さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

高江洲そば 好物のゆし豆腐そばを

ども、さんぺいです。

今日の沖縄そばどうしようなかと考えてたんですが、ふと最近ブログが3周年を迎えたことを思い出しました。
ちょうど3年前の6月23日に始めたブログ。

何気なく始めたのですが、好きな沖縄そばに関してのブログにしようって事だけは決まってて。
スタイルは、まあ続けていく内に考えれば良いかなと思っていました。

okinawasoba.hatenablog.com

1回目の記事で何書こうかなと思って、まずアップしてみたのが好きだった『高江洲そば』についてでした。

その時の気分だったんですけどね。
3年続いた今振り返ると、思い出の記事だったりします。

それで、今日は『高江洲そば』にしようと。



梅雨が明けた沖縄は、もう一気に夏。

どこまでも青空が広がっています。



浦添市伊祖にある『高江洲そば』。

1969年創業で、沖縄でも歴史のある沖縄そば専門店です。

今では沖縄そばの定番となっている「ゆし豆腐」を乗せた「ゆし豆腐そば」の元祖として知られていて、沖縄県内だけでなく県外にも多くのファンがいる名店です。



場所は、浦添市のパイプライン通りから路地に入ってすぐ。

店舗前に駐車場も用意されています。

注意点としては、かなりの人気店なのでピーク時を避けるか、時間に余裕を持って訪問することをお薦めします。

この日も10時過ぎに訪問したのですが、先客がたくさんいらっしゃいました。

 

清潔感があって、簡潔な店内。

このテーブルが昼時にはどんどん埋まっていきます。



席は、テーブル席と窓際のカウンター席、座敷があります。

壁にびっしりと貼られた有名人のサインは人気店の証。
沖縄の食堂の定番の光景です。

待ち時間に、知ってる有名人のサインを探してみるのも「あるある」。



注文は以前から変更して食券制になっていました。

『高江洲そば』のメニューはシンプルな構成。
沖縄そばは、名物の「ゆしどうふそば」があり、基本の「沖縄そば」、「ソーキそば」「中味そば」があります。

「ゆしどうふ」と「なかみ汁」は沖縄そばの麺なしで、汁として注文することも可能です。(その場合は、ライスと一緒に食べます)。

サイドメニューとして、定番のジューシーの他に、珍しい天ぷらも扱っています。

天ぷらは、イカ、魚、野菜、芋があり、各100円。



今回は、念願の「ゆし豆腐そば」(大)800円をいただきました。

今日は『高江洲そば』へ行くと決めてから、テンションが上がりっぱなしで、行きのバイク(原付)の時点で心臓がバクバクしてました。

注文して待っている間も、もう食べたくてしょうがない。

2年ぶりの『高江洲そば』。
運ばれてきた瞬間に喜びが爆発しました。



沖縄そばに、ゆし豆腐、細切りの軟骨ソーキ、錦糸卵、結び昆布に、ネギがかかった一杯。

薄っすらと白濁したスープは動物系主体の出汁。

動物系ですが濃厚ではなく、サラッとしたスープで優しい味付けが特徴。
ひと口飲むと、その旨さがじわーッと身体中に沁みていきます。

尖った所がないので、いつ食べても飽きが来ない、また食べたいと思うようなスープ。



『高江洲そば』と言えばの、「照喜名製麺所」の麺。

誰でも違いが分かるほど、ほかの沖縄そばの麺とは違う個性的な麺で。
細かくウェーブがかかっている、少し硬めの中細麺。

特徴はその食感で、この縮れが啜った時にすごく印象を残します。

ついつい、ゆし豆腐のインパクトに目が行きがちですが、しっかりと存在感のある麺。
動物系のスープにも良く合ってます。



そして、元祖「ゆし豆腐」。

フワフワのゆし豆腐は食感が良いのはもちろん、豆腐本来の味がよく感じられて、豆腐単体でもめちゃくちゃ美味しい。

『高江洲そば』が最高なのは、きちんとゆし豆腐を熱々の状態で提供してくれること。

食べ終わるまで熱さが残るほどで、フーフーしながら食べるゆし豆腐が美味。



細切りにした軟骨ソーキのスタイルも『高江洲そば』ならでは。


「ゆし豆腐そば」と言うとどうしても、ヘルシーとか淡泊になりがちですが、『高江洲そば』はこの豚肉と、コクのある動物系のスープのお陰で、すごく満足感があります。

柔らかく煮込んだ豚肉で、ゆし豆腐と一緒に食べても良し。
麺と合わせても良し。

味付けは、ゆし豆腐とのバランスからか、塩味ベースで控えめ。



昔から変わらないスタイル、彩を添える錦糸卵。

錦糸卵と言うと自分は「高江洲そば」と「浜屋」を思い出します。



あまり注目されないけど、これも昔ながらの「結び昆布」。

昆布は沖縄では食べ物としても定番ですが、あまり沖縄そばで用いているお店は少ないようです。

『高江洲そば』の昆布は、味つけがとても控えめで絶妙。



ゆし豆腐が最高なのはもちろん、スープも、麺も、軟骨ソーキも、昆布もこれがなきゃダメと思わせる一体感が凄い。

パーツパーツがそれぞれ美味しいけど、やっぱり全体の美味しさが他のお店にない美味しさかなと思います。

軟骨ソーキも、昆布もすごく優しい味付けになっていて、ゆし豆腐の美味しさを引き出している感じもそうだし。
全体を包み込むような滋味のあるスープもそうだし。

一見ヘビーそうに見えるけど、全然そうじゃない、ホッとする味わい。

食べた事がない方には、是非、一度は食べてほしい珠玉の一杯です。

 

サイドメニューで、天ぷら(1個100円)をいただきました。

沖縄の天ぷらは衣が厚くてボテッとしているのが特徴。

魚とイカを注文しましたが、外見だけでは分からない(笑)。



厚みがあるので、1個でも十分に満足感あります。

沖縄そばのサイドメニューとしてもぴったり。

まーさん。




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