ども、さんぺいです。
世間では、パクチーが流行りのようですが。
沖縄には昔から定番の香草で、「フーチバー」がありまして。
www.orionbeer.co.jp
フーチバーはニシヨモギというヨモギの一種ですが、一般的なヨモギとは違い、独特のさわやかな香りがあり、葉が大きいのが特徴です。また、苦味が少ないので直接食べることができ、沖縄では1年中収穫されています。
沖縄そばの具材としても定番の「フーチバー」。
実は私も歳を重ねるごとに、フーチバー愛が増していて、もう大好きになっています。
okinawasoba.hatenablog.com
そんな「フーチバー」ですが、インパクトの強さからか、好みが分かれることでも有名です。
独特の香りと苦みを併せ持ち、沖縄そば好きの中でも、フーチバーを入れる派/入れない派がいます。
沖縄そばの本来の味を楽しみたいから、プレーンで味わいたいという主張も分かるのですが、「フーチバー」を入れることによって醸し出されるあの香りが自分は好きかな。
今回は、「フーチバー」=よもぎ、好きには堪らないお店、その名も『よもぎ家』を訪問しました。
「フーチバー(よもぎ)」は沖縄そばのトッピングとして人気で、提供している沖縄そば専門店も多いですが、ここまで「よもぎ」を前面に打ち出したお店は珍しいのでは。
「フーチバー」好きとして、こんなにテンションが上がるネーミングは他にないですね。
『よもぎ家』は西原町森川にあります。
国立の『沖縄病院』近くにあり、国道330号線からすぐの立地。
周辺は、住宅地や工場になっているので、初めての方はナビで行く事をお薦めします。
店舗前に駐車場が確保されていますよ。
緑を基調とした外観で、店の周囲も緑に溢れています。
「フーチバー」感があって最高。
清潔感があって、お洒落な店内。
小物などインテリアひとつひとつが可愛くて、思わず見入ってしまいます。
厨房前のカウンター席と、テーブル席が用意されています。
カウンター席は余裕を持って配置されていて、ひとり客でも快適。
ムーミンとか、小物のチョイスが可愛いんですよね。
『よもぎ家』のメニューです。
沖縄そばは、麺によって「沖縄そば麺」「よもぎ麺」「もずく麺」が選べます。
また、それぞれ、三枚肉、本ソーキ、軟骨ソーキ、ゆし豆腐、てびちの具材をチョイスできます。
自家製の生麺を活かして、「ざるそば」で食べられるのも特徴的ですね。
ほかにも「中身汁」「骨汁」「山羊そば」などを扱っており、汁ものに強いのも嬉しいポイント。
今回は、もちろん「よもぎ麺」を使った「よもぎそば」900円を注文しました。
通常版でも、「フーチバー(よもぎ)」が乗っています。
ちなみに「よもぎ麺」以外の沖縄そばもあるので、「フーチバー」が苦手な方でももちろん大丈夫。
「フーチバー」の特徴の1点目は、香り。
独特の香りが、食欲をそそります。
ちなみに食べる時には、早い段階でスープに馴染ませることがポイント。
スープが熱々な段階で早めに入れないと、「フーチバー」が馴染まないのです。
「フーチバー」の特徴の2点目は、苦み。
ただ苦いだけではなく、特有の風味をまといながら、ほんのりとした苦みがあるんです。
これを沖縄そばの麺と合わせて食べるのが美味しいんだ。
良いアクセントになっていて、沖縄そばの良さを引き出してくれる気がします。
『よもぎ家』の自家製生麺。
細めの平打ち麺で、生麺特有のプリッとしていてモチっとした食感です。
コシがあって、もっちりとした歯ごたえがクセになりそうな美味しさ。
「フーチバー」の風味は、思ったよりもクセはなく、ほんのりと感じるぐらい。
Wで味わう「フーチバー」は最高ですね。
厚めの三枚肉は、上品な味付けで、歯応えも良く美味でした。
「フーチバー」のトッピングに、「フーチバー」の麺と、風味が強めでしたが、それに負けないようなスープ。
旨みが強くて、しっかりしているので「フーチバー」に持っていかれないぐらいの体幹のあるスープでした。
コクがあって、魚介系の旨みもストレートに感じられます。
まず何より沖縄そばそのものが美味しいんだなと思いました。
このしっかりとしたスープに、「フーチバー」が上乗せされることで、さらに豊かな味わいを楽しむことができます。
「フーチバー」好きにまずお薦め。
そしてもちろん、「フーチバー」苦手という方も楽しめるお店です。
まだ食べた事がないという方は、「フーチバー」デビューにも最適なんじゃないでしょうか。
じゅーしーが、めちゃくちゃ美味しかった。
今年のベスト級です。
まーさん。