さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

うちな~そば 壱蘭(いちらん) 沖縄そばとタコライスの夢のセットを

ども、さんぺいです。

沖縄の食と言えば、最もメジャーなのは「沖縄そば」だと思うのですが。
他にも郷土料理の「ちゃんぷるー」や「山羊汁」「てびち煮付け」、「中味汁」なども有名です。

最近では、「ステーキ」も名物になってきていますが。

戦後、大きく普及したのは「タコライス」じゃないでしょうか。

ja.wikipedia.org
タコスの具材を白飯にオンするという一見単純な料理ですが、和洋折衷というか、沖縄の「チャンプルー文化」が生んだ一つの傑作なんだと思います。

とにかく子どもから大人までみんな好きで、まず嫌いな人はいないんじゃないかと思うぐらいの人気。

今では、沖縄だけでなく、全国的にも食べられるようになってきています。




今回は、そんなタコライス沖縄そばが同時に楽しめる夢のようなお店があると聞き、伺いました。

糸満市西崎にある『うちな~そば 壱蘭(いちらん)』です。

一部、沖縄そば専門店でもタコラスをメニュー化している所はありますが、タコライスもかなりの人気という店は珍しい。

もし両方美味しいなら、これまでの「沖縄そばタコライス、どっちを食べいく?」問題が一挙に解決できるはず。




場所は、糸満市の「西崎運動公園」近く。

近辺は大きな道路が多いので、車での利用もしやすいです。

那覇空港からは自動車で30分ほど。
店舗前に駐車場もあります。

目立つ看板なので、すぐに見つけられると思います。




席は、厨房前のカウンター席と小上がりの席があります。

お昼時はすぐに満席になる人気店で、この日も開店直後から待ちができていました。

店内には三線が飾られていて、沖縄民謡が流れ、ゆったりとした雰囲気。



綺麗に整頓されていて、清潔感のある店内。

注文して、カウンターで沖縄そばを待ちます。

この待ってる時間がドキドキして一番好きかも。



注文は食券制です。

最近は、沖縄そば専門店でも食券機が増えてきましたね。
半分ぐらいはそうなのかな。

食券機が徐々にスタンダードになっているのを感じます。



『壱蘭』の特徴が、沖縄そばの定番を押さえながら、創作系のメニューも豊富な点。

三枚肉そば、軟骨ソーキそば、本ソーキそば、てびちそば、中味そば、ゆし豆腐そば、野菜そば、よもぎそばなど、定番の沖縄そばはほとんど揃っています。

さらに「灼熱ティーダそば」や、冷やしつけ麺の「美ら海そば」などの創作系があり、「イカ墨麺」を使用した沖縄そばなども。

定番を押さえながら、創作系があるのも特徴




今回は、店の1番の人気メニューという「タコライス・そばセット」(中)1250円をいただきました。

沖縄県民が大好きな2大メニュー、タコライス沖縄そばの共演です。

写真は、私がフライングでタコライス食べてしまったため、食べかけです。
(すみません)。



まずは温かいうちに沖縄そばから。

ひと口飲んで、アッサリとして透明感のあるスープに驚きます。
こんなにあっさりしてるんだ・・・。

澄んだ見た目もそうですが、魚介系の出汁を中心に、めちゃくちゃクリアな味わい。

あっさりとしていますが、出汁の旨みは十分で、出汁の美味しさがそのまま伝わってくる感じです。



自家製麺も特徴的で。

中細の生麺で、細かく縮れが入っているのがポイントです。

生麺特有のプリッとした食感があって。
縮れあることで、独特の食感を生み出しています。

啜る度に思わず笑みがこぼれてしまう美味しい麺。

コシもしっかりあって、細めの麺ですが存在感は抜群です。



味の良く染みた三枚肉。

しっとりとした食感で、味付けもちょうどいい塩梅でした。



具材は、他にかまぼことネギ。

そして、鰹節が少量オンされています。

鰹節を直接使うことで、魚介系の香りがさらに強調されていました。



ド直球で、超本格的派の沖縄そばに動揺してしまいました。

タコライス」に期待していた自分もいたものですから。

繊細なスープと、こだわりの自家製麺を合わせた上品な沖縄そばで、想像の上をいく一杯でした。

沖縄そばを注文されているお客さんも多く、沖縄そばだけでも十分お薦めです。



さらに、もう一つのメイン、タコライス

沖縄そばほどでは無いですが、それなりに人生でタコライスを食べてきた私。

もちろん好物であります。



『壱蘭』のタコライスは、挽肉に、チェダーチーズ、キャベツにトマトと定番の具材で、これぞタコライスといった感じ。

ルックスからもう美味しそうなんですけど。



個人的に、タコライスのポイントだと思っているのがソース。

家庭や、弁当屋さん、スーパーの総菜などで、どこでもタコライスを食べる事はできますが。
ソースの美味しいさは、お店の真似が出来ない難しいところ。

ソースが美味しいお店は、やっぱり美味しい。



ボリュームたっぷりのタコライスに、思う存分好みの分量のソースをかけていただきます。

見た目どおり、もう間違いない美味しさ。

挽肉の味付けも、キャベツとチーズのバランスも好みです。

そして、辛さもほどよくあり、後から甘味も感じられる最高なソース。
好みの分量でかけられるのも、めちゃくちゃ嬉しい。

スプーンが止まらない美味しさです。


 


そして、後半はここでしかできない、沖縄そばのスープとタコライスを合わせてながら食べるという、至福の食べ方でいただきました。

沖縄そばのスープがここでも染みる。

『壱蘭』のタコライスは、人気があるのが良く分かる納得の一品でした。



沖縄県民で、たぶん嫌いな人はいないであろう沖縄そばタコライス

2大ソウルフードを、一度に味わえる夢のセット。

お薦めです。



糸満市沖縄そば一覧】

okinawasoba.hatenablog.com