沖縄本島は、暴風域を抜けましたが、台風6号の影響で強い雨が続いています。
今回の台風の特徴は速度がすごく遅いこと。
これだけ長い時間、雨が降り続ける台風は久しぶりです。
せっかくの連休ですが、雨続きになりそう。
自然には勝てないですね。
さて、今回は、2021年4月、那覇市に新しくオープンした沖縄そば屋『たからまちがー』を紹介したいと思います。
私にとって驚きだったのが、コロナ禍の昨今、飲食業界は大変厳しい状況だと思うのですが、沖縄そばに関しては新店のオープンが続いていること。
準備期間があるため、タイミングだとは思いますが、沖縄そばの勢いが続いていることに嬉しさを感じます。
沖縄そばが、根強い人気があるからなんでしょうね。
そんな今年の新店の中でも、新鮮さという点では最もインパクトがあったのが『たからまちがー』です。
伝統的なスタイルを踏襲しながら、味の方向性やインテリア、情報発信や接客まで、すごく新しいスタイルの沖縄そば屋だと思います。
2020年代のスタンダードは、こんなお店が作っていくんじゃないでしょうか。
店は、那覇市高良の住宅街の中にあります。
奥まった場所になるので、初めて訪問する方はナビを使うのがお勧めです。
この立地でも駐車場はかなり広めに取ってあるのが嬉しい、安心ですよね。
お店のポイントの一つ目が、インテリアへのこだわり。
建物は、築50年以上の古民家を改築して使用しており、外観はアットホームな雰囲気があります。
店内は、くつろげる畳間と、モダンな円卓のカウンター席があり、中央に樹木を配した作りはインパクト大。
細部までこだわっていて、この空間で食事をするだけでも、楽しくなります。
新しいポイントの二つ目が、情報発信のきめ細かさ。
お店では、HPの他、インスタグラム、ツイッター、facebookなどで、新作メニューや、営業の情報などを発信されています。
私は、SNSで沖縄そば屋さんのフォローをするのも大好きなので、情報はありがたい。
沖縄そば屋でも、これだけ展開しているお店は珍しいと思います。
新しいポイントの三つ目は、沖縄そばの洗練された味。
『たからまちがー』のメニューは、シンプルな構成で、本ソーキそばと、三枚肉そば。
それぞれ、大、中、小のサイズから選べます。
サイドメニューは、ジューシーとお稲荷。
今回は、本ソーキ(大)700円と、ジューシー(小)100円をいただきました。
沖縄そばは、伝統的なつくりで、鰹節と、県産鶏から取られた出汁のスープです。
鰹ベースで、すっきりとした後味が印象的でした。
麺は、中細の平麺で、細く長いのが特徴。
啜り心地が良く、繊細なスープとも良く合っています。
新しいポイントの四つ目が、ニュータイプの薬味・香辛料。
後から運ばれている薬味は・香辛料は、定番のネギや紅生姜、コーレーグースーのほか、ネギ柚子七味、黒七味があります。
七味は従来のものと違って、オリジナルの風味があり、味変のアイテムとしてすごく良く出来ていると思います。
沖縄そばの薬味や香辛料というと、七味やコーレーグースーが定番ですが、味に広がりを持たせるためにも、もっと新しいタイプのものが出てきても良いのかも。
新しい発見がありました。
ほか、嬉しかったのが『たからまちがー』では、沖縄の焼き物(やちむん)を器に使っているところ。
これも沖縄らしさの重要な点ですよね。
沖縄そばはもちろん、インテリアや小物、香辛料に至るまで、洗練されたお店。
デートでも使えるような雰囲気の沖縄そば屋になっていて、実際、私が訪問した際には、二人で食事を楽しんでいいる方も多くいらっしゃいました。
沖縄そばの新しい時代を感じます。
話題性も十分なので、是非、今度の週末にでもお出かけしてはどうでしょうか。