さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

沖縄そば 今帰仁いち藤

ども、さんぺいです。

今日も沖縄は夏日。
どこまでも続く青空に、真っ白な雲。

朝から心が折れて、仕事をぶん投げて北部へドライブで出かけました。

それほどの良い天気。



現実逃避には、あまりにも最高な1日。

最近、仕事やプライベートで、色々と抱えることもあったから良いよね。

神様、良いよと言ってください。



今回訪問したのは、今帰仁村の『いち藤』。

SNSをはじめ、沖縄そばじょーぐー(沖縄そば好き)の間で話題のお店で、以前から行きたかったんです。
今日こそは行くぞってことで、那覇から1時間半かけて車で向かいました。

今帰仁役場の近くにあり、今帰仁村でいえば中心地にあたる仲宗根にお店があります。




昨日、沖縄そばの「推し」を選ぶポイントは、主に「スープ」と「麺」に大別されるという話をしました。

okinawasoba.hatenablog.comその点で言うと『いち藤』は、まさにスープにとても特徴があるお店です。

沖縄そばは、鰹節の出汁と豚の出汁をミックスして作られるのが特徴ですが、専門店によって、どちらの出汁をメインに用いているのか、これが好みの分かれるところなんです。

鰹節を主体とした、すっきりとした後味のスープが一番という人もいれば、濃厚な豚骨出汁が効いたコクのあるスープが魅力という方もいます。

『いち藤』は、後者の豚骨を効かせたスープが魅力なんです。




昼営業で、売り切れ次第完了というスタイル。

早々に売り切れる日も多いと聞き、今回は11時の開店前には到着しました。
開店時には、すでに待ちが出来るほどの人気です。

店舗は、表から左手にある通路を通って入っていきます。



古い家屋を使っていて、木調の落ち着いた雰囲気の店内。

色目も統一されていて、清潔感があります。



座席は、テーブル席と、座敷があります。



注文は食券制です。

『いち藤』のメニュー構成はごくシンプル。
沖縄そばは軟骨ソーキと三枚肉が乗った「いち藤そば」の1種類のみ。

厳選した構成にお店のこだわりを感じます。

サイドメニューにジューシーと、じーまみ豆腐あります。



楽しみにしていた初訪問。
「いち藤そば」(大)850円をいただきました。

まず目が行くのが白濁したスープ。
豚骨ベースにした出汁で、これだけ真っ白なスープは沖縄そばでは珍しいですよね。

最近の沖縄そばは、あっさり系が人気で、豚骨を前面に出した沖縄そばの新店は少ないような気がします。

これは期待大。



見た目通り、濃厚ですごくコクのあるスープ。
雑味はなくて丁寧につくられている印象です。

ひと口ずつ、大切に飲みたくなるようなスープ。

パンチがしっかりありますが、塩味はそれほどきつくなく、また油っぽさも無いので最後の一滴まで美味しくいただけます。

これは美味いわ。



沖縄そばの麺は、北部地域ではお馴染みの「三角屋製麺」を使用しているとのこと。

平打ち麺で、幅の広い麺から細麺まで混合しています。

ツルっとした食感があって、硬さも程よくスープにも良く合っていました。



具材の軟骨ソーキ。

甘辛く、しっかり目に味付けされています。

口の中でトロッととろけるような食感が絶品です。



大ぶりの三枚肉もインパクトありますね。

厚さはそれほどないので、重たくなりすぎる感じはありません。
ペロッといけるはず。

こちらも柔らかく煮込んでありました。



前評判で、期待値を上げまくって訪問したのですが、余裕でそれを上回るような沖縄そばでした。

最近の沖縄そばのトレンドはどしても、スッキリとした魚介系出汁が中心ですが。
沖縄そばには、『むつみ橋 かどや』などのように豚骨を主体としたこってり系も伝統としてあります。

個人的には動物系の出汁を活かしたパンチのある沖縄そばがもっと出てきてほしいとの想いがあるので『いち藤』の沖縄そばは嬉しかったです。



豚骨から出汁を取った力強いスープですが、ジャンクな感じはなくて、品のある後味になっているのも凄いなと思います。

濃厚な沖縄そばが好きという方には絶対に食べてほしい一杯。

今帰仁まで出かけてでも食べに行く価値のある沖縄そば
是非、訪問してみてください。



ジューシーも、味の加減、油のまわし具合、どれも好みでした。
これは、お代わりしたいぐらい。

まーさん。




今帰仁村沖縄そば一覧】
okinawasoba.hatenablog.com