さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

沖縄そば金太郎 二郎インスパイアの沖縄そば「南二郎」を食べる

ども、さんぺいです。

7月に入って沖縄は連日の快晴。
一気に夏本番といった雰囲気です。

どの季節が一番好きか考えた時に、私はやっぱり夏かな。

海も、空も、緑も、映る景色が全てビビッドに見える季節。

沖縄で生まれ、沖縄に住み続けている私ですが、今でもこの季節はスペシャル感があります。




今日は絶好のドライブ日和だったので、沖縄本島南部のドライブを楽しみながら沖縄そば屋を訪問しました。

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この時期お薦めのBGMは、「 Summer Situation」。


訪れたのは南城市玉城船越にある『沖縄そば金太郎』。

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あっさり系の沖縄そばが流行っている昨今ですが、『沖縄そば金太郎』は豚骨出汁を前面に出した個性的な沖縄そば専門店です。

この日も、開店時間に間に合わせて到着しましたが既に駐車場はほぼ満車。

人気のほどが伺えます。


 

場所は、南城市の船越小学校の近く。
通り沿いなので見落とすことはないはず。

店舗前には余裕をもって駐車場も確保されています。



中規模の店舗で、テーブル席、カウンター席、小上がりの席があります。

スペースは広く取られているので家族連れでの利用にも重宝しそう。

この日も幅広い年齢層のお客さんで賑わっていました。



注文は食券制です。

沖縄そば金太郎』はメニューの幅広さも魅力。

基本の沖縄そばに、軟骨ソーキそば、てびちそばがあり。

「牛中身そば」、「ニン肉そば」、「まぜそば」など、なかなか他では食べられない沖縄そばがラインナップされています。

サイドメニューとして、ジューシー以外にも、肉丼や半チャーハン、明太マヨ肉丼など、丼物が充実しているのも嬉しい。



今回は、お目当ての「南二郎(なんじろう)」(中)800円をいただきました。

「南二郎」の名前のとおり、ラーメンの「二郎系」を沖縄そばで再現した珍しい一杯なんです。

okinawasoba.hatenablog.comもはや一般的な用語になった「二郎系」。

極太の麺や、山盛りのモヤシなどの野菜、ニンニクなどのトッピングが特徴的なラーメンです。
「二郎系」の呼称は厳密には「ラーメン二郎」系統の店舗を指すようですが、ここでは(影響を受けたという意味で)広く「二郎系」と使わせて」いただきます。

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沖縄そばにはもともと、ノーマルな沖縄そばに大量の肉野菜炒めをオンするという「野菜そば」「肉そば」という食べ方が一般的でした。

今でも多くの「肉野菜そば」の人気店があります。

その意味で「二郎系」にインスパイアされた沖縄そばが出てきても全く違和感ありません。

めっちゃ楽しみ。



沖縄そば金太郎』の「南二郎(なんじろう)」。

野菜と、ニンニクは、「ノーマル」から「マシ」、「マシマシ」まで選択することができます。
今回は、覚悟を決めてきたので両方「マシマシ」で。
日曜日しか食べられない仕様ですよね。

見た目も美しい盛り。

野菜と、ニンニクがこれでもかと盛られた沖縄そばです。


 

ポイントとして、『金太郎』の沖縄そばは豚骨ベースの濃厚こってりなスープが特徴なのですが、「南二郎」では醤油を効かせたキレのあるタイプでした。

単純に、野菜やニンニクの盛りだけを追加して、「二郎風」を演出する沖縄そばも中にはあるのですが、スープも変えてくるあたり『金太郎』の本気度を感じます。

塩味も効かせていて、存在感もばっちりのスープ。



沖縄そばの麺は、お店の特注なんだそう。

細かく縮れが入った中太麺の平打ち麺。
硬さもしっかりあるので食べ応えもあります。

沖縄そばの麺って、もともとボリューム感があるので「二郎系」に向いてますよね。



大量のもやし。

ちゃんと遠慮なく盛られているのが嬉しい。

「野菜そば」との違いは、炒められていない所。
なので、重たくなりすぎずに量があってもペロリといけます。

スープに沈めていると、徐々に変化していくのも美味しい。



外観からは分からないと思いますが、もやしの下には大量の葉野菜が。

食べても食べても無くならない野菜。
嬉しすぎる。

味のビシッと決まったスープと、麺と合わせて食べる野菜が最高。



こちらも遠慮ないニンニク。

もう明日まで人と喋ることは不可能な量。

でも、あらゆる料理で言えるけど、結局ニンニクが美味いんだよね。
ニンニクをぶち込んだ料理は全てが美味しい。

結論、「お前にその覚悟があるのか?」って話。



大判のブタが2枚。



お薦めされた胡椒。

味変のアイテムとして優秀で、普段沖縄そばではあまり使うことは無いのですが、今回はめっちゃ活用しました。




沖縄そば金太郎』の「南二郎(なんじろう)」。
「二郎系」を沖縄そばで再現したらという一杯。

「二郎系」の形態で、沖縄そばをどう着地させるのか気になっていましたが、良い意味でめっちゃ本物の「二郎系」に寄せたことで成功していると思います。

あくまで個人の感想になりますが、上品な沖縄そばでまとめようとしたらこんな魅力は出ないはず。

ニンニクも、野菜の量も、キレのあるスープも、ジャンクさがちゃんと在るのが良い。

シンプルに美味しくて、パンチがあって、中毒性ある一杯でした。

それでいて濃厚すぎる感じや、くどさは全然ないので、(ニンニク量を調整すれば)色んな方が美味しく食べられるはず。

是非、チャレンジしてみてください。

 

 

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南城市沖縄そば一覧】

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