さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

かね食堂

ども、さんぺいです。

今日はあいにくの天気ですが、昨日の沖縄は超快晴でした。
ドライブも兼ねて、うるま市の「海中道路」まで行ってきましたよ。

海中道路(かいちゅうどうろ)」は、うるま市にある道路で、勝連半島から平安座島を結ぶ約5kmの道路です。
沖縄本島と離島との間に横たわる海のなかを、橋ではなく堤防上の道路として造られていて、観光スポットにもなっています。



沖縄観光の際には、絶対に訪れてほしい場所のひとつ。

海風を感じながらのドライブは、ほんと爽快。
イヤな事も全部ふっとびます。




そんな「海中道路」の入口近くにあるのが『かね食堂』。

地元民からも愛される、食堂です。



場所は、勝連半島側から「海中道路」に入っていく直前。

道沿いにあって、目立つ看板なのですぐに分かると思います。
沖縄の方なら、見かけたことがあるんじゃないでしょうか。

店舗前に、駐車場があります。



ザ大衆食堂といった趣の、親しみやすい雰囲気。

初めての訪問でしたが、どこか懐かしさもあって、ふらっと入れる感じです。



ジャンプが置いてあるのも最高。

 



席は、テーブル席になっていて、席数にかなり余裕があります。

これなら家族での食事など、大人数での会食も心配なく行く事ができますね。



 

注文は食券制です。



『かね食堂』のメニューです。

壁一面に貼られたメニューの数が圧巻ですね。

ジャンルも、炒飯や八宝菜などの中華系から、トンカツなど定食系、山羊汁など沖縄の郷土料理まで幅広い。



もちろん、沖縄そばも三枚肉そばから、ソーキそば、てびちば、ゆし豆腐そばと定番が揃っています。

まさに、うちなー食堂ですね。



今回は、目当ての野菜そば650円をいただきました。



まず器の大きさに驚きました。

通常の沖縄そばの1.5倍はあるんじゃないでしょうか。

そんな器に、山盛りに野菜炒めが乗っていて、思わず圧倒されます。
これまでも、いくつもの肉野菜そばと対峙してきましたが、これは強敵だ・・・




葉野菜に、にんじん、玉ねぎ、もやし、ニラ、そしてポークランチョンミート。

遠慮ないボリュームで野菜が入っています。

ほんと、量も、味付けも振り切った野菜そば。



胡椒を効かせたパンチのある味付け。

麺を引き上げるのも大変なボリュームの野菜をわしわしと喰らう。

理屈じゃなくて、胃袋で感じるんだ、とばかりに容赦ないボリューム。



序盤からすでに、野菜炒めの汁と油が沖縄そばのスープに溶け出していて、味クーター(濃厚)に。

豚ベースのしっかりしたスープなので、味が濃くなってもブレません。



麺は中細の平打ち麺で、縮れが入っているのが特徴です。

縮れがアクセントになっていて、濃厚なスープが良く絡みます。



まさに振り切った野菜そばでした。

「繊細」とは逆を行く豪快な旨さ。
野菜炒めの汁と沖縄そばのスープが合わさった、濃厚な味わいが堪らなかったです。

ただ、野菜なのでジャンクになりすぎずヘルシーな部分もあるのが嬉しいですね。

味付けは、分かりやすくストレート。

ノーガードで打ち合うようボクシングのような気持ち良さ。
そっちがそう来るなら、こっちも本気出すぞ的な。

今回は完食にかなり苦戦しました。
過去最大級の野菜そばだったと思います。



サイドメニューの頼んだ、名物という餃子。

ひと口食べたら分かる、ニンニクのガツンという旨さ。

沖縄そば同様に、基本、遠慮はなく振り切ったつくり。
これはニンニク好きは、完ぺきに大好きなやつ。



挽肉やニラなど餡がパンパンに詰まっています。

皮は薄めなので、カリっとしていて良い食感。

やっぱりにおいなど気にせず、これぐらいパンチがあったほうが餃子は旨いですね。



幅広いニーズに応える大衆食堂。

気取らず、飾らず、ボリュームがあって、パンチがあって。

沖縄にも、たくさんあったそんな食堂が最近は減ったように感じます。

『かね食堂』には懐かしい美味しさがありました。

 



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