こないだの土曜日、久しぶりにまる１日、予定のない休日でした。
仕事もせず、人と会う予定もなく、用事もつくらず。
何もしなくても良いし、何をしても良い日。
最近、なんだかイライラしてたのを、コロナ禍のせいだと思い込んでいたのですが、自分の中で単純に予定を詰め込みすぎていたのかもしれません。
なんだか、凄くリラックスできました。
予定に追われる毎日をちょっと反省。
さて、もちろん週末は沖縄そばへってことで、那覇市久米にある『天妃そば』を訪問しました。
場所は、西消防署通り、天妃小学校近くにある沖縄そば専門店です。
余談ですが、「天妃（てんぴ）」という名称について、私は以前から気になっていて。
というのも那覇市には「天妃」という地名が無いんですよ。
どこから「天妃」という名前がきてるのかなーと思ってたら、ちゃんと那覇市のホームページに資料がありました。
https://www.city.naha.okinawa.jp/sigikai/search.files/search_4.pdf
「消えた町名」というタイトルで資料が掲載されているのですが。
那覇市内の「町」の変遷について触れられているのですが、以前は那覇市内に「天妃町」が存在し、昭和期まで残っていたようです。
それが「町」の再編により、旧「天妃町」は「久米」に統合されたみたい。
勉強になりますねー。
沖縄そば屋さんでは、店名に地名を付けるところも多く、名称の由来などを調べていくと地域史を知ることもできます。
面白いですね。
「天妃町」が無くなった今も「天妃」の名を現代に残す『天妃そば』。
周辺は、オフィス街が近いこともあり、サラリーマンや地元の方が、お昼にサクッと沖縄そばを食べていくといった雰囲気の町の沖縄そばさんです。
漫画本がおいてあるような雰囲気。
入りやすくて自分は好きだな。
店内は、カウンター席とテーブル席からなり、カウンター席が多めで一人でも利用しやすいつくりになっています。
サラリーマンにはありがたいですね。
アットホームな店内。
メニューは基本の沖縄そばを中心に、軟骨ソーキ、本ソーキ、肉そば、よくばりそばなどがあります。
カレーライスやタコライスを扱っているのも、ちょっと興味あるな。
ちなみに、１１時から１４時までのランチタイムは、じゅーしーかいなりがサービスとなっています。腹ペコには本当に嬉しい。
今回は、本ソーキそば（大）800円をいただきました。
湯気が立っているのがわかりますか？
汁物が美味しい店は、必ず熱々で提供してくれます。最高。
見た目から美味しそうな沖縄そば。
スープは鰹節主体ですが、味つけはしっかりしています。
少し酸味があるようなスープで、良い塩梅。
繊細になりすぎず、味の方向性がはっきりしているので、ひと口目から美味しい沖縄そば。満足感あります。
麺は、人気のある細麺ストレート。
長めの麺で、啜り心地がよく、やっぱりのど越しも最高。
細麺は仕上がりが早く、『天妃そば』も提供がスムーズでした。
茹で時間も考慮し、細麺を選んでいるんでしょうか。
サラリーマンが多い立地に合った沖縄そばを提供するのも大切ですよね。
スピードもサービスのうちなんだなと感じます。
印象的だったのが、この本ソーキ。
食べやすいサイズの豚の本ソーキがゴロゴロと乗っています。
以前、本ブログでも取り上げていますが、沖縄そば屋の「ソーキ」には、「本ソーキ」と「軟骨ソーキ」があり、最近では軟骨ソーキを扱うお店が増えてきています。
okinawasoba.hatenablog.com
なので昔ながらの「本ソーキ」に出会った時は嬉しい。
『天妃そば』の本ソーキは、煮込み方、味つけとも好みで、これこれ！と思うような豚肉でした。
食べやすいサイズに切られているのも良かったです。
ソーキ好きなら、一度食べてほしい本ソーキ。すごく美味しいですよ。
『天妃そば』の本ソーキそば。
飾らず、ストレートに沖縄そばの美味しさを表現したようなそばでした。
毎日、お昼に食べるんならこんな沖縄そばが良いな。
また、ふらっと食べにきたいです。
ランチタイムには、じゅーしーがサービスで付いてきます。