ども、さんぺいです。
今回は、久しぶりにレジェンド店を訪問できるということで、朝からソワソワしていました。
沖縄本島の北部は、昔から「そば処」と言われていて、南部の方からも沖縄そばを目当てに出かけるほど有名店が多い地域です。
なかでも、名護市と並んで有名なのが本部町。
2010年には「そばの町もとぶ」を宣言し「もとぶそば街道」を名乗っています。
そんな本部町の「そば街道」を代表するお店の一つが、『山原そば』なんです。
昔ながらの古民家を用いたシンプルなスタイルで約50年続くお店です。
地元はもちろん、観光客にも人気で、連日行列を作る、沖縄そば屈指の人気店として有名。
この佇まいが良いですよね。
建物の外観、店内のテーブルや椅子、まとっている雰囲気全てが沖縄そばと共にお店の味になっています。
店舗横に広めに駐車スペースが設けられています。
けっこうな台数を駐車することが出来ますが、それでも人気店なのですぐにいっぱいに。
時間に余裕を持って訪問することをお薦めします。
変わらない店内の雰囲気。
テーブル席のほか、小上がりがあり、それぞれ4名用のテーブルが用意されています。
アクアポリスの写真が。
もう知らない方もいるかもしれませんが、1975年には沖縄で「国際海洋博覧会」が開催されたんですよね。
ちょうどのその直前に『山原そば』も開業されています。
昔ながらのテーブル。
『山原そば』のメニューです。
ソーキそばと三枚肉そば、子どもそば、そしてライスのみ。
簡潔なメニューに、老舗の矜持を感じます。
今回は、ソーキそば950円をいただきました。
綺麗に盛り付けられた本ソーキ。
画になる、最高なルックスの沖縄そば。
シンプルだけど美しい、ひと目見たら分かる『山原そば』。
スープは、鰹や豚から出汁を取られていて、フワッと香る鰹出汁が印象的。
バランスの良いスープで、出汁の旨みがストレートに感じられる直球な美味しさです。コクがしっかりありますが、油の感じがないのでしつこさは全然ありません。
醤油を効かせた味付けも北部地域らしいもので。
味がしっかり決まっていました。
奥深いスープに、もうメロメロになってしまう。
好きだなー。
麺は、北部らしい幅広の平打麺を中心に、幅の異なる麺を合わせた混合麺。
もっちりとした食感で、スープとの相性も抜群です。
この平麺を食べると、北部に来たなって感じがしますよね。
『山原そば』と言えば有名なのが本ソーキ。
よく味の染みたソーキは、固めのしっかとした歯ごたえ、これぞ本ソーキと言いたくなるような絶品。
最近は軟骨ソーキが人気なこともあり、柔らかく仕上げる店が増えてきていて、これだけ歯応えがあるのは珍しいかも。
肉肉しくて最高です。
甘辛く煮込まれた骨付きのソーキ。
ゴロゴロと入っているのが嬉しくなります。
これも昔から変わらないスタイル。
思う存分楽しめる。
10年ぶりの訪問となった『山原そば』。
変わらぬ味にグッときました。
どこもまでも飲みたくなるようなスープに、もっちり麺、そして絶品な本ソーキ。
50年にも渡って人気を保ち続けているのは、この味を守り続けてるからなんだなと感じました。
沖縄そば食べ歩きをしてきて何周かして、『山原そば』に戻ると、また新しい感動があります。
北部に行ったら、絶対に行ってほしい沖縄そば屋さんです。