ども、さんぺいです。
「沖縄そば食べ歩き」と題して沖縄そばの紹介をしている当ブログですが、私は他の麺類も好きでして。
特に、その地方でしか食べられないローカル麺に今すごく興味があります。
沖縄そばと同じ中国にルーツを持ち、灰汁を用いて麺づくりを行うなど共通点のある「長崎ちゃんぽん」が気になり、7月29日~31日に旅行にでかけました。(その後台風で帰れなくなったけど)。
今回はその記録です。
長崎へ行くのはかなり久しぶりだったのですが、この歳で感じるのは、街の魅力。
長崎は貿易の要所だったこともあり、西洋や中国の文化が混ざり合いながら独特の雰囲気を形成しています。
これまで訪れたどの都市とも違う、長崎にしかない雰囲気。
街中を路面電車が行きかう風景も素敵で。
綺麗な街の様子を眺めながら歩いているだけで、とても幸せでした。
前回の『四海樓(しかいろう)』に続いて訪れた、長崎ちゃんぽんの2店舗目は、思案橋にある『思案橋(しあんばし)ラーメン』。
思案橋は、長崎駅から路面電車で10分ちょっとで行ける距離の繁華街です。
昔、遊郭が近くにあり「行こうかどうか思案した」ことから「思案橋」の名がついたんだそう。
『思案橋ラーメン』は、俳優の福山さんの推しということでも有名なお店らしく。
『四海樓』が高級な中華料理屋さんといった雰囲気だったのに対し、町中華のお店といった雰囲気です。
年季の入った味のある外観は、個人的にめちゃくちゃ好み。
街中にある食堂みたいな麺料理のお店が大好き。
店内に入って、驚いたのがカウンター前にある「おでん」。
「思案橋ラーメン」の名物の一つが「おでん」らしく、大きな鍋で「おでん」が煮込まれています。
ビール飲みながら「おでん」で、長崎ちゃんぽんで〆るとか最高ですね。
カウンター席に座ると漂ってくる豚骨スープの香り。
パンチの効いた香りをかいでいると、どんどん食欲が湧いてくる。
どんな長崎ちゃんぽんに合えるか楽しみ。
最近少なくなりましたが、食品サンプルがあるのは旅行者にはありがたい。
初めて食べる料理は、なかなかイメージが難しいもので。
『思案橋ラーメン』のメニューです。
長崎ちゃんぽんや皿うどんがあるのはもちろん、ラーメンも充実しています。
ちゃんぽんは、ニンニクを乗せた「バクダンチャンポン」が有名だそう。
また、長崎にきて知ったのですが、多くの店でちゃんぽんにはグレードがあり、より海鮮の具材を豪華にした「特製」もあります。
今回はノーマルの味を試したくて、「チャンポン」880円をいただきました。
カマボコのピンクと、野菜の緑が美しい『思案橋ラーメン』の長崎ちゃんぽん。
『四海樓』と比べると、白くないスープ。
そこまでパイタンといいう感じではない色合い。
油は強く、トロっとしていて粘度はかなり高いパンチのある印象でした。
これは飲んだ後に、絶対美味しいやつですね。
中太の丸い麺は、柔らかく仕上げていてソフトな口当たり。
コシを追求した麺とも違っていて、そこがちゃんぽんの面白い所だなとも感じました。
野菜や魚介の具材と合わせて食べると美味しいんです。
野菜の盛りは、やや小さめですが、飲んだ後だとこれぐらいが良いかも。
具材は豪華で、イカ、アサリ、豚肉、カマボコ、キャベツ、もやしなど。
しっかり食べ応えがあります。
特にアサリが多めで、魚介系の美味しさも効いていました。
動物系の出汁が効いていて、飲んだ後、口元がベタつくぐらいの粘度。
良い意味でジャンク感のある長崎ちゃんぽんで、飲んだ後に絶対美味しいだろうなと感じました。
上品なものもあれば、町中の野性味溢れるものもある、ふり幅がまた魅力的です。
パンチのある一杯でした。
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