さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

エースコックから発売された『やん小(やんぐゎー)』のカップ麺をいただく

ども、さんぺいです。

7月10日に、エースコックから久米島の『やん小(やんぐゎー)』のカップ麺が発売されました。
期間限定で、全国コンビニや量販店(特にファミマ)で販売されています。

沖縄の、しかも離島の小さな沖縄そば専門店が、こうして取り上げられたことが、個人的に凄く嬉しい事件です。

詳細はこちら。

www.acecook.co.jp



『やん小(やんぐゎー)』は、沖縄の離島、久米島にある沖縄そば専門店で、以前から行列のできるそば屋として有名です。

沖縄の古くからある家屋を利用していて、実は現在も住居として使われているんですよ。

名前の『やんぐゎー』は、店を経営されているお家の「屋号」なんだそう。
沖縄では、各家を「屋号」で呼ぶことがよくあるんです。




okinawasoba.hatenablog.com

『やん小(やんぐゎー)』の最大の特徴は、久米島の特産である「味噌」を使った沖縄そばを提供していること。

沖縄そばは一般的に、鰹節と豚骨などで出汁を取り、味つけは塩や醤油で行います。

味噌を使った沖縄そばはこれまでも一部ありましたが、非常にレアでした。

特産である「久米島味噌」を使って「久米島味噌そば」をメジャーにしたのは、『やん小(やんぐゎー)』さんの功績だと思います。




さっそく、発売日の7月10日にファミリーマートへ出かけ、カップ麺をゲットしてきました。

ほんとに売っているのかなとドキドキしていたんですが、ほんとにありました。

店頭で発見した時は、テンションが上がったなー。



エースコックから発売されている、「やん小(ぐわ)~ ピリ辛味噌もやしそば」。
税込みで292円でした。

『やん小』の店舗が前面に映し出されていて、久米島の雰囲気が伝わる素敵なパッケージですね。

ブルーの空と、赤瓦の対比も、すごく沖縄らしいです。



久米島」のPRにもなっていて最高。

久米島や、沖縄のお土産として買っていかれる方も多いんじゃないでしょうか。



『やん小』の紹介もしっかり載ってる。



さあ実食だ。

ワクワクする。



フタを開けると、液体スープが入っているのでまず取り出します。


 

『やん小』の特徴でもある「もやし」が入っていますね。



熱湯を入れ5分待ちます。
液体スープは、フタの上で温めます。



液体スープを入れて、よくかき混ぜます。




「やん小(ぐわ)~ ピリ辛味噌もやしそば」完成しました。

沖縄そばは一般的に、鰹節や昆布、豚で出汁を取り、塩ベースで味付けするのが普通です。
なので、澄んだ色のスープが多いんですよね。

『やん小』の特徴は、味噌を用いていること。
このカップ麺でも、その点が最大の注目ポイントになると思います。



感想は・・・

まずスープの再現度が凄い。

一般的に「味噌」というと「味噌ラーメン」をイメージすると思うのですが、パンチの強いラーメンと比べて、沖縄そばの優しい感じを残したスープです。

油感は控えめに、出汁の美味しさと味噌のコクで食べさせる『やん小』の沖縄そばのスープを適確に再現していると感じました。



『やん小』には2種類の味噌そばがあり、ノーマルの「島味噌もやしそば」ではなく「ピリ辛味噌もやしそば」を商品化したのも良かったかも。

ベースは味噌の優しいスープですが、後から唐辛子のピリ辛が追いかけてきます。

カップ麺には、刺激が必要なのも確かなので、優しいだけでなく一杯のカップ麺として満足感が高い仕上がりになっていると思います。



麺の方は、カップ麺としては幅広の沖縄そばを意識した麺。
通常のカップ麺よりも、幅が広く、食べ応えがある麺になっています。

カップ麺の特性として、どうしても沖縄そばが持つ「太麺」の感じを再現するのが難しいのは否めないと思います。
(うどんもそうですよね)。

なので、ここはあくまでカップ麺としての麺を楽しむべきかと。

スープにも良く合っていて、美味しい麺でした。



具材のもやしも特徴的で、味噌スープとの相性はバッチリ。
『やん小』の「ピリ辛味噌もやしそば」の特徴を良く捉えていると思います。



まずは、おそらく初めて沖縄そばで味噌ベースのスープのカップ麺が発売された事が画期的。

その点だけでも、絶対に一度は食べた方が良いのは間違いない一杯(期間限定ですし)。

もしかしたら、「味噌ラーメン」と比較してパンチが少ないという方もいるかもしれませんが、優しいスープが沖縄そばの特徴でもあります。
従来の「ラーメン」は味が濃すぎるけども、味噌のコクも味わいたいという方には相性ピッタリなカップ麺だと思います。



個人的には、まずこの味噌味のスープに注目してほしい。
『やん小』の特徴をよく捉えていて、雰囲気が伝わってくると思います。



本土からだと、なかなか沖縄へ、しかも離島である「久米島」に行くのは難しいはず。

そのな時に、一杯のカップ麺で沖縄をイメージして楽しんでもらうのは、ホント素晴らしい事。
いち沖縄人(うちなーんちゅ)として嬉しい。

コンビニで見かけたら、是非手に取ってみてください。

 



まーさん。

 

 


<『やん小』関連の記事>

okinawasoba.hatenablog.com
私が番組で紹介させていただいた店舗をまとめています。
『やん小』さんは最後の登場でした。

okinawasoba.hatenablog.com
『やん小』で食べた「ピリ辛味噌もやしそば」の感想です。