ども、さんぺいです。
先日に引き続き、野球ネタから。
沖縄はプロ野球のキャンプ地として有名ですが、今年は9球団が沖縄でキャンプを行うんだそう。
野球をあまり詳しくない私からしても凄いことだと思います。
そう言えば、さんぺいが過去に名護市の住んでいた時、日本ハムでまだ若手だった大谷翔平選手が同じ居酒屋にきていたのを思い出します。
沖縄は田舎だから、そんな体験が良くあるんですよね。
久米島も、楽天イーグルスのキャンプ地として有名です。
今年は2軍のキャンプ地になっているよう。
空港職員が楽天のユニフォームを着用していたり、街のいたるところにのぼりが出ていたり。
島全体が、楽天イーグルスに包まれている雰囲気です。
久米島空港にも、花壇がイーグルスバージョンに。
島をあげて歓迎していムードがあって素敵です。
そんな楽天イーグルスのキャンプ地としても有名な久米島を訪れたら、是非食べてほしいのが沖縄そば、中でも久米島でしか食べられない「久米島味噌そば」をたべてほしいんです。
沖縄そばは、沖縄県内の全域で食べられていて、沖縄本島だけでなく、宮古地方や、八重山地方でも広く食べられています。
面白いのが、同じ沖縄そばでも、各離島地域で独自の発展を遂げていて、宮古島では「宮古そば」が、石垣島では「八重山そば」と呼ばれる独自の沖縄そばが存在するんです。
例えば、「宮古そば」なら細麺のストレートで、具材を麺の下に入れて提供する文化があったりとか。
「八重山そば」なら角の無い丸麺を用いて、豚肉やかまぼこの細切りを具材とするなどの特徴があります。
okinawasoba.hatenablog.com
各離島ごとに沖縄そばの特色がある中で、久米島でしか食べられないのが「久米島味噌そば」。
通常、沖縄そばは鰹節や昆布、豚をベースに出汁を取り、塩(や醤油)で味付けを行うため、「味噌」を使った沖縄そばは珍しいのです。
沖縄本島にも一部、「味噌」を使った沖縄そば専門店があるのですが、さんぺいが食べ歩きをしてきた中でも、これだけ「味噌そば」があるのは久米島だけ。
shimafuku.com
それにも理由があって、もともと久米島は「味噌」が名産で、「みそクッキー」がお土産の定番になるほど。
「久米島味噌」や、特産の「もやし」を用いた、久米島でしかできない「味噌」スープの沖縄そばこそ「久米島味噌そば」というわけ。
今回は、「イーフビーチ」近くにある、『海鮮味処 亀吉』で、「久米島味噌そば」をいただいてきました。
久米島町比嘉で、近隣には飲食店や宿泊先も多い地域になります。
年季の入った店内が、味があって良い雰囲気。
夜は居酒屋として経営されていて、スペースはゆったりめ。
リラックスして食事を取ることができます。
テーブル席に、座敷もあるので、大勢での利用や家族連れでも安心です。
店内には有名人の色紙がいっぱい。
沖縄ローカルの有名人はもちろん、こんな人も来てたんだと驚く著名人も。
テレビなどメディアの取材をたくさん受けている有名店なんですね。
久米島と言えばもちろん、小島よしおさんのサインもありましたよ。
海鮮系が有名なお店で、刺身定食や、沖縄特有の「ミーバイ汁定食」「イカ墨汁定食」「魚のバター焼き定食」があります。
沖縄にきたら是非一度食べてほしい、名物料理ばかり。
『海鮮味処 亀吉』の凄いところがメニューの豊富さ。
離島でこれだけ幅広いメニューを扱っているのは珍しい。
久米島の中でも屈指の品揃えだと思います。
「海鮮スタミナ丼」美味しそうだな・・・。
ちゃんぷるーから、生姜焼き、ミックスフライ定食まで、沖縄の郷土料理から和洋中、幅広く押さえているのが凄い。
本日のランチサービスは、鍋焼きうどん、鶏のナンプラー炒め、牛肉とじゃがいもカレー炒めでした。
レインナップを見ても、ただものではない。
『海鮮味処 亀吉』の沖縄そばメニュです。
基本の沖縄そばに、ソーキそば、さくなそばがあり。
今回は、目当ての「久米島味噌そば」825円をいただきます。
ほどなくして運ばれてきた「久米島味噌そば」。
野菜がてんこ盛りの「肉野菜そば」スタイル。
ボリュームも満点です。
スープを見ていただくと分かると思いますが、綺麗な茶色のスープ。
通常沖縄そばは塩や醤油などで味付けするので、味噌を用いたスープは珍しいんです。
久米島では複数の店舗で「味噌そば」をいただくことが出来ますが、味には個性があります。
『海鮮味処 亀吉』の味噌スープは、尖ったところがない優しい味わい。
辛さはなく、柔らかな印象です。
もちろん出汁も効いていて、スープ自体がまず美味しい。
飲んでいくと止まらなくなります。
そして、たっぷりの野菜。
「味噌ラーメン」を食べた事がある方はすぐ分かると思うのですが、「味噌味」と野菜炒めが合わないわけが無い。
通常の沖縄そばにも野菜炒めは合いますが、「味噌スープ」にすることでより美味しさが増す気がします。
シャキシャキのキャベツにチンゲン菜、玉ねぎににんじん、もちろん久米島特産のもやしまで、野菜がふんだんに入っていました。
さらに細かく入った豚肉も美味い。
麺は、おそらく久米島産の沖縄そば麺「久米島そば」。
中細の平打ち麺で、縮れがはいっているのが特徴。
擦り心地が良く、よく麺にスープが絡みます。
野菜と、麺、味噌スープが混然一体になった旨さよ。
大胆に食べるのが一番美味しい食べ方。
わしわしと食べ進めていきます。
個人的に味の決め手だったのが、写真で見えるでしょうか?
ニンニクです。
細かく刻んだニンニクが、野菜や豚肉と共に炒められており、隠れたパンチ感を出しています。
あくまでも優しい味付けの「味噌スープ」ですが、野菜炒めにニンニクが加わることによって、風味が増し、旨さを倍増しています。
「味噌」とニンニクの相性が抜群なの、分かりますよね。
通常の沖縄そばに入れると、やや強すぎるニンニクですが、そこはベースがしっかりしている「味噌」ですから。
最高な味付けでした。
『海鮮味処 亀吉』でしっかり「久米島味噌そば」を堪能して、また那覇へ帰ります。
通常のJALではお目にかかれない、離島の航空便JTA(日本トランスオーシャン航空)の飛行機。
なんの絵かと思ったら、「アマミノクロウサギ」か。
珍しい航空機のイラストに出会えるのも離島旅の小さな思い出。
【久米島町の沖縄そば一覧】