【あやぐ食堂全制覇への道】
人生で、ささやかな夢って、誰しもあると思います。
ハリウッド俳優になりたいとか、3億円当てたいとか、そんなんじゃなくて。
ケーキを1ホール食べてみたいとか、憧れの場所へ行ってみたいとか、出来そうなんだけどやってないやつ。
自分の以前からの夢で、沖縄そばの食べ歩きもそうなんですが、那覇市首里の『あやぐ食堂』のメニューを全制覇してみたいっていう願望があって。
これは今やっとかないと、きっと後悔すると思い、企画を立ち上げました。
沖縄そば食べ歩きとは少しズレますが、沖縄の名物食堂の記録と記憶を残したい、さんぺいの夢の実現に付き合ってもらえたら嬉しいです。
<『あやぐ食堂』の過去記事>
ども、さんぺいです。
『あやぐ食堂』閉店のニュースを知ってから数日が経ちました。
沖縄を代表する老舗食堂ということもあって、沖縄ではテレビ、新聞、ラジオなどで閉店がニュースとなっています。
そのためか、別れを惜しむ常連さんが連日訪れていて、この日も朝から行列ができていました。
私RBCの取材班がいた時にさんぺいさんと首里さんの間で食べてました
— またよし (@matayoshitheend) 2023年10月6日
今日娘と朝一で行ったらさんぺいさんがいて後から首里さんが来たと思ったら満席になって早く行ってよかったです😊
また、私のツイッター上でも、あの日同じ時間に『あやぐ食堂』にいました、などの反応をもらったりしています。
ファン同士で『あやぐ』トークが盛り上がって嬉しかったですね。
10月6日訪問時の『あやぐ食堂』の様子です。
この食堂が、オープン直後に満席になります。
見慣れた風景だけど、あと1か月と思うとなんだが胸がギュッとなる。
座敷の様子も、調味料の置き方も、コップの一つ一つまで。
風景を刻み込んでおきたい。
あやぐ食堂全制覇への道、31回目は、沖縄の郷土料理の定番「野菜ちゃんぷるー」=「野菜炒め」です。
『あやぐ食堂』の表記では「野菜炒め」になっていますね。
刺身付きは定食になりますが、刺身なしだと730円になります。
デフォルトで大盛のライス。
いつも最初は多いなと思うけど、最後には足りなくなるのはなんでだろう。
定番の味噌汁。
「野菜炒め」と、ライス、そして味噌汁。
このシンプルな構成が最高。
「野菜炒め」は、沖縄の家庭料理としても定番で、よく食卓に上がります。
たくさんの野菜と、具材を炒めたいわゆる「ちゃんぷるー」。
沖縄の島豆腐(木綿豆腐)やポークランチョンミートなど、沖縄特有の具材は入るのもポイントです。
ボリュームがあって、栄養価も高く、なにより美味しい。
一皿で完結しているのも、合理的ですよね。
忙しいなかで食事をつくる人の味方でもあります。
家庭料理の定番中の定番なので、最も『あやぐ食堂』が得意とするジャンル。
もう美味しいさは保証されているわけで。
味付け、炒め方、具材まで、もうお手本にしたいような「野菜炒め」でした。
いつもの通り、皿いっぱい大盛の「野菜炒め」が。
豪快で、ガッツリ感があって、これは高級レストランでは食べられない味です。
葉野菜に、ニンジン、もやし、玉ねぎと、野菜がたっぷり入っています。
野菜がシャキシャキで美味しい。
沖縄で、食堂の「野菜炒め」というと少し味付けが濃いめの店が多いですが、『あやぐ食堂』はジャンクに寄らずに、優しい味付けでホント家庭の味でした。
沖縄の「野菜炒め」と言えば、島豆腐。
沖縄特有の木綿豆腐で、固くしっかりしているので、炒め物にいれても崩れません。
この豆腐の美味しさが影の主役かも。
「野菜炒め」に欠かせない存在です。
私も「豆腐じょーぐー(豆腐好き)」なので、もう最高。
お肉は、沖縄県民大好きなポークランチョンミート。
これが「野菜炒め」と良く合います。
塩味がちょうど良いんだよなー。
ご飯が進む。
お肉はあと、ベーコンも少し入っています。
あくまで野菜メインというのが良くて、野菜とポークのバランスもめっちゃ好みでした。
おそらく、沖縄県民が一生で一番食べるであろう料理が「野菜炒め」=「野菜ちゃんぷるー」。
そんな家庭料理の定番だから、好みが激しいものですが。
『あやぐ食堂』の「野菜炒め」は、個人的にもうドストライクな「野菜炒め」でした。
決して特別なことは無いし、すごくオーソドックスな「野菜炒め」なのですが、味付けが濃すぎず、優しいところが大好きです。
それでいて、ガッツリ食べられるボリューム感もあるし。
これで、あと3カ月は風邪ひきそうもないなー。
「そば定食」や「カツ丼」、「Cランチ」など派手なメニューに目がいきがちな『あやぐ食堂』ですが、「野菜炒め」もまた、まぎれもない『あやぐ食堂』の代表作だと思います。