さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

てびちのてーすけ

ども、さんぺいです。

沖縄の郷土料理「てびち」。
いわゆる豚足で、主に煮付けなどで食べることが多いのですが、沖縄県民の大好物として知られています。

ビュッフェ形式の食事会や催しでは、てびちがまず無くなるほど。



そんな熱狂的てびち好きの県民が歓喜しそうな沖縄そば店がオープンしました。

2024年5月21日に、南城市佐敷で開店した『てびちのてーすけ』。

「てびち」の名前を掲げていることから分かるとおり、沖縄そばでは珍しい「てびち専門店」なんです。

理由が、てびち嫌いだった奥さんに食べてほしい一心で、てびち作りを始めたというから面白いですよね。
そのため、ルックスを気にして一本ずつ丁寧に毛抜きをし、仕込みに時間をかけています。



場所は、南城市佐敷の新開。

国道331号線から新開の方へ入っていきます。

幟がたくさん立っているのですぐに店に気づくはず。
集合住宅の1階がお店になっており、駐車場は1番から8番が駐車可能です。



お店は、コンパクトで親しみやすい雰囲気。

明るい接客で、初めての方でも入りやすいと思います。



席は、カウンター席とテーブル席があります。

オープンキッチンになっていて、厨房前で沖縄そばが作られていくのを眺めるライブ感が個人的に好きなんですよね。



沖縄そばと合わせて、持ち帰り用の冷凍てびちも人気なんだそう。

1番人気はノーマルの「塩」で、てびちでは珍しい「ポン酢味」「青じそ味」もあります。



『てびちのてーすけ』のメニューです。

もちろん看板メニューはてびちそば。
てびち以外にも、軟骨ソーキそば、三枚肉そば、アーサとゆし豆腐そばなど定番が揃っています。

サイドメニューは、じゅーしーではなく珍しいしょうがご飯が用意されています。



今回はもちろん、てびちそば950円をいただきました。



てびちは、見た目から分かるとおりビューティフル。

プルプルで、口の中でとろりと崩れる瞬間が堪りません。

一般的な甘辛の煮付けではなく、塩と出汁で味付けしているので重たすぎず、もう何個でもいけそう。



味変もお薦めしていて、酢、タバスコなどもよく合います。
私はシークヮーサー胡椒が、1番好みでした。



沖縄そばは、こってり系と思いきや、上品でスッキリとした味わい。

見た目のとおり、透明感のあるクリアなスープです。

鰹、豚、野菜などで出汁を取っているそうで、甘味も感じられる円やかで奥行きのある味わい。
沖縄そば単体としても美味しいです。



麵は、中細のゆるく縮れの入った生麺。

コシがしっかりあって、硬めの食感。

啜り心地もよく、細めですが存在感はばっちり。



お薦めは、後半、てびちと汁をそのまま沖縄そばに合わせること。

てびちのエキスが溶け出し、より濃厚になった沖縄そばのスープが最高です。



しょうがご飯は、風味がよくさっぱりと食べられます。
なるほどインパクトが強いてびちと一緒なら、これぐらい控えめなタイプが良いかも。




てびちが美味しすぎて、単品で2個追加してしまいました。

沖縄そばに載せても良し、味変を楽しむも良し。
色々な食べ方が楽しめます。

てびちファンなら絶対に行っておきたいお店です。

また、店主は誰もが知る有名店出身で、新店ですが沖縄そばも間違いない美味しさ。
てびちがちょっと苦手だけど沖縄そばは好きという方にもお薦めです。



10月に始まった2024年のスタンプラリー、1個目ゲット。




【てびちの沖縄そば一覧】

okinawasoba.hatenablog.com

 




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