さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

パパイヤとスブイ 那覇市で移転オープン

ども、さんぺいです。

以前、うるま市石川にあった『パパイヤとスブイ』が、那覇市に移転し、8月7日から再オープンしたとの情報があったので、勇んで行ってきました。

okinawasoba.hatenablog.com『パパイヤとスブイ』と言えば店名のとおり、沖縄そばの具材にパパイヤとスブイ(冬瓜)を乗せたり、個性的な唯一無二の沖縄そばづくりで話題の沖縄そば専門店。

うるま市は遠方でなかなか訪問する機会がなかったので、個人的には那覇市への移転が嬉しいニュースです。

あの沖縄そばが、那覇でも食べられる。



場所は、沖縄県庁のすぐ側。
住所は松尾ですが、久茂地の近辺です。

近くには、モノレールの「県庁前駅」、「パレット久茂地」などがあり、国際通りの始点でもある、那覇市中心市街地です。

交通の要所でもあるので、アクセスの利便性はバッチリ。



「パレット久茂地」前から、「沖縄県警」に向けて歩いて行くと、すぐに『パパイヤとスブイ』のお店が見えます。

大きな「沖縄そば」の文字が目印。



バス停に見立てた、「めんそーれ」の案内も素敵です。



以前のお店同様に、緑を基調としたカラーリング。



うるま市のお店のように、特徴ある内装も健在でした。



細かいインテリアもお店のカラーが出ていて、一つ一つが素敵です。



再オープン直後ということもあり、店内にはお祝いの花がたくさん飾られていました。



注文は食券制です。

『パパイヤとスブイ』のメニューは、看板メニューの「パパスブそば」に、「ゆし豆腐と椎茸そば」、「シークヮーサー山葵そば」、「イカスミそば」の4種類がありました。
具無しの「素そば」もあります。

サイドメニューも変わっていて、「イカスミジューシー」や、沖縄そば屋では珍しい「シューマイ」も。

デザートの「ジーマミぜんざい」も気になります。


 

今回は、気になるメニューの一つ「シークヮーサーと山葵(わさび)そば」930円をいただきました。

沖縄そばシークヮーサーという組み合わせだけでも刺激的なのに、山葵を加えるという発想どうですか。

もう名前だけでも味の想像がつかないですよね。

この既存の枠に収まらないところが、個人的に『パパイヤとスブイ』最大の魅力だと思っています。



スープは既に酸味がありますが、追加でフレッシュなシークヮーサーをかけることができます。
香りが凄く良いですね。



途中で使ってくださいと言われた「山葵」。
味変用のアイテムです。



ワクワクが止まらない沖縄そば

スープをひと口啜ってみると、心地よい酸っぱさが。

沖縄そばというと、これまで酸味のあるスープがありませんでしたが、これは珍しく酸味を上手く効かせた味。
食欲の落ちる、こんな暑い日にはピッタリで、どんどん食欲が湧いてきます。

もちろん酸っぱいだけでなく、重厚な旨みがギュッと詰まっていて。
後味はスッキリしていますが、後を引くような美味しさがあります。

 

自家製の生麺は、中細で、細かい縮れが入っています。

手もみで縮れを入れているとのこと。
生麺特有のプリッとした食感があり、縮れのためスープにもよく絡みます。

麺もすごく個性的ですね。

スープも具材も強烈な印象なのですが、麺の方もしっかり存在感があるのが凄いなと思います。
このプリプリ麺味わってほしい。




具材の方もそれぞインパクトがあって、特にお気に入りはこの豚のラフテー

厚みのある角煮がゴロンと入っていて、もう「ザ・お肉」といった感じ。

大き目の豚肉にかぶりつく快感がたまりません。

味が染みていて、トロトロの食感も楽しめます。



具材の細かく削られた鰹節は、時間とともにスープに溶け込んでいくような感じに。
鰹節の風味を増したスープがまた違った味わいになって美味しいです。

昆布と、奥の方にしっかりパパイヤも入っていて、コリコリとした食感が、良いアクセントになっています。



店名にもある「スブイ」。

「スブイ」=「しぶい」は、冬瓜のことで、沖縄では一般的に食べられている野菜。

汁を吸った熱々の「スブイ」が美味しいんだこれが。

スープ自体の味がしっかりしているので、「スブイ」を加えても、全然違和感ない美味しさでした。



途中から、シークヮーサーを追加して風味を増して、さらに「山葵」で味変。

すごく清涼感のあるスープに変化していきます。
辛みというよりは、山葵の良い香りが鼻に抜けて行くような感じ。

これは、ほんとに夏場にぴったりの一杯。

旨みと、酸味とが上手く合わさった、未体験の美味しさでした。



最近、新しいタイプの沖縄そばが沢山出てきていますが、『パパイヤとスブイ』はなかでも、とびきりオリジナルな新解釈の沖縄そばだと思います。

麺料理としてまず美味しいし面白いので、是非、沖縄そばの枠に囚われず、食べに行ってみてください。

絶対に他で食べることができない一杯です。




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