ども、さんぺいです。
明治期に一般に食べられるようになった沖縄そば。
昭和の時代を経て、大衆食になっていき、今や沖縄県民のソウフルフードといわれるまでになりました。
沖縄の伝統的な食文化の中で育まれてきた沖縄そばですが、それは進化の歴史でもあります。
例えば、今では人気の「ソーキそば」や「ゆし豆腐そば」も昭和に入ってからの具材です。
先人たちの工夫の積み重ねが、今の沖縄そば人気を生んでいるんですよね。
今回は、最近食べた中でも最も衝撃を受けた沖縄そばを紹介したいと思います。
店は、うるま市みどり町にある『ちゅるげーそば 具志川直営店』です。
『ちゅるげーそば』の特徴は、スープがこってり、あっさりから選べ、麺の種類も細麺、もみ麺、縮れ麺が選択できるなど豊富なメニューが揃っていること。
また、子ども用そばが無料と、お客さんに寄りそうホスピタリティに溢れたお店なんです。
お店は、うるま市役所近くの中心市街地にあり、アクセスの良い場所にあります。
店頭に駐車場があり、日曜日に訪問したのですが向かいの「住友生命」の駐車場も使用することができました（お店に確認してください）。
夜は居酒屋としても営業されていて、席数は多め。
テーブル席、小上がりの席があり、スペースにも余裕があります。
これなら子ども連れでも安心ですね。
この日も、家族連れのお客さんが多かったです。
綺麗にされていて、店員さんもとても元気。
活気のある店内です。
注文は食券制です。
『ちゅるげーそば』のメニューです。
基本の沖縄そばに、三枚肉そば。ゴロゴロそば、軟骨ソーキそばに、てびちそば、ゆし豆腐そばも。
同じ軟骨ソーキでも、ノーマルと塩があったり、細かい選択が出来るのが嬉しい。
『ちゅるげーそば』の特徴と言えるのが、スープと麺が選べること。
最近、麺が選択できるお店も増えてきましたが、これだけきめ細かく対応しているお店は珍しい。
これなら、スープや麺で好みの違う方どうしで会食に行っても、全く問題ないですね。
スープは、鶏と豚をメインにした「こってり」と、鰹節をメインにした「あっさり」から選べます。
また、麺は、「細麺」「もみ麺」「ちぢれ麺」から選ぶことができます。
今回は、「ぬちまーす塩カツオそば」990円をいただきました。
お店のアイデアが詰まった革新的な沖縄そばです。
まず提供方法が斬新。
沖縄そばは、スープが入っていない状態で運ばれてきます。
沖縄そばの麺に、スフレ状の玉子焼きとネギ、そして塩軟骨ソーキが乗っています。
www.nutima-su.com
そして、ポイントになる「ぬちまーす」。
沖縄の方言で「命の塩」という意味。
沖縄県内の宮城島で作られている塩で、海水を用い、ミネラルが豊富なのが特徴です。
この塩を、最初は半分ほどかけ、後半は好みで足していきます。
繊細なスープと、塩の美味しさを自分好みでカスタムできるのが良いところ。
スープは別で提供されます。
充分な量のスープが入っているので、途中で追いスープをすることもできます。
スープ好きの自分としては、とても嬉しいシステムでした。
「ぬちまーす」（塩）を適量入れたあと、スープを注いでいきます。
出汁がフワッと香る沖縄そば、めちゃくちゃ美味しそう。
スープを注ぐ工程にもテンション上がります。
黄金色のスープが、玉子焼きにかかるともう堪りません。
尖った感じがない、優しい塩味。
鰹出汁のスープは、あっさりとしていて、とても上品な味わい。
一口ずつ大切に飲みたくなるような、繊細なスープです。
塩を自分好みで調整できるので、塩の美味しさ、出汁の旨みを存分に楽しむことができます。
フワッとした玉子焼きは、出汁を入れて作られており。
鰹出汁のスープを含むと、さらにいっそうの美味しさに。
この食感、この出汁の味わい。
これは食べてみないと分からないはず。
玉子焼きを割っていくと、中から沖縄そばの麺が。
定番の照喜名製麺所の縮れ麺。
独特のウェーブが生み出す食感が人気です。
しっかりとした歯応えがあって、玉子焼きのインパクトにも負けない美味しい麺でした。
ゴロゴロと入った塩軟骨のソーキ。
塩で上品に味付けされていて、鰹出汁のスープとも良く合っていました。
トロトロのお肉は堪らない美味しいさ。
ボリュームもしっかりあります。
途中からスープを追加して、何度もスープの美味しさを味わいました。
繊細な塩と、出汁の美味しさを味わいつくすことができる一杯。
どうやったら美味しく食べられるのか、工夫とアイデアが詰まっています。
斬新なアイデアに驚くと共に、その味に本当に夢中になって食べました。
是非、一度味わってみてください。
「沖縄そばスタンプラリー」７個目のスタンプをゲット。
