さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

沖縄そば 黄金屋(こがねや)

ども、さんぺいです。

まだまだ続く沖縄そばの開店ラッシュ。
今年はほんと新規店の訪問が追いつかなくて、そばじょーぐー(沖縄そば好き)は皆嬉しい悲鳴を上げています。

2024年は沖縄そばビッグバンの年になりそうですね。



今日は、南風原町兼城に2024年9月5日オープンした『黄金屋(こがねや)』を訪問しました。

名前の通り、南風原町の「黄金森(くがにむい)」の側にあるお店。



向かいは南風原中学校、隣は公園という好立地です。
国道329号線から兼城十字路を南風原町役場向けに折れて、すぐという場所なのでアクセスも便利。



店舗前が駐車場になっており、数台駐車が可能です。



真新しい店内は、綺麗で清潔感があります。
窓が大き目なので、光が入り、全体が歩い感じ。



席は、カウンター席、テーブル席、小上がりの席があり、家族連れでも、私のようなひとり客でも安心して利用できます。

この日は平日にも関わらず、開店直後からたくさん地元のお客さんが訪れていました。



『黄金屋』は先払い制になっています。
注文後、支払いを終えて、運ばれてくるのを待つスタイル。



『黄金屋』のメニューです。

沖縄そば(三枚肉)、軟骨ソーキ、本ソーキ、てびちそばが基本メニュー。
さらに全部載せ的な「黄金屋そば」があります。

お客さんの様子を見ていると「黄金屋そば」やてびちが人気のようでした。



初訪問の今回は「黄金屋そば」950円を注文。

薄っすら白濁したスープが食欲をそそる沖縄そば
さっそくいただきます。

キレのある鰹、濃厚な動物系の出汁がいきなりダブルで襲ってくるインパクト十分なスープ。

ボクシングで言えば、ノーガードでワンツーを喰らったような感じ。

最近は、鰹出汁を中心にしたあっさり系の沖縄そばが人気ですが、『黄金屋』では動物系の出汁を効かせた重厚なスープに仕上げています。



凄いなと思ったのが、動物系の出汁で厚みがあって油の満足度も残しながら、雑味が全然ないこと。

なので、しつこさが無くて、最後まで無理なく飲み干せます。

丁寧に作っているのが良く分かりますよね。



麵の方にも特徴があって、自家製の生麺を使用しています。

okinawasoba.hatenablog.com

国際通りにあって、製麺所も営んでいる『タイラ製麺所』で、製麺の修業もされていたそうで。
なるほど、麺の美味しさにも納得です。

中細で薄め麺は、細かく縮れが入っていて啜り心地が印象的。
麺自体の風味も感じます。

もっちりとしていて、ひと口ひと口、噛みしめて美味しい麵でした。



新店であっても、具材まで抜かりないのが『黄金屋』の凄いところ。
普段は、3種類の豚肉のうち、どれかをお薦めしていますが、3つとも美味しかったです。

三枚肉は、これぞベーシックといいたくなるような、甘辛で煮付けた昔ながらの味付け。
良く味が染みていて、柔らかく、なんといっても厚みがしっかりあるのが良い。

三枚肉でも食べ応え十分です。



キングオブ豚肉の骨付きスペアリブ、本ソーキは、王道の美味しさ。

肉身がしっかりしていて、かぶりつく楽しさを味わえます。



こちらも味染みの軟骨ソーキ。

人によって柔らかさに好みが出る軟骨ソーキですが、『黄金屋』は無理なく全部食べられる柔らかさで、ネットリとした軟骨部分も美味でした。



サイドメニューのじゅーしー。

椎茸、にんじん、ひじきと具沢山の上、ボリュームもたっぷりなのが嬉しい。

味も良く染みていて、量はありますがペロリといけました。
もちろん、沖縄そばのスープとの相性もばっちり。



長年沖縄そばの店舗を出すのが夢だったという店主さんが、満を持して地元南風原でオープンさせた沖縄そば店。

動物系のワイルドさもありながら丁寧に作られた満足度の高い一杯が味わえます。

店のつくりは決して派手ではありませんが、すでに地域に馴染んでいるように感じました。

早くも話題になっていて混み合っているようですが、そばじょーぐーなら是非早めに訪ねてほしいお店です。




南風原町沖縄そば一覧】

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さんぺいが、雑誌『ディスカバー・ジャパン』の沖縄特集で沖縄そばに関する記事を書きました。ディープな沖縄情報が満載です。