さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

天然金目鯛だし沖縄そば 磯ノ宮

ども、さんぺいです。

今回は、珍しい鯛(タイ)のお出汁を使った沖縄そばの紹介です。

沖縄そばは、通常、豚骨と鰹節、昆布で出汁を取ることが多く、魚介系のメインは鰹(カツオ)であることが多いのですが。
なんと、鯛を使った沖縄そばがあるとは。

未知の沖縄そばとの出会いにワクワクしながら店へ向かいました。




場所は、那覇空港からも近い、那覇市具志。

商業地からは外れた、閑静な住宅街の中にあります。
初めての方は、ナビの使用がお薦めです。



お店の右側に駐車スペースがあります。

私も初めての訪問だったのですが、店員さんが丁寧に対応してくれました。



階段を上っていくと。



2階にお店があります。



整頓されていて、清潔感がある店内。

穏やかな空気が流れていて、居心地の良いカフェのよう。



席は、テーブル席とカウンター席があります。

カウンター席は、窓際に設けられていて、開放的で最高でした。
この空間で沖縄そばをいただけるのが嬉しいな。



注文は食券制です。



『磯ノ宮』のメニューは、基本となる「鯛だしそば」を中心に、ソーキが付いた「鯛だしソーキそば」、カレー味の「鯛だしカレーそば」があります。

牡蠣がついた贅沢な「磯ノ宮スペシャル」なんてメニューも。

それぞれに、「鯛めし」も付いてきます。お得ですね。



初訪問の今回は、「鯛だしソーキそば」1000円をいただきました。

鯛だしの沖縄そばに、本ソーキ、鯛めし、お漬物が付いた豪華なセットです。

ルックスがまず綺麗。
すごく丁寧な盛り付けで、もう私の中で美味しさ確定しています。



繊細な味のスープなので、本ソーキは別皿で提供されます。
細かい配慮からも、スープへの自信が伝わってきますね。




まずはやっぱりスープから。

運ばれてきた瞬間から香る、鯛出汁の風味。
香りがもう美味しいというか。

名前のとおり、しっかり鯛で出汁が取られていて、具材がちょっと乗ったという感じではありません。
鰹節の美味しさとはまた違って、上品で、芳醇。

透明なスープからも分かる通り、味付けは最低限に塩ベースでされていて、余計なものが無く本当に出汁の美味しさを100パーセント楽しむことが出来ます。

スープだけで、これはもう御馳走レベル。



具として、少量ですが鯛の身も乗っていて、鯛の風味をさらに盛り上げてくれます。

スープだけでも十分に旨味を感じられるのですが、これは嬉しい。


 

自家製の麺は中細ストレート。

滑らかな口当たりが印象的で、繊細なスープにとても良くあっていました。

細麺ですが、もちっと感もあって麺としての印象もしっかり。
この麺、美味しいです。



スープも麺も、それぞれが上品な味付けなのですが、本ソーキもやっぱり。

味の染みた、柔らかな本ソーキが震える美味しさ。
黒糖を使っているのでしょうか、タレに奥深い甘さもあって、丁寧に味わいながら食べました。

沖縄そばのスープがすごく美味しいので、ソーキは別で食べるのがお薦めです。



麺をいただいたら、後半のお楽しみ。

お店お薦めの食べ方で、鯛めしに残りのスープをかけて、鯛茶漬け風にしていただきます。



鯛 ✖️ 鯛で完璧な美味しさ。
これは約束されてるな。

鯛めしだけでも美味しいと思いますが、鯛出汁の風味がプラスされることで、いっそうレベルアップした一杯に。

沖縄そばから、本ソーキ、鯛出汁茶漬けまで。
もうフルコースをいただいたような満足感。



個人的に驚きだったのが、魚介系の出汁を強く打ち出しながら、最後にはちゃんと「沖縄そば」として着地しているところ。

魚出汁メインだと、和風の汁物に寄ってしまい、「沖縄そば」感が弱いイメージもあるのですが。

これはどう食べても「沖縄そば」でした。

上品な味付けで、もちろんあっさりとしたスープですが、出汁の旨味が強くあるのでしっかりとした満足があります。

特に魚介系のスープが好きな方は絶対にハマると思います。

沖縄そばの新境地、鯛出汁の沖縄そばを是非食べに行ってみてください。




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