今年の沖縄は、梅雨時にも関わらず雨が少なく、「今年は空梅雨?」がよく話題に上ります。
今週も雨と言われながら、良い天気が続いており。
少し、夏場の水不足が心配になってきます。
今回は、沖縄市比屋根にある『すば処 うゎちち』を訪問してきました。
変わった名前ですが、検索したところ「うゎちち」は、沖縄方言で「天気」を意味するんだそうです。
私は生まれも沖縄ですが、初めて知りました。
私たちの世代では、うちなーぐち(沖縄の方言)を完璧に話せる者は少ないので、上の年代の方なら良くして知っているのかも。
沖縄市の『うゎちち』。
以前から、好きな沖縄そば屋で、沖縄本島中部の人気店でもあります。
<以前の訪問記事>
その魅力は、完成度の高い沖縄そば、そして安定感でしょうか。
毎回、感心するのは、本当に若い方から、子ども、年配の方まで様々なお客さんでいつも賑わっていること。
今時の恰好で、若い方がカジュアルに沖縄そばを食べている様子を見ると本当に嬉しくなります。
伝統を守りつつも、若い世代にもフィットするように進化し、洗練された味だからこそ人気があるんだと思います。
場所は、沖縄市比屋根、県総合運動公園にもほど近い、住宅街の中にあります。
店舗前に駐車場もあり、入りやすい雰囲気で、清潔感もあるので家族での利用にもお薦め。
メニューは、三枚肉そば、軟骨そば、ゆしどうふそば、なかみそばなど基本の沖縄そばが並びます。
人気なのは、あぶり軟骨そば。
変わったところで、とりそばなんてメニューもあります。
トッピング(単品)メニューがあるのも今風ですね。
今回は、お腹が空いていたので、三枚肉、本ソーキ、軟骨ソーキと3種の豚肉が食べられる「うゎちちちそば」(大)850円をいただきました。
この美しいるルックスを見てください。
「ルックスの良い沖縄そばは、味も美味しい」が持論ですが、『うゎちち』の沖縄そばも見た目から美味しそう。
澄んだ黄金色のスープに、早く食べたい気持ちが止まりません。
ベースは鰹節の出汁ですが、鰹が前に出すぎないよう抑制を効かせながらスープを作っているんだそう。
バランスがとても良くて、最後に甘味も感じる、ふくよかなスープです。
味付けも上品で、洗練された印象。スッキリとした後味。
飽きがこなくて、ずっと飲んでいられるスープ。
いつ食べても美味しい、味の安定感も魅力です。
このスープに合わせるのが、人気の亀浜製麺所の麺。
平打ちで細めで、かなり長いのが特徴。
よくスープに馴染み、『うゎちち』のスープとも相性抜群です。
豚肉は、どれも味付けは適度に、全体のバランスを崩さないようなベストな味付けです。
3種類とあって、すごく食べ応えもありました。
こうして食べ比べできるのも良いですね。
「〇〇が美味しい」と言い合うのも楽しいはず。
私は、肉感のある豚肉の王様「本ソーキ」が好みでした。
あの、豚肉にかぶりつく感じ、好きなんですよね。
全体にバランスが良く、スープも麺も具の豚肉も美味しい沖縄そば。
幅広く好まれる、今やスタンダードな味だと思います。
このクオリティをずっと保っているのが、本当に凄い。
個人的に、いつ食べに行っても満足して帰る、沖縄そば屋さんです。
沖縄本島中部で沖縄そばを食べるなら、お薦めですよ。
優しい味付けのじゅーしーも、まーさん。