ども、さんぺいです。
当ブログでも何度か取り上げていますが、『首里そば』と言えば、沖縄そばを代表するお店の一つです。
沖縄そばはそれほど詳しくないよ、という方でもその名前は知っているんじゃないでしょうか。
『首里そば』は、那覇市首里赤田町で、1994年から沖縄そばの提供をはじめたお店。
首里の伝説の名店『さくらや』の味を引き継いでおり、今では珍しい手打ちの麺を用い、伝統を引き継ぐと共に、そのスタイルは現在の沖縄そばに大きな影響を与えています。
そんな『首里そば』の2号店がオープンしたと聞き、さっそく訪問してきました。
場所は、那覇市真和志町、首里城入口の近くになります。
龍潭池の前の通り(首里高校前の通り)から、「池端」で、首里城向けに入るT字路があります。
そのT字路から首里城向けに入っていくと、写真の通りに入ります。
この、首里城入口向けの通りの左手に、『首里そば なかだ』は在ります。
T字路から入って、ホントすぐ左側ですね。
看板が出ているので、お店にはすぐ気づくはず。
超人気観光地の近くということで、店舗専用の駐車場はありません。
近隣にコインパーキングが多数あるので、そちらを利用すると良いかなと思います。
本店同様に、簡潔、だけどお洒落な作りの外観。
表には『首里そば』の看板と、木製の看板には『なかだ』の文字が。
(ちなみに、『首里そば』本店の店主も仲田さんなので、御親戚なのでしょうか)。
カフェのようなインテリアで、店内はカウンター7席のみ。
店内には、沖縄の焼き物(やちむん)や、泡盛、工芸品で彩られています。
メニューは、『首里そば』本店と同様にごくごくシンプルな構成。
沖縄そば600円と、じゅーしー250円のみ。
あとは、ドリンクのメニューが少しあります。
沖縄そばはサイズは1つ、種類もソーキや三枚肉などはなく、1種類のみとなります。
お店の方から「すみません、おそばとじゅーしーしか無くて」との言葉がありましたが、むしろその拘りや簡潔さが『首里そば』なのかなと。
沖縄そば600円とじゅーしーをいただきました。
三枚肉に、かまぼこ、ネギ、刻み生姜が乗った沖縄そば。
麺は本店と違うとのことですが、やっぱり『首里そば』のスタイルそのままの沖縄そばです。
鰹節は一番出汁のみを使用して作るというスープは、スッキリとした味わい。
味つけも塩で、最小限に行った絶妙な加減です。
ひと口目は薄く感じますが、飲み進めるほどに出汁の味わいが広がっていくのは、本当に美味しい沖縄そばのスープの証拠。
風味も豊かで、飲むのがすごく楽しかった。
不揃いの麺は、手打ちならでは。
細めに切った、角のある平打麺で、コシが強く硬めの麺で、ぷつんと切れるような食感が特徴的。
この細めで硬めの麺も『首里そば』の特徴です。
啜り心地が良く、器から減っていくのを惜しむように食べました。
シンプルな構成の沖縄そばですが、刻み生姜も良いアクセントになっていて、ほんとに麺やスープとのバランスが良い。
シンプルだけど、奥が深い、沖縄そばの美味しさを体現するような一杯です。
『首里そば なかだ』は、那覇市首里真和志町で、2021年12月にオープン。
開店直後に、コロナのまん延防止がはじまり、先週まで店を閉めていたそうです。
店主さんはとても気さくな方でした。
『首里そば』では、以前に沖縄県庁地下1階の『ファンファーレ』で提供を行っていた時期もありましたが現在は閉店しているので、『首里そば なかだ』が2号店という扱いになるんでしょうか。
『首里そば』の味が、沖縄屈指の観光地『首里城』近くでいただけるなんて嬉しいですよね。
今後、行列店になっていくのかなと感じます。
開店は、11時30分から(売り切れ次第終了)。
定休日は、木曜日、日曜日。