さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

【第12回スタンプラリー】沖縄すば処月桃 5 炙り軟骨ソーキすば(あっさり)

ども、さんぺいです。

最近、沖縄そば以外の話題もちょくちょく出していますが、本来の目的は沖縄そば専門ブログ。
あらためて、メインに戻って沖縄そばの紹介をしたいと思います。


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定期的に読んでくれいてる読者なら気づいていると思うのですが、あの企画どうなったんだ!という『沖縄そばスタンプラリー』。

沖縄そばスタンプラリー』とは、一般社団法人沖縄そば発展継承の会が主催する沖縄そばに関する企画です。
対象の沖縄そば店を巡り、スタンプを獲得していくという企画で、今回でなんと12回目。
今年は、2022年10月1日から2023年2月28日の期間で実施されます。



今回の対象店舗は、前回から5店舗増えて、合計27店舗となっています。

さんぺいのペースはと言うと、10月から12月までの3カ月間で、10店舗を超えることもできず・・・。

猫も呆れるような、状態となっています。




今回は、『沖縄そばスタンプラリー』の9店舗目で『沖縄すば処 月桃』を訪問しました。

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前回は、『第11回沖縄そばスタンプラリー』で11月の訪問だったので、1年以上ぶりですね。
沖縄そば食べ歩きをしていると、どうしても新店に偏る傾向があるので、『スタンプラリー』で定期的に好きなお店を訪問できるのも、良いところかなと思います。



月桃』は、那覇市寄宮の「JAおきなわ真和志支店」の建物に併設してあります。

寄宮というと人口密集地なので、飲食店も駐車場が少ないのですが、『月桃』だと安心。



簡潔で落ち着いた内装の店内。

地元の方や、沖縄そば好きがふらっと入ってくる雰囲気が好きです。
この日も若い方から、年配の方まで客層が幅広かったな。

肩ひじ張らず、沖縄そばを楽しむことができます。



『沖縄すば処 月桃』のメニュー。

定番の三枚肉すば、ソーキすば、両方楽しめる「肉舞(シシマイ)すば」などがあり。
麺が並以外にも、「大盛」「小盛」が選べる細かい気遣いも嬉しいですね。



そして、月桃』の大きな特徴1点目は、スープが「あっさり」「こってり」「ミックス」から選べること。
沖縄そばの命であるスープは、多くの店では1種類のみという所が多いんです。

最近の新店舗では、スープも選べるという形態が出てきましたが『月桃』はかなり古くから、鰹節出汁中心の「あっさり」と、豚骨中心の「こってり」を提供してきた沖縄そば専門店なんです。

 

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こちらが、『月桃』の「あっさり」バージョン。
スープが濁らず澄んでいるのが分かりますよね。
鰹節を中心に、スッキリと仕上げたスープです。

okinawasoba.hatenablog.comこちらが、『月桃』の「こってり」バージョン。
豚骨によって、スープが白濁しているのが分かると思います。
コクがあって力強いスープになっています。




先に書いておくと、今回、実は私「こってり」狙いだったんです。

月桃』では交互に「あっさり」/「こってり」を食べてるのと、豚骨であれだけ白濁させた白湯スープの沖縄そばって、最近では珍しく他で食べられないんですよね。

しかし、この日は13時過ぎの訪問ですでに売り切れ。

「こってり」は人気メニューなので、もし「こってり」狙いの方は早めの訪問をお薦めします。
(自分も、次回は早めに訪問しよう!)



今回いただいたのは、炙り軟骨ソーキすば730円、「あっさり」スープです。

ソーキの味で、沖縄そばの味をじゃましないよう別皿で提供する配慮。
きめ細かいですね。



沖縄そばの方は、ごくごくシンプル。

かまぼこに、ネギが乗った、沖縄そば
スープの美味しさと、自家製麺の美味しさがあるからの自信を感じます。



炙られて、香りをまとった軟骨ソーキがたまらなく食欲をそそる。

しっかり目に味付けされていて、トロンと柔らかい軟骨ソーキ。

かぶりつくのが待ちきれない。




「あっさり」スープは、昆布と鰹節、豚骨で出汁を取られているんだそう。

オーソドックスな沖縄そば出汁の取り方で、本当に余計なことをしていない直球な沖縄そばのスープという印象です。

鰹出汁の旨みがジワーっと身体に広がっていく感じ。

シンプルだけど飽きがこない、結局、みんなが好きなスープ。
今回「こってり」に振られてしまったけど、「あっさり」もやっぱり美味い。

 

 


月桃』の大きな特徴2点目は、木灰汁を用い、自家製で麺を作っているところ。

沖縄そばは伝統的にかん水ではなく、木灰汁を使って麺を製造してきました。
今では、ほとんど木灰汁を使う店はなくなりましたが、昔ながらの製法を続けている貴重なお店なんです。

やや太目な、ほぼストレートの力強い麺。
コシの強さが印象的で、歯を押し返してくるよう。
ぷりぷりで、つるっとした食感も魅力です。

麺料理というと、サッと啜るイメージがありますが、『月桃』の沖縄そば麺は、どうしてもひと口ずつ味わうように食べちゃいます。



定期的に訪問している『月桃』。
麺のスープもここでしか味わえない沖縄そばです。



店を出る時には、「すば売切れ」の表示が。

次回は早めに訪問して、絶対に「こってり」食べるぞ、と心で誓う。




沖縄そばスタンプラリー』9個目のスタンプゲット。
12月末の訪問だったので、記事の更新も遅れ気味ですが。
ここから更新の方も頑張ります。



【第12回スタンプラリー一覧】

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