ども、さんぺいです。
沖縄はご存知のとおり、沖縄本島ほか宮古島や石垣島など複数からなる県です。
沖縄本島はひとつの小さな島ですが、他の県と同じようにそれぞれの地域によって個性があるんです。
私が住む那覇市は南部に位置しますが、中部の沖縄市や、北部の名護市などが有名です。
特に中部の沖縄市は、かつて日本復帰前は「コザ市」であった時代もあり、那覇とはまた違った文化や雰囲気があるんです。
今回は、そんなコザの街にある、ある意味コザらしい沖縄そば専門店を訪問してきました。
沖縄市の中心市街地、中央の「一番街」にある『796(ナンクル)』です。
外観の写真からも伝わると思うのですが、カフェやバーのようなつくりで、従来の沖縄そば屋さんの枠に収まらないような新しい雰囲気が魅力的なお店です。
場所は、沖縄市のランドマーク「ミュージックタウン音市場」の近く。
道を挟んで、市場の方にお店があります。
バスケットのワールドカップが開催されることもあり、沖縄市は盛り上がっていますね。
市場の「一番街」にお店があります。
久しぶりに来ましたが、コザのアーケード街懐かしいですね。
那覇の商店街とはまた違った空気感があるのが良いです。
『796(ナンクル)』は、2022年10月にオープンした比較的新しい沖縄そば専門店です。
新しい感性で沖縄そばを捉えなおしたようなメニューや工夫が詰まっていて刺激的でした。
店内はHIPHOPが流れていて、夜ならお酒も飲みたくなるような雰囲気。
席は、テーブル席とカウンター席があります。
紙エプロンが置かれているなど、これまでの沖縄そば屋さんにはあまり無かった配慮もあったりして、細かい気遣いも良かったです。
メニュー構成も変わっていて。
基本となる「素材の出汁がシンプルに楽しめる」という『至高の沖縄そば』と、『バターチキンカレーそば』がレギュラーになっています。
さらに、「厳選された食材と時間をかけた仕込みにこだわった」『月替そば』がプラスされるとなっています。
8月の『月替そば』は、「家系沖縄そば」でした。
厳選しまくったメニューにまずこだわりを感じますよね。
まずは、この『至高の沖縄そば』。
ラフテーなどのトッピングも可能です。
もう一つのレギュラーメニュー『ハーブ香るバターチキンカレーそば』。
今回初めて知って驚きましたが、既成概念に囚われていたらこんな発想なかなか出てこないですよね。
味の想像がつかないので、次回絶対食べてみたい。
今回は、初めての訪問だったので、ベーシックに『至高の沖縄そば』796円をいただきました。
構成は、三枚肉、かまぼこ、白髪ネギ、と基本的な沖縄そばの内容です。
盛り付けも美しくて美味しそう。
印象的だったのが、豚と鶏で取ったというスープ。
ネギで分かりづらいと思いますが、ほぼ真っ白に近い色のパイタンスープです。
クリーミーで濃厚な味わいでとても贅沢。
油の感じもあって、厚みのある飲み応え抜群なスープです。
味付けはしっかり目で、甘みも感じます。
動物系のスープに合わせるのが、中細の縮れの強い生麺。
地元沖縄市の「知念製麺所」の麺なんだそう。
生麺らしいプリッとした食感が特徴的で、細めの縮れ麺なのでよくスープも絡みます。
啜った感じも良くて、好みでした。
ネギは2種類が乗っていて、ネギ好きの私としては嬉しかったです。
スープの濃度が高いので、ネギn清涼感が良いアクセントになっていました。
甘めに味付けした三枚肉も美味しかったです。
味付けの一つ一つも、従来の沖縄そばとは違う少しアレンジされた印象があって面白いですね。
店の雰囲気や、メニューの構成、味のアプローチなどすごく刺激的でした。
今までの沖縄そば専門店をアップデートしていくような存在ですね。
濃厚なスープは、また食べたくなる中毒性がありました。
今度は、予想が付かない『ハーブ香るバターチキンカレーそば』にチャレンジしてみたいです。
店の近くにあった有名なソーセージのお店『TESIO』。
どうしても食べたくなったホットドッグが美味しかったです。
コザはやっぱり魅力的な街。
【ナンクルのバターチキンカレーそば】
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