さんぺいの沖縄そば食べ歩き

沖縄生まれ、沖縄育ち。沖縄そばの食べ歩き日記です。

【第14回スタンプラリー】三色屋(さんしょくや) 2 三枚肉そば(豚出汁)

ども、さんぺいです。

沖縄そば屋の魅力とひと口に言っても、様々なものがあります。

沖縄そばの味はもちろん、ロケーションや、お店の雰囲気など、料理だけでない要素もたくさんあるはず。
店主さんの人柄もそうじゃないでしょうか。

『三色屋(さんしょくや)』はまさに店主さんの飛びぬけた個性と明るさに惹かれてしまう、そんなお店です。



宜野湾市にある『三色屋』。

店主の石川さんは、元演芸集団FECに所属していたりとユニークな経歴の持ち主です。

沖縄そばの日」には24時間営業を決行したりと、その発想と行動力にいつも驚かされっぱなし。
10月17日は午前11時にスタートし、夜はお酒も提供。
お客さんが帰ったのは朝5時だったとか。

話題に欠かない『三色屋』ですが、実は誰もが知る有名店出身で、沖縄そばは超本格派。
丁寧なつくりの上品な沖縄そばなんです。



場所は、宜野湾市愛知。

幹線道路の国道330号線を北向けに走ると、右手に沖縄そばののぼりが出ているので、こちらを右折。
右折してすぐ左手に店舗があります。


店舗の向かい側が駐車場になっていて、「三色屋」の表示が出ているのですぐ分かると思います。



ちょっと面白いのが、お店が「宜野湾で1番の沖縄そば屋になる」を掲げているところ。
日本1や、沖縄1でないところに、店主さんの本気を感じました。



レトロな喫茶店のような店内。

店主石川さんの個性も感じてほしいので、カウンター席がお薦めです。

気さくな方なので、混み合っていなければ話しかけても大丈夫。



カウンターのほか、テーブル席が複数あり、ゆっくり食事を楽しむことができます。

ソファで、会食するのにも良さそう。



『三色屋』のメニューです。

沖縄そばは、三枚肉そばと炙りソーキそば、塩炙りソーキそばがあり、同じソーキでも2種類用意されています。



ほかに、野菜そばや肉そばがあり、シンプルに食べたい方には素そばもあります。



サイドメニューには、定番のじゅーしーがありますが、元が「三色丼」のお店なので、「元祖三色丼」も人気メニュー。


ほかにもインパクト抜群な特大の炙りソーキそばや、全部載せの「宜野湾で1番になる沖縄そば」などがあります。



『三色屋』の特徴が、スープが豚/鶏から選べること。

あっさり/こってりのスープを提供しているお店は多いですが、動物系2種は珍しいですね。

okinawasoba.hatenablog.com

前回は「鶏出汁」を食べたので、今回は「豚出汁」をチョイスしました。



三枚肉そば850円を注文。

盛り付けも美しい沖縄そば
三枚肉、かまぼこ、ネギ、刻み生姜が載ったオーソドックスな沖縄そばです。



真っ白な見た目が美しい、豚のパイタンスープ。

パンチ系かなと思いきや、その滑らかで穏やかな味に驚きました。

豚のコクが十二分にありながら、塩味は控えめで、油感のないサラッとしたスープになっています。



野菜と一緒に丁寧に作っているとのことで、特有のくどさは全くなく上品な仕上がりになっています。

厚みはしっかりありますが、もうどこまでも飲んでいられるスープ。

最後の一滴まで美味しくいただきました。



麺は特注の生麺を使用。

中細の少しウェーブした麺は、ツルっとしていてプリ感も最高。

弾力がとにかく凄くて、歯応えを楽しめるコシの強い麺でした。

ツルっとしているので啜り心地も良く、豚出汁と合わせても全然負けない、存在感ありまくりの麺。



三枚肉は大ぶりで、ゴージャス。

甘辛の濃く味付けされていて、動物系の濃厚なスープにも良く合います。

味が良く染みていて、上品な味付け。



面白かったのが、味変用の「鰹出汁」のエキス。

少量ですが、入れるとブワッと鰹の風味が広がります。

豚オンリーの出汁と、鰹をプラスするのではまた全然印象が変わりますね。

いわゆる、鰹節を追加で載せる味変とも違っていて、より強い変化を感じられます。
旨みをプラスされたスープはよりパワーを増した美味しさに。

1杯で、2度違った美味しさが楽しめ、とてもお得感がありました。



もともとそぼろなど、丼もののお店だった『三色屋』。
当然、三色丼は絶対に旨いわけで。

パターンが選べますが、自分はやっぱり王道のそぼろ、ほうれん草、玉子の組み合わせ。

食べる前から旨いのが分かってるルックス。

上品に味付けされたそぼろに、ふわっとした玉子、ほうれん草。
ちょっと残した沖縄そばのスープを合わせてみれば、もう至福です。

丼ものは、油断すると過激に走りがちですが、ジャンクにならないのが『三色屋』の良い所。



店主のキャラクターも沖縄そばも一度行ったら忘れられないお店。

是非、カウンターで味わってほしいです。



宜野湾市沖縄そば一覧】

okinawasoba.hatenablog.com



【おすすめ記事】

okinawasoba.hatenablog.com