ども、さんぺいです。
明日は、いよいよ「沖縄そばの日」。
なんだかちむわさわさーしてきました。(気持ちが高ぶってきました)。
毎年、楽しみにしている日ですが、今年は私自身特に沖縄そばに関する活動を色々と行っているのでいっそう気合が入っています。
www.fmyokohama.co.jp10月15日には、「沖縄そばの日」に先だって、FM横浜の番組「かりゆし☆らんど」に出演させていただきました。
番組は、これから1週間ほど、ネットの「ラジコ」で全国どこからでも聴くことができますので、お時間ある時に是非聴いてみてください。
今回は、数多くある沖縄そば専門店の中でも、飛びぬけて雰囲気が素敵なお店を訪問しました。
糸満市真壁にある『真壁ちなー』です。
写真のとおり、1891年に建造された、沖縄の古い家屋を用いて沖縄そば屋さんを営まれています。
この建物、実は国の有形文化財に指定されている貴重なものなんです。
お店は、古いお家を使っていることもあって、商業地ではなく民家が密集した集落の中にあります。
小路を進んでいくので、運転は慎重に。
駐車場は、建物の近くに、比較的余裕を持って確保されているので安心です。
立派な石垣で、これだけでも昔の沖縄の中で凄い家柄だったのか分かります。
私も過去、沖縄の古い住宅建築を見てきましたが、これだけ立派な建物は珍しいと思います。
鮮やかな赤瓦が印象的。
青空の下のシーサーに思わず見とれてしまう。
貴重な建物なので、訪問するだけでも価値がある体験だと思います。
こんな場所で、沖縄そばがいただけるなんて素敵すぎる。
登録有形文化財の登録証も飾られていました。
看板など一つ一つに風情があって素敵です。
是非、お店にいったら散策してみてください。
多くの観光客が訪れる店としても有名ですが、この日は平日の早い時間に訪問し、ゆとりを持ってお店を楽しむことができました。
家屋を改修しつくられた店舗。
どこか親戚のお家のような親しみやすさもありながら、お洒落なインテリアで素敵です。
沖縄の人なら、どこかで見たような光景がそこかしこに。
席は、座敷に、テーブル席があります。
座敷で、沖縄の家屋の雰囲気を感じながら食べるのも良いですし、窓際のテーブル席で自然を感じながら食べる沖縄そばも最高ですね。
調味料置きに、何気に使われていた「琉球漆器」。
小物一つ一つも、沖縄の工芸品が使われていて、「沖縄」を感じることができます。
お店のインテリアも是非、楽しんでみてください。
『真壁ちなー』のメニューです。
基本の沖縄そばが揃っていて、三枚肉そば、軟骨ソーキそば、野菜そば、ゆし豆腐そばなど。
「皿そば」はスープ無しの、あんけの沖縄そばになっていて店のオリジナルメニューです。
肉もやしそばも美味しそう。
サイドメニューには定番のじゅーしーも。
ほか小鉢で沖縄の郷土料理が充実していて、ニンジンしりしりー、もずく酢、ニガナの白和えなど、沖縄ではどれも定番の家庭料理です。
デザートに、ジーマミ豆腐があるのも嬉しいですね。
かき氷や、ぜんざいなど甘味が揃っているのもポイント。
沖縄の古民家の雰囲気を味わいながら、デザートまで満喫できるので、本土からのお客さんを案内するのにも最適なお店です。
今回は、軟骨ソーキそば(中)800円をいただきました。
見た目も美しい沖縄そば。
綺麗に盛り付けされた、軟骨ソーキ、かまぼこ、ネギの丹精なルックス。
魚介系と動物系のバランスがとても良いスープ。
魚介系の風味がたまらなく食欲をそそります。
もう、どんどん飲み進めてしまう。
コクもあって、満足感も。
味付けはしっかり目で、輪郭がはっきりしたスープの印象です。
麺は、細めで丸麺に近い口当たりの良い麺。
手揉みが入っていて、啜った時の良いアクセントになっています。
啜るのが楽しくなる麺で、美味しかったです。
よく味の染みた軟骨ソーキ。
甘辛く煮込まれていて、味はしっかり。
ご馳走と呼びたくなるような軟骨ソーキでした。
簡単に箸でほぐれそうな柔らかさで、トロトロの食感が至福。
麺も進みます。
しっとりとしたカマボコ。
普段は脇役的な存在ですが、細部の具材まで美味しいのが嬉しいですね。
美味しい沖縄そばと、素敵な空間で最高の時間を過ごしました。
沖縄そばと、貴重な琉球建築、「沖縄の文化」を一度に二倍楽しめるのでお得ですよね。
本土からのお客さんをもてなすのにも凄くお薦めです。
ちなみに、こうした古民家や、昔ながらの文化財をどう保存していくのかは難しい問題で。
修繕費や維持費がかかるので、過去に歴史的な価値がある古民家が壊されていく姿も見てきました。
沖縄そば屋さんとして活用することで、建物が保存できるなら、それは一つの素敵な解決方法ではないでしょうか。
優しい味付けで具沢山のじゅーしー。
もちろん沖縄そばとの相性はばっちり。
まーさん。