さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

みそ汁亭 秀 我如古店

ども、さんぺいです。

皆さんパチンコ・スロットはお好きでしょうか。
私は、昔友人に連れられてお店に行った事はあるのですが、かんぺき素人で。
お金の入れ方も良く分からないレベルなのですが。

今回は、普段行かないパチンコ店を訪問してきました。

もちろん沖縄そばを食べに。



沖縄県民は沖縄そばが大好きなので、沖縄そばの専門店がたくさんあること、食堂やレストランでも提供されていること、弁当屋さんの朝食や、コンビニでも沖縄そばが食べられることなどを紹介してきました。

もちろん、パチンコ店に併設されている食堂も同じで、沖縄だとけっこう多くの店で沖縄そばも提供されています。



今まであまり踏み込んでこなかったジャンルなのですが・・・

未知の沖縄そばとの出会いがそこに有るかもしれません。

今回はその中で、有名な『みそ汁亭 秀』の沖縄そばを食べに、宜野湾市我如古にある『ファラオ』を訪問しました。



『みそ汁亭 秀(ひで) 我如古店』は、正確にはパチンコ店の中ではなく、敷地内に別棟で建てられている、みそ汁と沖縄そばのお店です。

建物は全く別なので、パチンコ店はちょっと緊張するという方でも大丈夫。

この日もお子様連れの家族が利用していました。



1番のメリットは、やっぱり駐車場に困らないこと。

店舗の周辺にも駐車スペースが確保されていますし、パチンコ店の駐車場も利用できるため、駐車に悩むことはないかと思います。

車社会の沖縄なので、その点は良いですよね。



店内に入ると、リラックスできる町の食堂といった雰囲気。

清潔感があって誰でも入りやすい感じです。

席は、カウンター席とテーブル席があり、友人と行っても良いし、ひとりで食事を取るのも良いし。



余計なものがない簡潔な店内も好みです。

カウンター席も多めで、ひとりでも入りやすいのもありがたい。



okinawasoba.hatenablog.com
重大なポイントとして『みそ汁亭 秀』は、名前のとおり「みそ汁」の専門店なんです。

本土で言うところの、ご飯、焼物、煮物などと並んで出てくる「お味噌汁」ではなくて。
沖縄食堂で「みそ汁」と言えば、具沢山でそれだけでおかずとして100%成立するメニューを指します。
「豚汁」のようなイメージですが、沖縄の「みそ汁」はそれだけで完結するため、具沢山かつボリューミーなのが特徴かもしれません。

「みそ汁」の専門店は、沖縄の中でも珍しく、めちゃくちゃ評判も良いお店なので、もちろん「みそ汁」が強くお薦めです。
(自分はまだ食べたことがないのですが)。

 

 

注文は食券制です。

左上にあることから分かるように、看板メニューは「白みそ汁」。



メニューの構成は、「白みそ汁」「肉汁」「沖縄そば」で、それぞれ定食にしたり、トッピングが可能です。

沖縄そばは「秀そば」と、プラスご飯、塩サバ、もやし炒めが付く「秀そば定食」があります。



「白みそ汁」に惹かれながらも、「秀そば」700円を注文。

初対面ですが、簡潔なルックスが素敵な沖縄そばでした。

三枚肉、赤肉(ロース)、かまぼこにネギが乗ったシンプルな構成。

スープはなみなみと、そして熱々で出てくるのが嬉しい。




「みそ汁」専門店の沖縄そばということで、全く事前情報なしで伺ったのですが、ひと口スープを飲んで、ああ美味しい。

薄っすらと白濁しているスープは、動物系の出汁がベースに使われていてパンチのある味わい。

味付けは塩を基本にしていて、しっかり目で、太い豚のスープと強い塩が効いています。

最近は、鰹節を中心としたあっさりとしたスープの沖縄そばが多い中、豚骨を前面に出したスープが印象的でした。



緬は、細めのストレート麺。

細緬ですがもちっとした感じもあって、滑らかな啜り心地の麺でした。



具材の赤肉(ロース)。

三枚肉と違って脂身がないのが特徴で、淡泊ですが自分は大好きです。
昔の沖縄そば屋さんではけっこう使われていたと聞きますが、最近は三枚肉やソーキが人気ですよね。

脂身が苦手という方もきっと気に入るはず。

味がしっかり染みていて美味しいです。



もう1種の豚肉は三枚肉。

柔らかく煮込んでいて、味付けは濃すぎず、沖縄そばとも良く合っていました。

スープに浸して食べるのも美味しい。




かまぼこは、珍しく大き目で味付きのもの。

沖縄そばのかまぼこと言うとどうしても脇役感があるのですが『みそ汁亭 秀』のかまぼこはメインを張る美味しさでした。

濃い味のスープと良く合っています。



動物系の出汁の美味しさが前に出る最近では貴重な沖縄そばで、インパクトもあって美味でした。

味付けはしっかり目ですが、尖った感じはなくてすごく円やか。

気づくとどんどんスープを飲んでしまう、そんな感じです。



「白みそ汁」という看板メニューがあるので、毎回「みそ汁」と「沖縄そば」で迷ってしまいそうですが、「沖縄そば」も「みそ汁」に負けないぐらい美味しいと思います。

次回訪問したらどうしよう。悩む。



宜野湾市沖縄そば一覧】

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