さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

新垣そば

ども、さんぺいです。

このブログを始めてから3年と3か月が過ぎましたが、最近考えている目標が、沖縄本島沖縄そば屋さんを全部巡ってみたいなということ。

3年続けてきて、ぼんやりとそのゴールが見えてきたんじゃないでしょうか。

もちろん、まだまだ行っていない沖縄そば専門店は多く、さらに新規のお店もどんどん出てくるため道は険しいのですが・・・。

なんとかこの山を登ってみたいなと考えています。

 




まだまだ回れていないが、沖縄本島中部の沖縄そば屋さん。

今回も初訪問となる、うるま市宮里にある『新垣そば(あらかきそば)』を訪ねました。

場所は沖縄県立中部病院の近くで、沖縄自動車道からだと「沖縄南IC」で下りて、具志川方面に向かう形になります。

以前から評判の沖縄そば屋さんで、訪問が楽しみでした。




ビビッドな黄色い看板が目立っていて、通り沿いにあるのでお店にすぐに気づくはず。

店舗横に駐車場が用意されています。



席は、厨房前のカウンター席と、テーブル席、座敷があります。

町中の沖縄そば屋さんといった雰囲気で、誰でも入りやすい雰囲気。


 

カジュアルな感じのインテリアで、いわゆる昔ながらの「沖縄」を前面に出したタイプのお店とも違っていて面白いですね。

最近は、従来の型に囚われず、店主さんの自由な感性でお店作りをするところが多くて良いなと思います。



カウンター席も用意されているので、ひとり客でも安心。

厨房の様子を眺めながら、沖縄そばを待つことができます。



全国発送も力を入れているようです。
今は、全国どこにいても沖縄そばが食べられるので良いですね。




『新垣そば』のメニューです。
注文は、記入式になっているので、こちらの用紙に記入して注文を行います。

三枚肉そば、炙り三枚肉そば、軟骨ソーキそば、炙り軟骨ソーキそば、てびちそばが基本となっていて。

全部乗せ的なミックスそばもあります。

ネギや、刻み昆布など、細かいトッピングが出来るのも嬉しいポイント。




今回は、三枚肉、軟骨ソーキ、てびちと、贅沢に3種の豚肉が味わえる「ミックスそば」1100円をいただきました。

まず、ドカンと乗った具材の数々が印象的。

沖縄そばの各店が「ミックスそば」をメニューにしていますが、これだけ各お肉に存在感がある一杯は珍しいんじゃないでしょうか。

もう器からはみ出してるレベルです。




デカ盛りの具材に、一瞬大味な沖縄そばを連想しましたが、さにあらず。

昆布をベースとしているというスープは、魚介系の出汁が効いたすっきりとした味わい。
節系の出汁も効いていてエッジの立った、インパクトのあるスープです。

旨みが強いでので、思わずどんどん飲み進めてしまう魔性な美味しさ。

しっかりとした味付けで、てびちや、軟骨ソーキに負けない力強いスープでした。




麺は、人気の細麺。
長めで、コシの強さが特徴です。

啜り心地も良くて、固めの麺はいつ食べも美味しい。



今回、印象的だったのが豚肉のそれぞれの美味しさ。

特にてびちは、店によってすごく個性が出て、好みが分かれると思うのですが。
『新垣そば』のてびちは、どストライク、好みのてびちでした。

濃すぎず、薄すぎず、ちょうど良い塩梅の味付けに。

丁寧に柔らかく仕上げたプルっとした食感が最高。



軟骨ソーキもトロトロに仕上げていて、口の中で崩れていく感じがたまりません。

ソーキのお肉感もあって、食べ応えがあります。


 


全体的に濃すぎない、上品な味付け。

控えめの味付けなので、「ミックスそば」でも重たい感じはなくて、ペロリといけました。



「ミックスそば」なので見えづらいですが、刻みの昆布が『新垣そば』の特徴の一つなんです。

沖縄そばでは珍しい具材ですが。
コリコリとした食感が、良いアクセントになっていました。



インパクトのある力強くて、味わい深い魚介系出汁のスープ。

それぞれが主役級のてびち、軟骨ソーキ、三枚肉のクオリティが凄い沖縄そば

満足感の高い一杯でした。

特にてびち好きの方には、てびちそばお薦めです。



沖縄本島中部にも、まだ出会っていない名店がたくさんあるんだなと、あらためて感じました。

果てしないけれど、沖縄そばを巡る旅は続きます。




うるま市沖縄そば一覧】

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