さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

沖縄そば すぅ~ぎぃ~じぃ

 

ども、さんぺいです。

皆さん、テレビやYouTubeって、どんな番組が好きですか?

私は、食いしん坊ということもあって、グルメ関連の番組が大好き。
麺類を問わず、どんなジャンルも好きですが、寿司などの高級料理ではなく、あくまで庶民的な料理が良いですね。
孤独のグルメ」は、食べ歩き好きにとってはもうバイブルのような存在です。



そんな様々な形式のグルメ番組がある中で、沖縄県民に絶大な人気を誇っているのが『アゲアゲめし』
沖縄のローカルテレビ局「沖縄テレビ」で、毎週金曜日、夜7時から放送されている番組です。

毎回一つのテーマを決め、県内の人気店舗を巡る企画。

当然その中でも「沖縄そば」は人気なわけで・・・。



www.otv.co.jp
今回は、「アゲアゲめし」5月13日(金)放送 「沖縄そば第6弾」で取り上げられた、『沖縄そば  すぅ~ぎぃ~じぃ』を訪問してきました。



www.sugizi.jp
『すぅ~ぎぃ~じぃ』とは、店の隣にある国指定の重要文化財「崇元寺(そうげんじ)」の沖縄方言読みなんだそう。
私も知りませんでした。

場所は、那覇市泊にあり、国際通りからも近く、那覇市中心市街地になります。

店は、住宅街の中にありますが、駐車場も確保されているのはありがたい。

 




「崇元寺」の横の道をいくと、お店が。

近くには大通りがありますが、都市部の喧騒から少し離れ落ち着いた雰囲気で、沖縄そばをいただくことができます。



店は、住宅を改装されたようなつくりで、沖縄の典型的なお家のような内装。
畳間になっています。

コロナ対策もきちんと気を使われている様子。



面白いのが注文方法。

「机の脇におかれた三線を鳴らしてお呼びください」とのこと。

観光でいらっしゃった方の中には、はじめて三線に触れる人もいるはず。
とても良い機会ですよね。
遊び心があって、素敵だと思います。




沖縄そば すぅ~ぎぃ~じぃ』のメニューです。

シンプルな「素そば」もありますが、基本は炙り肉が付く「すぅ~ぎぃ~じぃそば」でしょうか。ほか「てびちそば」があります。

サイドメニューには、珍しい「麩」を使った「麩じゅーしー」が。
ねこまんま」も気になりますね。




今回は、この日お薦めという、てびちそばと麩じゅーしーのセット1100円をいただきました。




まず、何と言ってもルックスの美しさに目を奪われます。

通常、沖縄そばと言うとネギのみが多いですが、『すぅ~ぎぃ~じぃ』では、さらに白髪ネギ、針生姜、かつお節がかかっています。

盛り付けも丁寧で、とても綺麗ですね。




変わっているのが薬味。

てびち用に「塩」が付いていて、「もし味が薄ければどうぞ」とのこと。

また、「わさび」は後半沖縄そばのスープに投入すると、味の変化が楽しめるそう。

沖縄そばに「わさび」を入れるのは私も初めての経験です。




セットに、豆腐の白和えが付いてきます。



ひと口スープを飲んで、その上品な味わいに驚きました。

お祝いの「中味汁」を飲んだような印象。
沖縄では、祝いの席で豚の「中味汁」をいただくことがありますが、贅沢な、ちょっと特別なスープなんです。

『すぅ~ぎぃ~じぃ』では、豚の三枚肉とロース、鰹節と昆布から出汁を取っているとのことですが、一般的な沖縄そばよりも、上品で繊細なスープに仕上がっています。

ひと口ずつ、慈しむように飲みました。



麺の方も特徴的で、自家製麺だそう。

平打麺でエッヂが立った平たい形状。
生麺で、かなり硬めの歯応えのある麺です。

3種類の小麦粉から作り、熟成してから提供しているそうで、風味がしっかり感じられる美味しい麺。

この歯応えのある麺、個人的に大好きです。



繊細で上品なスープ、個性的な自家製麺、わさびの使い方など、こだわりが詰まったお店でした。

オリジナリティが高く、他で食べられないような沖縄そば

奇をてらった感じはなく、あくまで美味しさを追求したらこうなったという感じ。
特に、沖縄そばで麺好きという方には是非一度食べてほしい、風味、食感とも絶品な麺です。





「麩」を用いた、じゅーしーも店のオリジナル。まーさん。



那覇市沖縄そば一覧】

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