限に、余計な感じがないので出汁の美味しさをそのまんま感じることができるスープです。



『守良屋』はスープも個性的なんですが、沖縄そばの麺も負けないぐらい特徴的。

自家製の手打ち麺は、写真のとおり中細の平打麺で、厚みは薄いタイプ。
細かく縮れが入っていて、これが独特の口当たりになっていて美味しい。

そして何いっても特有のコシ。
しっかり弾力があって、でも硬いだけでなくもちっとした面もあるオリジナルな沖縄そば麺。

この麺を食べるためだけにでも、行く価値あると思います。




そして、てびち。
豚足の煮付けですね。

沖縄県民は、てびちが好物という方も多くて、こだわりも強い食べ物です。
そんなうるさがたも唸らせるであろう『守良屋』のてびち。

私もすごく好みでした。

沖縄そば同様に味付けは控えめで優しい味。
箸で持ち上げると崩れそうな柔らかい、ぷるぷるの食感がたまらない。

てびちは本当に店によって全然違うので、初めてという方に『守良屋』のてびちそば、お薦めです。



刻み生姜を別皿で出してくれる丁寧さも嬉しい。

こちらはお好みでどうぞ。


 

『守良屋(すろーやー)』のてびちそば。

スープも麺もてびちも、全てがハイクオリティで、細部までつくりこまれた印象の沖縄そば
特にスープと麺は、他で食べる事ができない逸品だと思います。



『第12回沖縄そばスタンプラリー』最後の一杯を完食しました。

店の方にも声をかけていただき、感無量です。




2022年10月から、2023年2月までに、全27店舗を無事回ることができました。

最後のスタンプをゲット。

期間中は、多くの店で「がんばってね」と声をかけられ、それがすごく励みになりました。
店とのコミュニケーションも生まれる、貴重な企画だと思います。

今は達成感でいっぱいです。



やったー。



【第12回スタンプラリー一覧】

okinawasoba.hatenablog.com