さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

首里うかじ

ども、さんぺいです。

新型コロナによる規制が落ち着いてきたこともあり、沖縄では、沖縄そば屋の新規開店が続いています。
食べ歩き好きとしては、嬉しい悲鳴ですよね。

私も大好きな沖縄の芸人、首里のすけさんがツイートしていて。
場所は、首里城の近く、しかもあの『うかじそば』が復活と聞いて、さっそく行ってきました。



首里うかじ』、那覇市首里当蔵町に、2022年4月29日オープンの新店です。

場所は、首里城に近い、龍潭池の通り。
鳥堀交差点から、首里高校向けに走っていくと左手にあります。
目立つ店構えなので、すぐ見つけられるはず。

近くには県立芸術大学があり、すぐ隣にはローソンがありますよ。

店舗前には数台分の駐車場があり、沖縄県有数の観光地である首里城近辺で、専用の駐車場があるのはありがたい。




『うかじそば』と聞いてピンときた方は、沖縄そばじょーぐー(沖縄そば好き)のはず。

『うかじそば』は、2006年創業で、宜野湾市那覇市にお店を構え人気を博した沖縄そば屋です。
2016年に惜しまれながら店を閉じたそうですが、私も当時の様子を覚えています。
メニューにも新しい試みがあって、洗練された雰囲気のお店でした。

以前の『うかじそば』の様子は、前身のブログで  ↓

nagominiikou.ti-da.net


そんな『うかじそば』を息子さんたちが受け継いで、装いも新たに首里の地で『首里うかじ』として再出発するんだそう。
詳細は、以下のサイトで読むことができます。

camp-fire.jp

 


赤瓦の屋根が印象的な外観。
開発が進む首里城近辺でも、こんな古民家が残っていたんですね。


外観は、昔ながらの沖縄の家屋ですが、店内は一転してモダンなつくり。

シンプルで清潔感のある店内。
朱色と白を基調としていて、シックな雰囲気です。

カウンターに4席と、テーブル席が多数あります。



首里うかじ』のメニューです。

ごくごくシンプルな構成。
沖縄そばは、三枚肉そばと、軟骨ソーキそばの2種類のみ。

サイドメニューは、じゅーしーのみ。

この簡潔な構成に、お店側の本気度を感じます。



初訪問の今回は、軟骨ソーキそば(大)900円をいただきました。

写真からも分かると思うのですが、すごく澄んだスープ。
ひと口目も、見た目通りの澄んだ味わいがすごく印象的でした。

豚骨、鶏ガラ、鰹節などで出汁を取っているとのことですが、あくまで控えめにそれぞれが主張しすぎず、上品にまとまっています。
後味が本当にスッキリしていて、雑味がないのが凄い。

味つけも、最低限に塩で行っていて、出汁そのものの旨みが感じられる。
飲む毎に、美味しさが増していくようなスープでした。




麺は、店オリジナルという細めの平打ち麺。
繊細なスープによく合っていました。




軟骨ソーキも、味つけは塩で、控えめ。
箸でほぐれるほど柔らかなソーキで、トロトロ感がたまらなく美味しかった。
お肉もすごく上品な味付けですね。

刻み生姜も、口直しにちょうど良くて、良いアクセントになっていました。



首里うかじ』。新店ですが、もう完成されていると思うような沖縄そば
出汁の美味しさ、麺の美味しさで勝負するような、本気な沖縄そばです。

変化球は投げず、ストレートに沖縄そばを追求しているのが、個人的には響きました。

場所も首里城近くという好立地ですし、今後、人気店になっていきそうですね。



じゅーしーも、まーさん。




首里うかじ』の開店を祝ってだと思うのですが、地元当蔵町の「旗頭(はたがしら)」が訪れていました。
ちょうど食事を終えた時間帯だったのですが、見る事ができて本当にラッキー。

「旗頭」は、エイサーと並んで沖縄を代表する伝統文化なんです。
ふだんは、「那覇大綱引き」や「琉球王朝祭り首里」などでしか見る事ができない貴重なもの。



特にここ2年間は、コロナ禍で祭りが開催されなかったこともあり、私自身、久しぶりに生で「旗頭」を見る事ができました。

思わず込み上げてくるものがあって、胸が熱くなりました。
コロナ禍で止まっていた時間が、ゆっくり動き出しているんですね。

首里うかじ』開店、おめでとうございます。




那覇市沖縄そば一覧】

okinawasoba.hatenablog.com