ども、さんぺいです。
写真は、沖縄そばじゃなくて、うどんです。
混乱させてすみません。
「沖縄そば食べ歩き」のブログですが、筆者は麺類大好きで、沖縄そばのほか、ラーメンなども好物なんです。
今回、思い立ち、麺類が最も熱い県である、うどん県「香川」へ行ってきました。
これから数回、「麺活 香川編」をお届けしたいと思います。
密かに行っている沖縄そば以外の「麺活」。
前回は、東京でラーメンを。
なんで香川県?、なんでうどん?
という事ですが。
私は、うどんを食べる事が本当に少なくて。
家庭で食べる機会も少ないですし、県内にあるうどん専門のチェーン店に行った記憶はごくわずか。
沖縄県は、沖縄そばという最強のソウルフードがあるためか、うどんの専門店はすごく少ないと思います。
そのためか、私にかぎらず沖縄県民は全体的に、本土の方と比べてうどんを食べてきた経験は少ないんじゃないんでしょうか。
かたや香川県は、まさに日本有数のうどん王国。
「讃岐うどん」は、日本で最もメジャーなうどんと言って良いかなと思います。
香川県内だけで、うどん屋さんは約600軒もあるそう。
私の香川県のうどんの印象ですが・・・
①県民の、歴史や風土に根差した食べ物である。
②県内に多くの店舗が集中してある。
③県内では、1強といえるほど、愛されている麺。
④独自の進化を続けている。
そんな点で、実は沖縄そばと共通する所があると感じていたんです。
県内で熱狂的に支持されている麺。
そんな、香川のうどんを食べてみたい、香川県民とうどんの関係性を感じてみたい、そんな想いで香川旅行を決めました。
うどん体験の少ない私の、未知との遭遇です。
沖縄県から香川県までは、飛行機で約2時間ほど。
那覇空港から高松空港まで、直行便があります。
私は、香川県を含め、四国へ行くのは初めての体験。
見知らぬ土地へ行くのは、いつも、ワクワクとドキドキがありますね。
快適な空の旅を終え、高松空港へ。
空港から、香川県の中心市街地、高松駅まではリムジンバスでの移動です。
時間は約45分。
修学旅行生のような気分です。
高松駅到着後、まず向かったのは宿泊先ではなく、もちろんうどん屋。
香川での初うどんは、高松駅の目の前にある『めりけんや』です。
香川県にある有名チェーン店で、立地はもちろん、価格設定も最高なうどん屋。
私は、うどん超初心者なので、よく知らなかったのですが。
うどんには、「かけ」や「釜あげ」、「ぶっかけ」など食べ方に違いがあるんですね。
①「かけ」は、湯切りしたうどんに、スープをかけていただくもの。麺はいちど水で締められています。(沖縄県民がイメージするポピュラーなうどんがこれじゃないでしょうか。私はそうでした。)
②「釜あげ」は、は茹で上げたうどんを、外付けのつゆに付けていただくもの。こちらは水で締めていません。
③「ぶっかけ」は、湯きりしたうどんに、つゆを直接かけていただくもの。麺はいちど水で締められています。
さらに「あつ」や「ひや」なども選べます。
注文は、香川県の多くのうどん屋がそうでしたが、カウンターでオーダーし支払いまで終える形式。
はじめに注文を行い、その場でうどんを茹でてもらい、汁もかけられて提供を受け。
そのまま、天ぷらなどを取り、会計というシステム。
選び方から、注文方法まで初めてのことが多く、初めてスタバに行ったとき以来の緊張感でした。
香川県で初のうどん。
『めりけんや』の「かけうどん」(大)310円、とり天。
それにしても、うどんの安さに驚き。
麺量のあるうどん(大)がこの価格でいただけるとは。
天かすとネギは、セルフで自由に入れることができます。
今回、旅の目的が、「沖縄そばと香川県のうどんの違いや共通点を探ってみたい」だったので、沖縄そばとの違いを意識して食べました。
強く感じたのが、沖縄そばと、うどんの構成の違い。
個人的な感想ですが、沖縄そばは、まずやっぱり出汁、スープを食べさせる料理なんだと思います。
麺自体ももちろん大事なんですけど、スープの強さは必須。
その点ではラーメンに近い存在なんだと感じています。
それに対して、うどんの主役はやっぱり麺なんだなと感じました。
『めりけんや』では、うどんに、出汁スープをかけた「かけ」を注文。
スープは、いりこの和風出汁で、すごく控えめな印象です。
味付けはごくごく優しく、塩味も控えめ、でもしっかり旨みは感じる。
そして、そんなスープがうどんに良く合うんです。
「うどんは飲み物」という人がいるが、まさにその通りで、「なんだこの滑らかさは」と驚き。
『めりけんや』のうどんはコシは弱めだそうですが、麺の滑らかさ、もっちり感は最高。
本当に、するすると入っていく感じです。
それでいてしっかりと存在感のある麺、それをサポートするスープ。
もし、このスープ(つゆ)を沖縄そばに用いてみたらと考えてみたんですが、やっぱりややあっさり過ぎるかも。
沖縄そばには、豚骨など動物系の出汁が合わさっていることが多く、ガッツリとした旨みも求められます。
また、味付けに関しても、塩味がもう少し強めです。
想像ですが、暑い沖縄地方では豚のパンチや塩味が求められているのかなと思いました。
うどんの場合は、主役である麺自体の美味しさを存分に味わうために、あっさりとしたスープが合っているんですよね。
ちなみに、サイドメニューの鳥天もめちゃくちゃ美味しかった。
衣は薄く、鶏肉の肉身はしっかりしていて大ぶり。
あっさりとしていて重たくない、いくつでも食べられます。
うどんの麺自体の美味しさ、特に滑らかさ、それを引き立てるスープ、薬味のネギと、天かす、サイドメニューとしての鳥天。
大満足な夕食でした。
香川県のうどんは、完成された美味しさがありますね。
県民に熱烈に愛されているのが良く分かります。
値段も含めて、もしこんなお店が地元にあったら、自分も絶対通うなあ。
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